promotion
英語の勉強、と聞くと日本人ならまず「暗記!」ですよね。でも私は暗記が大の苦手で、学生時代はとても苦労しました。大人になった今、詰め込み学習はしなくても良くなったものの、さりとて単語を覚えないわけにも行かない・・・。
今回は、試行錯誤のうえ辿り着いた、暗記が苦手な人必見!私なりの英語勉強法のご紹介です。
EIKARAは「あなたの英語学習の手助けになりますように」という願いが込められた総合英語ポータルサイトです。重要英文法(「やり直し中学英語文法」)の解説から、TOEIC対策、留学情報まで、英語に関する幅広い情報を日々発信しています。編集長を務めるのは自身も留学経験のある松原哲平。読者の皆さんの役に立つ情報を発信できるよう監修を務めています。詳しくはEIKARA会社概要/監修者情報をご覧ください。
<目次>
英単語はコンテクスト(文脈や背景)で覚える
私の場合、単語だけを取り出して端から覚える・・・というのはどうも苦手。単語を覚えるには「コンテクスト(文脈や背景)」を伴う形で、その単語が出現した会話やシチュエーションごと記憶する方が性にあっているようです。
私が単語を覚える過程を3段階で表すとこんな感じです。
- 日常生活で分からない単語やフレーズがあると、まずはその場で調べる
- しばらく使わないと忘れてしまう
- 使う場面に出くわしたらまた調べ直す
- 1)~3)を何度か繰り返す中でコンテクストと一緒に単語を覚えるようになる
我ながら、かなり時間の無駄とも思える繰り返しですね・・・。しかし、これを何回か繰り返すうちに、辞書を引いたときの感覚が徐々に変化してきます。
数度目に同じ単語で辞書を引いた時、「あ、この単語前にも調べたぞ。あの時は●●さんと××について話していたときだった」なんていうシチュエーションとともに単語の意味が蘇ってくるようになるのです。
こうなればしめたもの。単語とともにコンテクストが思い浮かぶようになれば、もうその単語は頭に定着したと見て間違いありません。
コンテクストを作りだすために
とはいえ、単語を記憶に定着させるための「コンテクスト」を作り出すのも、やさしいことではありません。それは机に向かって勉強するのではなくて、自分自身が喋ったり聞いたりする機会を作り出さなければいけないということでもあるのですから。
英語で会話できる友達を作る
コンテクストを作る上で一番有効なのは、やはり英語で会話できる友人を見つけることですよね。ちょっとハードルが高い・・・そう思われるかもしれません。
でも、この「友達」は別に英語を母国語とする人でなくても構わないと私は思います。むしろ最初から英語が流暢な人の喋るのを聞いたり、一緒に会話したりする方が難しいかもしれません。
さらに言うなら、日本人同士で英語を喋るのだっていいんじゃないの?とも思います。日本人同士なのに恥ずかしい!という向きには時間を区切って話すのもいいかもしれませんね。
ちなみに私はこの「日本人同士で英会話」を、アメリカに住んでいた時、日本人のルームメイトを相手に実践したことがあります。「家にいるときは英語、外出するときは日本語で会話する」というルールを作って、1年近くを過ごしたのです。
家でなかなか伝えきれなかったことは、一緒に買物に行ったり遊びに出たりする際に伝えられたので特に支障もなく、振り返ってみると英語の上達にもなかなか良かったなあと思います。
映画や海外ドラマは「鑑賞」するだけじゃもったいない!
色々なところで言われているので、おそらくご存知の方も多いんじゃないかと思いますが、「シャドウイング」も英語上達にとても有効だと思います。
「シャドウイング」とは、いわゆる「口まね」のこと。映画や海外ドラマを見ている際に、見るだけでなく登場人物の喋っていることをまねして繰り返す、という手法です。この方法だと、普段の会話でよく使うフレーズや文節の区切り、発音などが良く分かるようになります。
ただ、映画やドラマの登場人物は早口でついて行くのが難しい・・・ということでギブアップしちゃう方も多いかもしれません。そんな方にオススメなのは、ズバリ子供番組!Eテレの英語プログラムでもいいですし、輸入アニメーションでもいいでしょう。
子供向けの番組なら出て来る単語もやさしいですし、速度も大人向けに比べるとゆっくり。おまけに最近の番組はインタラクティブ指向なのか、登場人物が問いを発して視聴者の子供がそれに「答える」まで、間を取ってくれる番組もあります。
まとめ
今回は私なりの勉強法をご紹介しましたが、役立つ勉強法は本当に人それぞれ違うものだと思います。英語が巧みな知り合いのやり方をうまく真似たりしながら、ぜひ自分なりの「これだ!」と思える、楽しい勉強法を見つけてくださいね。