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「英語を話せるようになりたいけど、英会話教室は高くて手が出ない。」
そんな風に悩んでいる人におすすめなのが、本を使って勉強すること。
市販の学習本を使えばお金もかからず、自分のペースで勉強することができます。
とはいえ、英会話本はたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわかりにくいですよね。
そこで、この記事では英会話の独学におすすめの本をレベル別に10冊紹介。
独学を成功させるためのコツも解説していきます。
本屋さんやネットショップを覗く前に、ぜひ参考にしてみてください。
EIKARAは「あなたの英語学習の手助けになりますように」という願いが込められた総合英語ポータルサイトです。重要英文法(「やり直し中学英語文法」)の解説から、TOEIC対策、留学情報まで、英語に関する幅広い情報を日々発信しています。編集長を務めるのは自身も留学経験のある松原哲平。読者の皆さんの役に立つ情報を発信できるよう監修を務めています。詳しくはEIKARA会社概要/監修者情報をご覧ください。
<目次>
本で英会話を勉強するメリット・デメリットを知っておこう
学習本を使って独学するメリットは主に2つ。
コストが安いこと、自分のペースで勉強できることです。
仮に英会話スクールに通う場合、レッスン料金のほか入会金・設備費などの初期費用も必要になってきます。
独学なら本の購入費用だけで始められるから、手頃に勉強を始めることができますね。
また、独学なら勉強する場所や時間を選びません。
寝る前や食後のちょっとした時間を有効活用することができます。
スケジュールが不規則な人・なかなか机の前に座れる時間が取れない人にもおすすめです。
本で独学するデメリットは、何をするにも自己管理を求められること。
英語学習が三日坊主になってしまいそうなときも、誰も声をかけてくれません。
モチベーションの保ち方や勉強方法なども、自分で探さなければならないのです。
独学で英会話を勉強したくても、自分ひとりで挑戦するのが不安な人も多いでしょう。
そんなときは、SNSで学習状況を発信するのがおすすめ。
人に見られている緊張感で勉強が続けやすくなります。
1日の勉強時間やノルマなど、目標を宣言するのも良いでしょう。
また、SNSを通じて別の英語学習者とつながることができれば、お互いに情報交換もできます。
英会話を本で学習するときに重要な5つの心得
できるだけ効率よく、長く継続するためにはどうすれば良いのでしょうか?
ここからは、英語学習をする前に知っておきたい勉強のコツ、メンタル面で心がけておきたいことについて紹介します。
英語を身につけるには、正しい方法でコツコツ継続することが不可欠です。
だからといって、大量に本を読むだけでは英語を身に付けることはできません。
独学を成功させるには、事前の準備や計画も大切です。
ここで紹介した方法を使って、英語学習を始めるためのベースを整えていきましょう。
具体的な目標を決める
英会話の本を買いに行く前に、まずは勉強する目標を決めましょう。
ただ何となく勉強するよりも、目標を意識した方がモチベーションアップに効果的です。
また、目標がはっきりすることで、自分の目的にあった教材も探しやすくなります。
目標を決めるのが難しいときは、英語を話したい具体的なシチュエーションを思い浮かべてみましょう。
例えば仕事で英語が必要なら、相手に失礼がない丁寧な言い方をする必要があります。
相手を説得する場面や、ときには言いにくい頼み事をしなければならない場面もあるでしょう。
このように英語を使いたい状況を詳しく思い浮かべると、やるべきことが明確になります。
勉強に使える時間を作る
目標を決めたら、次は学習計画を立てていきます。
英語の勉強に使えそうな時間はないか、日々のスケジュールを確認していきましょう。
時間を確保するコツは、スキマ時間を活用すること。
通勤や家事の時間も、イヤホンで音声が聞ける状況ならリスニングができます。
また、いきなり何時間もの勉強を計画すると挫折する原因になってしまいます。
まずは何気なくボーッと過ごしている時間を英会話の勉強にあてるところから始めてください。
スキマ時間だけでも足りないと感じたら、そのときは生活スケジュールを見直してみましょう。
完璧主義を捨てる
英語学習を始めたけど、三日坊主で終わってしまった…という人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、「どうせ最初から無理だった」と諦めていませんか?
初めから英語力がどんどん伸びる人なんてほとんどいません。
英語学習をしていれば、忙しくて勉強できない日があるのは当然のこと。
むしろ、空白期間を気にしてモチベーションを下げてしまう損失の方が大きいのです。
少しくらいブランクが空いてしまっても「ここからもう一度スタートだ!」とポジティブにとらえる心で勉強しましょう。
音読を取り入れる
英語を勉強するときは、必ず自分の口を使って発音することをおすすめします。
英語力を伸ばすには、読むだけでなく、話す・聞くなどの複数の方法を組み合わせることが効果的です。
音読やシャドーイング・瞬間英作文など、自分で英語を口に出すトレーニングを実践しましょう。
声を出すことに抵抗がある人は、口だけでも動かしてみてください。
マスクをつければ、人前で練習するのも恥ずかしくありませんよ。
疑問点は後回しにせず調べる
本を使って勉強していると、どこかのタイミングで必ず疑問が出てきます。
英会話スクールなどに通っていれば先生に質問できますが、独学の場合は自分で調べる必要があるのです。
わからないところを放置していては、当然英語力も伸びません。
辞書や文法書はもちろん、インターネットもフル活用しながら解決していきましょう。
SNSを使って「〇〇がわかりません!」と質問を求めてもいいですし、最近では英語学習に役立つ動画もたくさんあります。
英会話学習に使う本を選ぶポイント4つ
英会話の学習本は今や数えきれないほど出版されており、ジャンルやレベルもさまざま。
「どれを使って勉強したらわからない」と悩んでいる人も多いことでしょう。
そこで、ここからは多数の学習書の中から自分にあっている本を選ぶためのポイントを解説していきます。
自分の英語力・目的に合っている
英会話の教材を選ぶときは、自分の英語力レベルにあったものを選ぶのが大切です。
簡単すぎる本では勉強が退屈になり、成長も実感しにくいでしょう。
また、内容がほとんどわからないような難しい本もおすすめしません。
勉強が苦痛になり、挫折する原因になってしまうからです。
おすすめは、中身をざっと読んで7〜8割くらいの意味が理解できる本。
やる気をキープしながら効率的に勉強を継続できます。
また、自分の目的にあった教材を選ぶことも忘れてはいけません。
ビジネスで英語を使うならビジネス英語の本を、将来の海外旅行にそなえたいなら旅行英語の本を選びましょう。
英語音声がついている
英語の学習本を選ぶときは、必ず音声のついたものを選びましょう。
読むことはもちろん、リスニングの練習やスピーキングのお手本としても活用できます。
音源をスマートフォンに取り込めば、スキマ時間の学習にも便利ですよ。
単語よりはフレーズに注目したものを
英語学習では単語を覚えることも重要ですが、より実用的なのがフレーズ(単語をいくつか連結させたもの)です。
単語を一つずつ覚えるよりもわかりやすく、すぐに使えるというメリットがあります。
例えば、次の1・2のパターンではどちらが理解しやすいでしょうか。
- wouldという単語の意味を紹介する
- Would you~?(〜していただけませんか?)と実際に使われやすいフレーズを紹介する
2の方が圧倒的にわかりやすいですよね。
具体的な使い方もイメージしやすく、文法の知識がない人でも理解できます。
このように、とにかく喋れるようになりたいという場合には、フレーズをたくさん覚えるのが効果的。
英会話の本を選ぶときは、フレーズが多く載っているものを選びましょう。
著者がネイティブ、または海外経験が豊富
本を選ぶときは、著者の経歴・出身にも注目しましょう。
おすすめは英語のネイティブスピーカーが執筆・監修した本。
ネイティブだからこそわかる単語のニュアンスや、現地で本当によく使われている英語フレーズを知ることができます。
また、実際に海外で活躍している日本人が書いた本を選ぶのもおすすめです。
日本人の著者は、学習者の疑問点や間違えやすいポイントをよく知っています。
ときには問題解決のヒントをもらえることもあるでしょう。
また、勉強法や体験談など学習計画をブラッシュアップするのに役立つ情報が得られやすいのもメリットです。
英会話を勉強するのにおすすめの本10選
ここからは、英会話の独学におすすめの本を10冊紹介します。
初心者向けの簡単な本から上級者向けの本まで、幅広い本をピックアップしました。
自分にぴったりの学習書を選ぶ参考に、ぜひ読んでください。
初心者向けの英会話本4冊
英語初心者の人は、基本的な英文の作り方がわかる本を選ぶのがおすすめ。
中学レベルの英語でも、きちんとマスターすれば日常会話ですらすら話せるようになるでしょう。
ここでは、楽しみながら基礎的な語彙・文法が身に付く4冊を紹介します。
12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読
基礎的な単語と文法の知識を固めるための本。
音読練習に使える音声はもちろん、本の内容に対応した専用のYouTube動画も用意されています。
本だけを使った勉強に不安がある人でも安心ですね。
著者のサマー先生は言語学を研究してきた経歴を持つネイティブスピーカー。
中国語やスペイン語など、数多くの外国語を勉強してきた外国語学習の先輩でもあります。
たった30パターンで英会話! 「言いたいことが出てこない」をスッキリ解消
ネイティブがよく使う英文の形を、30パターンでわかりやすくまとめた本。
基本パターンの単語を入れ替えるだけで、驚くほどたくさんのことが言えるようになります。
日常会話でそのまま使えるフレーズもたくさん紹介されています。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
内容は中学校で勉強する文法事項に対応しており、難易度ごとに中1・中2・中3のレベルに分かれているのが特徴。
簡単な英語を何度も音読することで、英語の語順を体得するための本です。
会話の瞬発力を上げたい人におすすめ。
伝わる英語で話しなさい! シーン別英会話フレーズ800
シーンごとにいくつかの似た表現を紹介してくれるフレーズ集。
相づちを打つ、愚痴をいう、迷っていることを伝える…など、微妙な気持ちを表現する語彙も豊富です。
くだけた表現から堅い表現まで幅広く紹介しているので、お決まりのフレーズだけでは物足りなくなった人におすすめします。
中級者向けの英会話本3冊
英語力がレベルアップすると、簡単な英会話なら自分ひとりの力でこなせるようになります。
一方で、「もっと表現に幅を持たせたい」「会話のスピードをあげたい」という気持ちが生まれるのも中級者の特徴です。
知識や表現の幅を広げて、こなれた会話をしたいですよね。
ここでは、そんな英語中級者の人にぴったりの学習書を紹介しましょう。
ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100
「いってらっしゃい」「いただきます」など、日本語特有の言葉を英語で言い換える方法がたくさん紹介されています。
各表現のニュアンスが一つひとつ詳しく解説されている点も特徴です。
言葉のトーンにこだわって話したい人には、この本が合うでしょう。
絵で見てパッと言う英会話トレーニング 海外旅行編
旅行でよく使う表現をたくさん学べる学習本。
空港やホテルで使える表現のほか、現地で出会った人との交流に役立つフレーズも紹介されています。
他の場面でも応用がきくフレーズが多く、例文もシンプルです。
改訂版 英会話ペラペラビジネス100
実際のビジネスシーンで役立つシンプルかつ丁寧な表現を学べる1冊。
知らず知らずのうちに使ってしまいがちなNG表現や、文化の違いも知ることができます。
フレーズの意味だけでなく、どんな状況でよく使うかまで学べる良書です。
上級者向けの英会話本3冊
上級者になると、複雑な内容や長文の英語でも理解できるようになってきます。
内容によっては洋書や英語のスピーチもストレスなく聞き取れるでしょう。
言い回しのバリエーションに磨きをかけつつ、さらに自分の考えをアウトプットできる本がおすすめです。
ここでは、上級者の人がさらに英語力を高める勉強ができる本を3冊紹介します。
英会話1000本ノック<ビジネス編>
相手の話にすばやく英語で返答するトレーニングができる本。
日本語から英語に直すトレーニングも含め、合計7時間超にも及ぶ音声が付属しています。
知識を得るだけでなく、実践的な会話のシミュレーションがしたい人におすすめ。
話す英語 実戦力徹底トレーニング
会話の目的や相手との関係にも配慮して話すことを目的とした本。
言いたいことをスムーズに伝えるための前置きまで丁寧に解説し、巻末には雑談で使える表現集もついています。
さまざまな状況を想定した例文が豊富に収録されているので、辞書のように使うのもおすすめです。
世界基準のビジネス英会話
英会話を学ぶ、と言うよりは、英語を使って文化の違いや交渉戦術を学ぶための本。
メインとなるのは交渉術の紹介ですが、発音やディクテーションの特訓ができるページもあります。
ビジネスの場面で使われる交渉術を、英会話を通して学べる1冊です。
本を使った学習と相性の良い勉強法3つ
本で得た知識を忘れないためには、とにかく英語に触れる機会を増やすことが重要です。
とはいえ、高額な教材や、長時間の勉強にはなかなか手が出しにくいですよね。
そこで、ここでは特に費用や時間をかけずに始められる3つの方法を紹介します。
インターネットで例文を検索する
スキマ時間で簡単にできるのが、インターネットを使った例文検索。
フレーズ集や単語帳で見た英語が、実際にどう使われているか確認するのに便利です。
調べたいフレーズを“ ”で囲むと、語順まで完全に一致した例文を調べられます。
初心者の人には、英語を使って画像検索・動画検索もおすすめです。
単語やフレーズを絵や写真のイメージでつかむことができるので、直感的に英語を理解することができます。
洋画・海外ドラマを見る
楽しみながら英語を聞く習慣をつけたいなら、洋画や海外ドラマを見るのもおすすめ。
いきなり字幕なしで理解するのは難しいので、最初は日本語字幕を見て内容を理解することに集中しましょう。
英語字幕の使える動画サービスを使えば、効果的に語彙を増やすことができます。
英語を話す外国人と交流する機会を作る
本物の会話にこだわりたい人にとってベストな学習法は、英語ネイティブの友達をつくることです。
地域によっては、英会話カフェやオンライン学習会などの交流イベントを開催しているところもあります。
外国人向けのボランティアを募集していることもあるので、一度調べてみると良いでしょう。
まとめ
この記事では、英会話の独学に役立つ本の選び方や独学のコツ、おすすめの学習本を紹介しました。
独学を成功させるためには、自分にあった本に出会うこと、本で学んだことを実際に試してみることが重要です。
この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの1冊を探してみてください。