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国際結婚をすると、言語や文化だけではなく「食文化」の違いという問題に突き当たることがあります。毎日毎食のことだからこそ、見過ごすことのできない食の好みという問題。個人の嗜好が関わる問題だからこそ、愛だけで乗り越えるにはいささか難しい場合もあるでしょう。
日本人同士であれば食の好みの違いは味付け程度の問題ですが、国際結婚となると、主食や調理法が全く異なることも珍しくなく、食の好みの差の大きさは国際結婚ならではの苦労とも言えます。
そこで今回は、国際結婚で食の好みが合わないときの対処法についてご紹介します。
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<目次>
二人で仲良く暮らすのに障害になることも?!
たかが「食の好み」、されど「食の好み」と言うべきでしょうか。恋愛真っ只中の二人には想像もできなかった食文化の違いという問題が、国際結婚に暗い影を落とすことがあります。
一緒に暮らす前には「なんとかなるでしょ。」と軽く考えていたものの、いざ結婚してみると食べ物の嗜好の違いが、思った以上にお互いのストレスになってしまうことも。
中には、自分用の食事とパートナー用の食事をそれぞれ別に作るという素晴らしい方もおられますが、食費がかさむのはもちろん、手間と時間が掛かってしまいます。
パートナーのことは好きだけど、食の好みだけは譲れないという方であれば、下記の5つの対処法にトライしてみてはいかがでしょうか?
これで解決!国際結婚で食の好みが合わないときの5つの対処法
1.新しい食の好みを築く努力をする!
結婚する前の食事デートで、「この人とは食の好みが合わないかも…。」と気づくこともあるでしょう。「これ美味しいよ!」と分けてもらった食事が口に合わず、無理やり喉の奥に押し込めて、冷や汗が背中を流れる経験をしたことがある方もおられるのではないでしょうか?
そんな二人が結婚して、結婚生活を成功させるためには、お互いの歩み寄りがなによりも重要になります。
食の好みが合わないと感じたら、無理をせずに二人が仲良く食べることができる料理を探しましょう。相手を悲しませたくないと無理をし続けていると、ストレスになってしまいます。
「和食がダメ、トルコ料理もダメ、じゃあギリシャ料理にしようか?」という風に、二人で新しい食の好みを築いていけるように冒険してみるのもとっても楽しいものですよ!
2.同じ材料で作って違う味付けにする
パートナーはこってり辛党なのに、自分は薄味の料理が好きという場合もあるでしょう。そのように好きな味付けが違う場合には、まったく同じ材料で途中まで同じように作った後に、最後の味付けだけ変えることができます。
例えば、野菜を煮込んでパートナーにはシチューを作り、自分用には味噌を入れて具沢山の味噌汁を作ることができます。また、カラリと油で揚げた魚をパートナー用には唐辛子とトマトのソースで、自分用には醤油と出汁であんかけ風にして食べることもできるでしょう。
少し手間が掛かってしまいますが、まったく違う料理を作るよりは断然楽なのでおすすめの方法ですよ。
3.家事代行サービスに食事作りをお願いする
海外では、いわゆるお手伝いさんやベビーシッターなど、家事代行サービスを気軽にお願いできる国や地域もあります。
料金さえきちんと支払うなら、掃除でも洗濯でも食事作りでも、契約前に話し合いをしておけばなんでもお願いできる場合もあり非常に便利な存在だと言えるでしょう。
子育てが一段落したようなある程度年齢を経た方であれば、ほとんどの場合、現地の家庭料理を上手に作ることができるはず。
毎日お願いするのは難しくても、ときにはパートナーの分だけでも料理を作ってもらえるようにお願いしておけば、後は自分の分をササッと作るだけで済みます。
外食費やお惣菜を買ってくることを考えれば、はるかに経済的であるため、家事代行サービスが気軽に利用できる地域に住んでいるのであれば、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
4.それぞれが食べたいものを自分で作る!
もしもパートナーが家事を積極的に手伝ってくれるタイプの人なら、お互いに食べたいものを自分で作ることを提案してみてはいかがでしょうか?
毎日は面倒でも、休日や週末にはきっと良い気分転換になるはずです。
時間があるときに一緒にキッチンに立って、それぞれ自分が食べる料理を用意するならお互いに料理を教えあうことができ、新鮮な体験ができるでしょう。
もちろん、すべてのパートナーがこの提案を快く受け入れてくれる訳ではありません。「面倒だ!」と言って外食で済まそうとする人もいるでしょうし、作ってくれないならご飯は食べなくてもいい、という不健康なタイプの人もいます。
そのため、お付き合いをしている間から、自分のパートナーが自主的にキッチンに立つことができるタイプかどうかを見極め、できれば一緒に料理することを習慣にできるよう努力することができます。
5.とにかく慣れるように頑張ってみる!
食にこだわりがある方には難しいかもしれませんが、国際結婚の食文化の違いを克服する一番の方法は、相手の食文化を受け入れて慣れることでしょう。最初のうちは美味しいと感じることができなかったとしても、努力して食べていくうちに、いつしか自分の味覚が変化していくのを感じることができるはずです。
もちろん、やせ我慢をしてまで相手の好みに合わせるのは体に毒です。特に、体調が悪いときや病気にかかっているときなどには、自分の故郷の味をいっそう恋しく感じてしまうもの。
ですから、「慣れることができるように頑張ったけど無理だった」というのであれば、ほかの方法を探したほうがよいかもしれませんね!
おわりに
今回は、国際結婚をして食の好みが合わないときにどう対処できるのかについてご紹介しました。
それぞれのカップルで解決法は異なると思いますが、ひとつ言えることは、食文化の違いや個人の食の好みの違いをどう乗り越えるかの問題を、一人で抱えることだけは避けましょう。
些細な問題に思えたとしてもお互いにオープンになって話し合うなら、自分だけが我慢しているように感じて惨めな気持ちになってしまい、相手のことも相手の国のことも嫌いになってしまうことを避けられるはずですよ!