【第4回】英語の未来形はwillとbe going toの違い・使い分けを理解する!

promotion

未来を表すwillとbe going to、この2つの違いを説明できますか?多くの中学校で「willとbe going toは同じ意味で、どちらも未来形です」と教えていると思いますが、実はニュアンスの違いがあるんです。今回は未来形について、細かくご説明したいと思います!

 

<目次>

まずはwillの意味と使い方を確認

willの意味

未来を表す助動詞willは、「~だろう」「~するつもりだ」という意味です。willの文のつくり方は主語+will+動詞の原形となります。

【例文】
It will be sunny next Monday.
「次の月曜日は晴れでしょう」

「~だろう」と「~するつもりだ」のニュアンスについて、以下の表で詳しく説明します。

willの意味 ニュアンス
~だろう(単純未来) 意志に関係なく、自然の成り行きでそうなると予測される未来。

I will be free tomorrow.
「明日私は暇だろう」←意図せずに暇になってしまった感じ

It will be cloudy next Saturday.
「次の土曜日は曇りだろう」←自然の成り行き

~するつもりだ(意志未来) 主語や話し手の意志を表す。この場合、willを強く読むことが多い。

I will do my best.
「私はベストをつくすつもりだ」

willの否定・疑問文

willを否定文にして「~しないだろう」や「~しないつもりだ」という意味にしたい場合、willのあとにnotをつけるだけでOKです!また、will notは短縮するとwon’tになることも覚えておきましょう。

【例文】
She will not come here next week.
「彼女は来週ここには来ないだろう」
=She won’t come here next week.

また、疑問文にしたい場合はwillを文頭に出しましょう

【例文】
Will you be at home tomorrow?
「あなたは明日家にいるでしょうか?」

be going toの意味と使い方を確認

be going toの意味

be going toはwillと同じく未来表現をつくることのできる語であり、「~しようとしている」「~する予定だ」と訳します。使い方は、主語+be going to+動詞の原形です。

【例文】
He is going to visit his uncle.
「彼は彼の叔父を訪れる予定です」

be going toの意味のニュアンスについてもまとめてみましょう。

be going toの意味 ニュアンス
~しようとしている(近い未来) すでに兆候があらわれていて、遠くない未来に起こる出来事。近い未来の話をする場合は、willではなくbe going toの方がよく用いられる。

It is going to rain.
「雨になりそうです」←既に暗雲が立ち込めていて、今にも雨が降りそうな感じ

~する予定だ(予定・計画) あらかじめ考えられていた予定や計画。既に決まっている未来の話。

We are going to take a trip to Kyoto.
「私たちは京都に旅行に行く予定だ」←既に計画も立てている状況

be going toの否定・疑問文

be going toはbe動詞の文なので、否定文と疑問文はbe動詞の文のつくり方と同じです。

【例文】
I’m not going to invite them.
「私は彼らを招待しない予定です」

Are you going to play soccer this weekend?
「あなたは今週末サッカーをする予定ですか?」

willとbe going toの違いまとめ

上記で見てきたように、willは成り行きで起こる未来「~だろう」と、話し手の意志を表す「~するつもりだ」という2つの意味を持っています。一方be going toは近い未来の「~しようとしている」や、予定を表す「~する予定だ」という意味で使われます。どちらも未来を表す語ではありますが、全く同じ意味ではないので、使い分けるようにしましょう!

will 兆候はない成り行きで起こることや、「自分はこうしたい」という意志を表す。
be going to 既に兆候や計画があり、近い未来や既に決まっている未来を表す。

その他の知っておきたい未来表現

未来進行形

既に前の記事でご紹介した「現在進行形」と「過去進行形」ですが、実は「未来進行形」というのも存在します。未来形との違いは、未来のある時点でその動作が進行中であるということです。

つくり方はwill+be+~ing「~しているだろう」という意味です。

【例文】
She will be having dinner at eight o’clock.
「彼女は8時には夕飯を食べているだろう」

近い未来を表す進行形

前回ご紹介した「現在進行形」のbe動詞+~ingの形で、すでに決定された計画や予定の意味を表すことが出来ます。近い未来の個人的な予定などは、この使い方で表すことも多いようです。ちょっとややこしいですが、「そういうこともあるんだ」ぐらいで覚えておいていただければと思います。

【例文】
I am getting married this spring.
「この春、結婚する予定です」

【おまけ】文法を固めるならTOEICの勉強も合わせて行うのがおすすめ!

せっかく文法を固めるなら、目標を持って取り組んだ方が効果的です。

そこでおすすめしたいのがTOEIC。

なぜなら世界的に認識されている試験でありながら、スコアを保持していると就活や昇格、昇給に有利に働くからです。

さらにTOEICでは文法問題も多く出題されるため、文法をやり直したい人には最適な目標設定となること間違いなし。

しかし闇雲に学習を進めても高得点を獲得することは難しいですし、文法も身につきません。

そこでおすすめしたい学習ツールがスタディサプリENGLISHのTOEIC対策講座(以下スタディサプリTOEIC)。

「神アプリ」と自称するほど自信たっぷりのアプリですが、コンテンツ内容も実に豊富。

特に文法からブラッシュアップしたいと考えているあなたにとっておすすめのポイントが以下の2つ。

  1. TOEICの学習ツールとして優秀
  2. 「基礎英文法」というコンテンツで文法のブラッシュアップが可能

TOEICの学習ツールとしてこれまで多くの人に利用されてきたスタディサプリTOEIC。これまでも3ヶ月で100点UPした受講者が続出するなど、かなり優秀な実績を収めています。

また基礎英文法というコンテンツがあるため、「文法からしっかり固めたい」というあなたにもおすすめ。

もしもこれから文法を本格的に復習したいというあなた、ぜひTOEICの学習もかねてやってみて下さいね!

まとめ

willとbe going toの違いがわかっている人はそれほど多くないので、ぜひ周囲の人に説明してみてください!説明することで自分の頭も整理されて、willとbe going toの使い分けもできるようになるはずです!

【おすすめ記事】

»全20回で学ぶ!大人のためのやり直し中学英語文法

関連記事

  1. やり直しの中学英語 【第16回】英語の分詞は名詞の気持ちになれば理解しやすい
  2. やり直しの中学英語 【第17回】三つの関係代名詞(主格・目的格・所有格)の使い方を丁…
  3. やり直しの中学英語 【第3回】英語の命令文を一目で理解できる一覧表と基本的な作り方!…
  4. やり直しの中学英語 【第20回】前置詞はイメージで覚える!
  5. やり直しの中学英語 【第7回】英語の助動詞を例文付きでイチから丁寧に解説!
  6. やり直しの中学英語 【第11回】動名詞ってなに?一番簡単な使い方の解説|不定詞との違…
PAGE TOP