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海外生活をするにあたって、心配なのが語学力。数日の海外旅行と違って、長期間住むことになりますので、ある程度の語学力は必要になってきます。そこで今回は、海外で生活していた経験をもとに、「海外生活する上で、どれくらいのレベルが必要なのか」について、お話ししたいと思います。
EIKARAは「あなたの英語学習の手助けになりますように」という願いが込められた総合英語ポータルサイトです。重要英文法(「やり直し中学英語文法」)の解説から、TOEIC対策、留学情報まで、英語に関する幅広い情報を日々発信しています。編集長を務めるのは自身も留学経験のある松原哲平。読者の皆さんの役に立つ情報を発信できるよう監修を務めています。詳しくはEIKARA会社概要/監修者情報をご覧ください。
<目次>
そもそも海外生活に英語学習は必要か?
海外生活をするからと言って、流暢な英語が必要かと言えば、そうでもありません。片言の英語でもそこそこ生活できてしまうものですし、実際に、英語がまったく話せない人でも、暮らしている人はたくさんいます。
しかし、英語ができることはもちろんプラスなので、これから移住を考えているなら、ある程度の英語はできるに越したことはありません。
生活をする上で英語を使うのはもちろん、現地の人とコミュニケーションを取ることは、その国の文化、生活スタイルを知る手段のひとつになります。
よく海外で生活を始めてしまえば、自然に英語が伸びると言われていますが、実際、海外で生活しているだけでは簡単に伸びるものではありません。
海外生活をより充実させたものにするためにも、ある程度の英語のスキルは身に付けておいた方がいいと思います。
海外移住に必要な英語力
海外移住に必要な英語レベルは、どんな生活スタイルを送るかによっても異なります。
生活するための英語
買い物やレストラン、諸手続きなど、最低限の生活をするための英語であれば、さほど難しい英語は要求されません。レベル的には、中学英語の文法、英単語、フレーズをマスターしておけばほとんど問題ないでしょう。
ただ、現地の外国人とコミュニケーションを取る時には、もう少し実践的なフレーズや言い回しを覚えておいた方が、円滑なコミュニケーションができます。日本人は得てして発音が苦手な人が多いので、話せるけど伝わらないというのはありがちです。
国によっても微妙に発音が違ったりもするので、発音の練習などは日本にいるときからしておいた方がベターです。
仕事で使うための英語
仕事で英語を使う時には、日常生活よりも高度な英語力が求められます。仕事内容によっても異なりますが、最低でもレベル的にはTOEIC730点以上は必要です。グローバル企業の海外出張者や赴任者の基準としてTOEIC730点以上を掲げるところも多くあります。
また、仕事で英語を使うのであれば、ビジネスで使われる英単語を覚えておく必要がありますし、その単語を使うためにも基本的な文法はマスターしておかなければなりません。
英単語はビジネス用語や業界の専門用語も習得しておきたいです。
また、ビジネスで使う会話は、友達と話すようなフランクな英語は慎む必要があるので、英語でも丁寧な言い回しを覚えておくようにしてください。
留学で使うための英語
留学の目的によっても異なりますが、最低でも入学試験に必要な英語レベル、入学後に先生と会話をできるレベルは必要です。
語学スクールであれば入学試験はありませんので、さほど英語力は必要ありません。入学してから、レベル分けテストを行って、初級、中級、上級と分けられるので、英語学習初心者でも問題なく入学できるでしょう。
大学や専門学校の場合には、学校によっても異なりますが、最低でもTOEIC450以上は必要で、できれば600以上あった方がいいです。中には800点を最低ラインに設定する学校もあります。
おわりに
いかがでしたか?海外生活が決まっている人は、上記を参考に自分の生活スタイルに合った英語レベルを目指して、日本にいるときから英語を身につけるようにすることをお勧めします。決して上級英語が必要なわけではありませんが、最低でも中学レベルの英語は勉強しておくと海外での生活はより良いものになると思いますよ!