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「テスト前に一夜漬けで暗記をして、テストが終わったらもう忘れている」学生の頃にこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。英語学習の場合、一時的に覚えただけでは上達が難しいのが実際のところです。今回は、「一時的にではなく知識として定着させるためには、どのように勉強すれば良いのか」ということについて、ご紹介したいと思います!
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<目次> [表示]
Q.単語や文法を覚えてもすぐに忘れてしまいます。どうすれば覚えられるようになりますか?
A.定着するための勉強サイクルをつくりましょう!
勉強した直後は覚えていても、少し時間が経つと忘れてしまっている場合は、知識が定着していないのが原因です。実際のところ、1度覚えて問題を解いただけで知識を定着させるのは難しいです。定着させるための勉強サイクルをつくることをオススメします!
単語の場合
例えば「1日に1ページ分単語を覚える」という目標を立てた場合、そのページの単語をまずは暗記して、テストします。そのテストで全問正解できたとしても、1週間後に同じテストで全問正解できる人は少ないと思います。
定着させるためには、少なくとも同じテストを3回実施することをオススメします。
例えば、1日目は1ページの暗記+テスト、2日目は1ページのテスト+2ページの暗記+テスト、3日目は1~2ページのテスト+3ページの暗記+テストといった感じです。3回目のテストで全問正解できれば、知識が定着したと思って大丈夫です。
このテストは、短時間で3回やっても意味がありません。少なくとも1日以上は間隔をあけるようにしましょう。また、単語帳が1周終わったら、再び1ページ目から始めることをオススメします。単語の勉強に終わりはなく、この先ずっと繰り返し覚えていく必要があります。
単語の中でも、自分にとって特に覚えにくい「苦手な単語」もあると思います。何度も間違えた単語や、テストはクリアできたのにしばらくすると忘れてしまっている単語は、苦手単語です。そういった単語だけをノートや単語カードにまとめて、頻繁に見直すことをオススメします。トイレの壁に貼っておくのも良いですね。頻繁に見れば見るほど、知識は定着します。苦手単語は頻繁に確認できる仕組みをつくりましょう。
»単語暗記は効率が命!効率的に英単語を覚える方法を伝授します
英文法の場合
英文法の場合も、繰り返し覚えていくことが大切です。ただ、単語と違うのは最初から100点を目指さなくても良いというところです。
文法の中には、基礎的な知識と発展的な知識があります。例えば現在完了で言えば、「have+過去分詞」というつくり方とそれぞれの訳し方が基礎的な知識です。この知識は必ず覚えておかなければなりません。
しかし、とりあえず上記の基礎的な知識さえ押さえておけば、「完了形で使うyetの訳し方」などの付随する知識は後から覚えても大丈夫です。なぜなら、基礎知識さえあれば、ある程度の会話や文の意味がわかるようになるからです。
そういう意味では、まずは英文法の問題集を以下の流れでやってみることをオススメします。
・文法の説明を読んで覚える
・問題演習をして80点以上を目指す
・問題集1周目が終わったら、最初に戻って90点以上を目指して演習
こんな形で、1つ1つを完璧にしていくと言うよりは、ある程度のラインまで覚えたら次に進み、全部終わったらまた最初から復習していくサイクルの方が、効率が良いです。
本当に1から英文法を復習する場合は、まずは1~2周目で中学生レベルの知識を、そして3周目以降で高校生レベルの知識を復習していくのが良いと思います。
英文法は単語と違って、永遠に繰り返す必要はありません。ある程度マスターできたら、あとは長文や会話の中で実践練習を積んでいきましょう。その過程で忘れてしまった文法事項があれば、そこだけ復習すればOKです。
実際のところ、英文法の問題集には書いてあるけど、日常会話では使わないような表現もたくさんあります。だからこそ、ある程度の文法の下地ができたら、あとは会話や文章の中で文法を理解していくのが良いのです。
まとめ
単語の場合も、文法の場合も、定着させるためには「反復」と「頻度」が大切になってきます。1度で全て覚えられる人なんて、ほとんどいません。何度も繰り返し覚え、頻繁に確認する&使っていくことで、知識が定着していくと思いますよ!