英語が出来ると年収が上がる? 年収を上げるコツや具体的な職種を紹介

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「英語ができると年収が上がるって本当?」

「英語力は年収にどんな影響を与えるの?」

「仕事での英語の必要性がいまいちわからない…」

と思う方は意外と多いのではないでしょうか。

グローバルに活用できる人材が欲しい、と企業は言いますが、少し抽象的にも感じますよね。

英語ができたら、どの程度年収に関係するのか、つい気になってしまうと思います。

結論から言うと、英語ができればその分だけ年収は上がります。

しかし無条件に年収が上がるというわけではありません。

この記事ではそんな人のために

  • 英語力と年収の関係
  • 年収のために英語を学ぶメリットと注意点
  • 英語力に応じて年収が上がる職種

の3点について徹底的に解説していきます・

年収のため、仕事のために英語を学ぼうと考えている人は必見です!

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<目次>

英語力と年収は比例する

英語力と年収は比例します。

これは数多くの調査によって裏付けられています。

例えば、英語の資格試験の筆頭であるTOEICは、「上場企業における英語活用実態調査」という調査を行っています。

この調査は上場企業3254社の人事部門を対象にして行われたものであり、企業でどのように英語やTOEICの点数を扱っているかを表しています。

上場企業や大企業で、いかに英語が必要かということがわかる調査結果なのですが特筆すべきは以下の部分。

  • 69.3%の企業が採用時にTOEICスコアを参考にしている。
  • 15.3%の企業がTOEICスコアを移動・昇進・昇格の条件にしている。

参考サイト:2013年「上場企業における英語活用実態調査」報告書

要は、良い企業、良い役職に就くためにはTOEICの点数が必要になる可能性があるということを示しています。

さらに、転職エージェントとして有名なen worldが「英語レベルと年収」に関する調査を行っています。

この調査では以下の結果が出ています。

;1.英語レベル「上級」では、年収1,000万円以上が約60%。「初級」では約10% (図1)

現在の年収を伺うと、英語レベル「上級」(流暢)では約60%が1,000万円以上と回答しました。一方、英語レベル「初級」(挨拶レベル)では約10%に留まり、約50ポイントの差となりました。英語レベルが上がるほど、年収の高い割合が大きくなる相関関係がみられました。

【図1】現在の年収を教えてください。

引用:英語レベルと年収実態調査;

上の図より、英語レベル上級の人は58%が年収1,000万円以上ということがわかります。

一方で、国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、年収が1,000万円以上の人は全体の約5%です。

参考サイト:平成30年分民間給与実態統計調査

つまり、年収1,000万円以上の人の割合は、英語上級である場合とそうでない場合では約12倍も差があることがわかります。言い換えると、英語を学ぶだけで、年収1,000万円以上になる確率が12倍もあがるということです。

英語力ごとの年収分布

転職サイトを運営するビズリーチは、年齢、英語レベル、年収にどのような関係があるか調べた調査結果を発表しました。結果が以下の表です。

参考サイト:やっぱり英語ができる人は、年収が高い?

英語レベルが「ネイティブ」または「ビジネス会話レベル」の場合は、他の英語レベルと比べてどの年代においても年収が高いという結果が出ました。

さらに、情報サイトを運営するキャリアインデックスの調査では、

; キャリアインデックスでは全国の1000人に語学力と本人の年収を調査したところ、年収700万円以上の人は約半数(48.7%)が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答しました。年収500万円から700万円未満の人では34.0%、年収500万円未満では22.4%となり、英語力と年収の明らかな相関が見られる結果となっています。

引用:「英語力と年収は密接な関係あり。年収700万円以上の人は約半数が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答」;

という報告も上がっています。

この2つの調査より、英語が出来る人はそうでない人と比べて年収が高いことが多いということがわかります。

TOEICは700点を超えると年収があがる

転職サイトを運営するdodaは、2013年にTOEICのスコア別の平均年収を発表しました。

参考サイト:TOEICテストスコア別平均年収

上の表より、400〜600点台ではあまり年収に違いはありませんが、700点を超えるとスコアに応じて年収が上がっていることがわかります。さらに、スコア無しの場合とスコアありの場合では年収に大きく開きがあります。

英語がビジネスレベルなら年収はあがる

性別と年代、英語力に応じて年収を比較した調査もあります。

参考サイト:語学力と年収に関する調査(2014年度版)

この調査から、男女ともに40代以降ではビジネスレベル以上の英語力を持つ者と持たないもので年収に大きな差が出ていることがわかります。

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年収のために英語を学ぶメリット

ここまで述べたように、英語力が上がればそれに比例して収入も伸びていきます。

では、年収や仕事において英語はどこまで役立つのでしょうか?

ここからは英語を学ぶメリットについて詳しく説明していきます。

年収が高い仕事ほど英語力を求められる

一般的に、同じ会社でも役職が上がればその分給与も上がります。昇進に関してはTOEICでは以下のような調査結果が出ています。

参考サイト:英語活用実態調査 企業・団体・ビジネスパーソン(2019)

この調査より、3割程度の企業が昇進時にTOEICのスコアを参考にしていることがわかります。決して大きな割合ではありませんが、TOEICスコアを持っているだけで昇進に有利なこともある、と考えることができます。

また、有名な上場企業や規模の大きなグローバル企業など、大企業と呼ばれる会社ではTOEICのスコアを採用基準に設定していることも多いです。要はTOEICのスコアを足切りとして、英語ができる人のみを採用し、その後管理職や役職へと昇進させていくのです。

英語学習をしているだけで評価される

英語力があると英語が必要な仕事ではもちろん評価されますし、それ以外の仕事でもある程度の評価を得られます。

また、実際に使える英語力がまだ身に付いていなくても、英語学習をしているだけでも効果的です。直向きに勉強する姿を見て、「この人はできる人間だ」「目標達成のために努力ができる人間だ」とプラスのイメージを抱いてもらえる可能性があります。

上司や人事の人からしても、何も勉強していない人よりも英語学習をしている人の方が高評価になるのは当たり前のことです。自分のスキルアップのためにも、周りの良いイメージを与えるためにも、英語学習は良い方法だと言えるでしょう。

仕事に取り入れるとキャリアアップに繋がる

英語ができると、仕事でとても役立ちます。具体的には以下のような調査結果が出ています。

;仕事で英語力が優位に働いたことはありますか。

参考サイト:英語力の仕事・転職への影響実態調査;

この調査では、英語力が高ければ高いほど、仕事で優位に働いたと答えた人が増えているのがわかります。

英語力が高ければ、海外の企業や人を相手にした業務をスムーズにこなすことができますし、業務の幅も広がっていきます。仕事の成果が増えれば収入が増えるだけでなく、周りからの評価やキャリアアップにもつながるというわけです。

転職の幅が広がる

グローバル化が進む日本では、企業もどんどん海外に進出しています。なので、英語が話せる人材というのはどの企業でも求められます。

転職サイトで求人情報を見てみると、様々な求人で英語能力に比例して収入が高くなることがわかります。同じ職種なのに英語力で収入が変わることもあり、英語がいかに重要かということを思い知るでしょう。

また、自分にスキルや能力がない状態で、全く違う業界へ転職するというのはとてもハードルが高い行為です。しかし英語力があればどうでしょうか?

実は、業界未経験者でも英語力が高ければ即採用という企業が増えてきています。なので、英語力があるといいうだけで転職の選択肢が何倍にも膨れ上がるのです。

以下の表をご覧ください。

;転職で英語力が優位に働いたことはありますか。

参考サイト:英語力の仕事・転職への影響実態調査;

英語力が上級やビジネスレベルなど高いレベルにある人の8割が、転職の際有利に働いたと回答しています。さらに中級レベルであっても、半数以上が有利であったと答えています。

これにより、転職の場でいかに英語が重要かということがわかります。

海外の給料の良い会社で働くこともできる

英語ができれば、日本だけでなく海外で働くことも可能になります。一口に海外で働くと言っても選択肢は色々あります、

例えば、日本企業の海外支部で働く場合。日本語で仕事をしつつ、英語で現地の社員や取引先相手とやりとりをします。役職などに就くことができれば、海外で働いているという価値も相まって日本で働くよりも高収入が期待できます。

また、海外の企業で働く場合。海外企業での就職は、英語ができるだけでなくプラスアルファの能力が求められます。特殊なスキルを持つ人、他の人よりも秀でた能力を持つ人、でないと海外企業への就職は難しいでしょう。

しかし一度就職してしまえば、日本と比べてはるかに高い報酬がもらえます。自分のスキルに自信があり、海外でバリバリ稼ぎたい人はぜひ挑戦してみてください。

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年収のために英語を学ぶときの注意点

英語力に比例して年収が上がり、さらには昇進や転職にも良い影響を与えるということがわかりましたでしょうか?

「年収を上げるために英語を勉強しよう!」と思った方もいるでしょう。

しかし、その際には注意すべきポイントがいくつかあります。

ここからは、年収のために英語を学ぶ時の注意点しついて説明していきます。

必ずしも年収が上がるわけではない

当たり前の話ですが、英語を勉強して英語力が上がっても仕事ができるようにはなりません。できるようになるのは、仕事ではなく英語だけだからです。

なので英語を勉強すれば無条件に年収が上がるというわけではありません。年収を上げるためには以下の2点を確認する必要があります。

☆今の会社や転職先で英語の需要があるかを確認

英語を勉強する前に、今の会社や転職先で英語が必要かどうかを確認します。

あなたの業務が英語に全く関係ない場合、またはこれから勤める会社が英語を重要視していない場合、英語ができるようになったからといって給与が上がることはないでしょう。

なので、今の仕事・これからの仕事に英語が求められていなければ、英語力を活かした転職をした方が良いです。

☆英語キャリアに強い転職サービスを使って転職

転職する際には、英語のキャリアに強い転職サービスかどうかを確認しましょう。

外資系やグローバル企業など英語に関わる企業は、求人を転職サービスに委託していることが多いです。転職サービスは、採用の際の書類選考や面接においてサポートをしてくれるので使わない手はありません。

おすすめの転職サービスは、ビズリーチ、エンワールド・ジャパン、JAC Recruitmentなどです。いずれも英語キャリアを持つ人材と企業のマッチングに定評があるので、興味がある方は求人を調べてみても良いでしょう。

留学経験自体は年収にそこまで関与しない

「留学すると年収が高くなる」という意見を聞いたことはありますか?

実際に研究も行われており、留学経験者と年収には大きな関係があるとされています。

参考サイト:大学・大学院留学経験がもたらす金銭的・ 非金銭的便益: 留学未経験者との比較分析に基づく一考察

この図を見ると、年収800万円以上の場合は、留学経験者の方がそうでない者よりも多い割合を閉めていることがわかります。特に年収が1,000〜2,000万円の範囲では差が顕著に表れています。

しかし、留学経験が必ずしも年収に関与するとは言い切れません。大切なのは、留学の有無ではなく学びの有無です。留学をしても、何も学びを得ずに日本に帰ってきた話は五万とあります。

留学経験があるから大丈夫、とたかを括らずにいた方が良いと言えるでしょう。

TOEICの点数が良くても話せないと意味がない

ここまで英語力の例としてしばしばTOEICのスコアをあげてきました。しかし、TOEICのスコアが良ければ年収が上がるとは言えません。

理由は「スピーキング力」。一般的なTOEICはリスニングとライティングに重きを置いているので、TOEICの勉強だけをしていても話せるようにはならないのです。

仕事で実際に使えるような、ビジネスレベルの英会話を身につけるにはTOEICとは別の勉強が必要になります。独学でも,英会話教室でもなんでも良いのでスピーキングの練習を行いましょう。英語を使う仕事においては話せることが必須条件になります。

ただ、TOEICが全く役に立たないかというとそうではありません。就職や転職時にはTOEICのスコアが条件になっている企業も多いですし、面接や自己アピールでは武器になります。

なので、TOEIC対策をしつつスピーキングも鍛えていく、というのが英語学習の理想的な形と言えます。バランスよく勉強するようにしてください。

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英語力に比例して年収が上がる職種一覧

ここでは。英語力が高ければ年収も上がる職種を紹介します。

英語を勉強して転職を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

職種 平均年収 必要な英語力
システムエンジニア 550.8万円 TOEIC500点程度
通関士 540万円 TOEIC500点前後
航空管制官 586万円 TOEIC600点以上
米国公認会計士 500〜1,000万円 TOEIC800点程度、英語での受験
外交官 800〜1,600万円

(階級により異なる)

TOEIC880点以上
国連職員 431〜1,974万円

(派遣地域により異なる)

TOEIC900点前後
金融外資系企業 1,000〜2,000万円 平均してTOEIC700点以上
パイロット 2,047万円 TOEIC500〜700点程度、ビジネスレベルの英会話
コンサルタントマネジャー 500〜2,500万円 ビジネスレベルの英会話

参考サイト:国家公務員の給与UNITEDNATIONS平成30年賃金構造基本統計調査

まとめ

この記事では、英語力と年収の関係について解説してきました。

英語は年収を上げるだけでなく、個人のスキルアップや将来の選択肢の幅を広げるのに大いに役立ちます。

ただし英語はあくまでも手段の一つです。英語をただ学ぶだけでなく、英語を使って自分が何をしたいのかということを考えるようにしましょうね。

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