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国内でも転勤などで遠くに引っ越せば、新しい友人を作るのは苦労するものです。ましてや海外に出れば言葉も不自由な中で、心が通いあう相手を見つけるのは大変なもの。今回は海外での友達づくりのヒントを、私の経験からいくつかご紹介しようと思います。
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<目次>
1. 学校に通う、スポーツ・チームに参加する
友達を作る一番の近道は、同じ目的を持つ人が集まる団体に所属することです。こうしたグループであれば興味や趣味も近い可能性があるので、話も弾みやすいですし、語学学校の仲間なら語学力を心配する必要もありません。
また学校なら時間割、スポーツなら集合時間が決まっていますので、相手の予定も分かり、遊びにも誘いやすいですよね。声を掛けるにしても、勉強をしたり、試合を観戦したり、何を一緒にしようかというのも考えやすく分かりやすくて良いと思います。
大学に通う人で寮生活を選ぶ人なら、さらにディープな友人付き合いができそうですね。
2. 行きつけのお店を作る
お酒を飲む方なら行きつけのバーを作っておくことをオススメします。お酒が苦手、または女性で「バーはちょっと・・・」という方はカフェでもいいかもしれません。
要は一人でも気兼ねなく行かれて、目的なく長居できそうな場所ということです。お店の規模は小さくて、観光客があまり来ないようなところがさらに良いと思います。
どこの国でもおそらくそうですが、こうした「ちょっと立ち寄ってお酒やお茶が飲める」場所には、周辺住民の「常連」が必ずいるものです。お店以外の場所で会うような友人関係に発展するかは分かりませんが、「あそこに行けば、こんな顔ぶれと話ができる」という場所を持っておくのはなんだか安心しますし、第2の我が家のような感覚を持てます。
私もニューヨークに住んでいた頃、自宅から3ブロックほどのバーによく通っていました。最初はさすがに怖かったので友人と一緒に行っていたのですが、顔見知りができ始めると一人で行っても違和感はなくなり、店員も不愉快な目に遭わないよう、目を配ってくれるようになりました。
常連同士や良く顔を見せるオーナーと長い時間話し込んだり、バー主宰の「プレーオフ勝者予想」に一口賭けてみたり。週に数回通ううちに、私にとってここは、会社帰りや夕食後の一杯を楽しくしてくれる場所になったのです。
レストランでも常連同士、話がはずむことがあるかもしれませんが、あまり気取った場所でなく「食堂」といった、大衆的な雰囲気を持つ場所の方が良いと思います。
3. ボランティアをやってみる
これはアメリカの場合ですが、中規模以上の町に行けば、必ず1つは美術館や博物館があります。
最近は日本もそうですが、多くの場合、非営利団体が経営を担っている美術館や博物館は、無給のボランティアスタッフによって支えられています。ですから、ボランティアを随時募集していることが多く、受付などで聞けば応募方法についての情報を教えてくれます。
また一口にボランティアと言っても、経歴によっては経営の中枢で仕事をさせてもらえることもあります。友人づくりが目的なら特に選ばなくても良いと思いますが、この方面で仕事を目指す人にとってはボランティアは貴重な経験とも言えます。
私自身は週末の一日、午前中だけ美術館の館内案内の窓口係というボランティアを数年続けていました。週末にこんなボランティアをしている人は美術好きの会社員、といった人たちが多かったので「同僚」と話も弾み、帰りには「じゃあお茶でも」ということになることが常でした。
当時は美術館のボランティアになると、全米中の美術館にフリーパスで入れるという権利が取得でき、実は私の狙いはこれでした。また一年に一度は美術館が主宰する「ありがとうボランティアの皆さん」といったイベントがあり、お土産がもらえたりして役得も結構あったのです。
擬似的にですが、職務体験にもなるので海外での就職を考えている方にもおススメです。
おわりに
今の世の中、電話やネット経由で日本とも頻繁に連絡が取れるので、日本の友人関係を温存することはできます。けれど経験を共有し、嬉しいこと、困ったこと、悲しいことがあった時、それを話せる現地の友人はやはり不可欠ですよね。もちろん言葉の上達のためにも!
海外での友達づくり、ぜひトライしてみてください。