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近年急増しているオンライン英会話。安いところなら月額5,000円程度で毎日レッスンを受講することができます!これまでの通学型英会話スクールと比べて、圧倒的に安くできるのはどうしてなのか?オンライン英会話の安さの理由を、3つの点からご説明いたします!
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<目次>
【理由1】人件費が安い国の講師を採用しているから
オンライン英会話の講師で圧倒的に多いのが、フィリピン人です。フィリピン国内で採用し、講師は自宅や現地オフィスで働いているため、日本で講師を採用して働かせるよりも人件費が圧倒的に安いのです。
フィリピンの他にボスニアヘルツェゴビナなどのヨーロッパの国の講師も多いですが、いずれも日本と比べて人件費が安い国の講師がほとんどです。
私はこれまで数年間オンライン英会話を利用してきた中で、さまざまな国の講師とお金の話をする機会が多々ありました。さすがに直接「レッスン報酬、いくらもらってるの?」とは聞けなかったのですが、ボスニアヘルツェゴビナの先生は「地元で就職するよりも、オンライン英会話の講師をしていた方が収入が多いんだよ~」と教えてくれました。
実際にフィリピンの最低賃金を見てみると、マニラ首都圏でも日給1,000円ちょっとが最低ラインのようです。日本では東京なら時給1,000円のアルバイトもありますから、その差が歴然ですよ。
※参考:Summary of Current Regional Daily Minimum Wage Rates(2016.10.13時点)
日本側から見れば人件費をおさえることができ、現地の人から見れば普通より高い報酬が得られるのであれば、Win-Winな関係なのかもしれませんね。そのおかげで、私たちは格安でオンライン英会話を受講することができているのです。
【理由2】日本で教室などの設備を整える必要がないから
通学型の英会話スクールだと、生徒が通いやすい駅近に教室を構える必要がありますよね。人が集まる場所に教室をつくりますから、当然家賃も高いことでしょう。また教室運営には「受付」や「教室」、「面談ブース」などの設備も必要ですし、結果的に受講料は設備費を考慮した金額になっているはずです。
しかしオンライン英会話は、最低限の設備としてPCとインターネット環境さえあればレッスンをすることができます。在宅の講師なんかは、この最低限の設備でレッスンをしていますよね。現地にオフィスを構える場合でも、講師1人が入れるような小さなブースさえつくれば、レッスンができてしまうのです。
オンライン英会話の相場より少し高額なサービスだったとしても、使っている設備は講師1人用の小さな個室と、ホワイトボードぐらいだと思います。
しかもフィリピンなどの日本よりも物価が安い場所にオフィスを構えているので、家賃も圧倒的に低いはずです。設備費がかからないことは、オンライン英会話サービスを格安で提供できる大きな理由の1つと言えるでしょう。
【理由3】生徒全員が毎日受講するわけではないから
多くのオンライン英会話が「月額」で金額設定をしているということもポイントだと思います。もし受講した分だけお金を払う「回数券」のような制度だとすると、もうちょっと高い金額になるのではないでしょうか。
例えば月額5,000円を払っている生徒が週に1度、月4回しかレッスンを受講しなかったとすると、1回あたりのレッスン金額は1,250円になります。本来ならば毎日受講可能であり、1回161円程度という金額になるところを1,250円払っているのですから、生徒側から見れば損をしていますし、企業側から見れば得をしていますよね。
このように、おそらく多くの生徒は毎日受講しておらず、少ない生徒であれば月に1回受講するかしないかという人もいるかもしれません。
オンライン英会話の中にはLobiエデュケーションのようにポイント制のところや、ECCオンライン英会話のように「2回までなら900円」というところもありますが、いずれも月額制よりもレッスン1回当たりの料金が割高になっていますよね。
「受講しない人も見越して、月額料金で提供できる」というのが、オンライン英会話を安く提供できるポイントの1つだと思います。
まとめ
オンライン英会話を初めて受ける人にとって、「なんでこんなに安いんだろう?何か裏があるのでは?」と思ってしまいがちです。実際私も以前は「安い=サービスの質が低いのでは?」と思っていました。
しかしサービスの質を低くしているから格安なのではなく、ネットを使うことで設備費を抑えたり、日本と海外の人件費や物価の差を上手く利用したりすることにより、格安でサービスを提供できているのです。