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<目次>
Catch you laterの意味や発音・アクセント
Catch you laterの意味
catchには「捕まえる」という意味があり、catch you laterは「あなたを後で捕まえる」、と言っても文字通り捕らえるのではなく、「また後で会う/話す」という意味になります。
I’ll catch you later.という未来形の「また後で連絡するよ」「また後で会いましょう」のI’llが省略されているカジュアルなあいさつが、Catch you later.「また後でね」というフレーズになり、日常的に友だち同士の間などで使われます。
「また後で」という意味ではありますが、シンプルに別れのあいさつでBye.やBye bye.の代わりに使われることも多く、「じゃあね」くらいのイメージでとらえておいても良いフレーズです。
発音・アクセント
英語には、小さな「ツ」のようにつまった音である「促音」がありません。catchをカタカナ表記するとキャッチで、発音も“キャッチ”とつまった音を入れてしまいがちですが、英語ではキャァチのように短く伸ばす音として発音します。catchの最後の音であるチ(母音のイは発音しない)と youのユの音は連結し、キャァチュゥとなります。catch you laterを続けて発音する時は、なめらかにキャァチュゥレイタァとつなげて発音しましょう。北米では、tがしばしば音を変えラの音で発音する人も多く、レイラァとなります。その場合はキャァチュゥレイラァというふうに発音します。
アクセントは、キャの部分とレイの部分に若干強めに置きます。
Catch you laterを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス
フレーズの中で使う場合
「また後で話しましょうね」「またこちらから連絡します」と、少し積極的に言う場合や、また、いつ来るかわからない「後で」ではなく、「近い未来」に会おうという場合に、I’ll catch you later.と言います。
自分ではなく誰か第三者が話している相手に連絡することを伝えるために、She’ll catch you later.「彼女から後で連絡があります」のように使うこともできます。
あいさつで使う場合
「また後でね」「じゃあね」という別れのあいさつとして、カジュアルに友だち同士の間で使います。必ずしも会うことを前提としているわけではありませんが、「また連絡するよ」「こちらから連絡するね」という積極的なニュアンスを含んでいる場合もあり、親しい間柄で頻繁に会う人同士で使われることが多くなります。
また、同じ日に後ですぐ会うような場合や、話している内容が中断されたり、まだ話し足りないな、というような場合にも「また後で話そうね」という気持ちを含めてCatch you later.と言います。
Catch you laterに対しての返事や答え方のパターン11選
「また後で」と言われれば、実際会うつもりでもそういう気はなくても、あいさつとしてこちらも「ええ、また後で」と返すのが一般的です。社交辞令になるのか、ただのあいさつだけれども会う可能性がわりと高いのか、絶対会いたいのか、などで、答え方が変わってきます。
よくある返事としては、次のようなフレーズがあります。
OK. Bye.
See you./See ya.
Later.
Talk to you later.
For sure.
See you then.
Call me./Text me.
I’ll catch YOU later.
Have a good one.
Catch you later.を、「後で会おう」という意味に受け取らずただの別れのあいさつと受け取った場合は、「じゃあね」というニュアンスでHave a good night/day/one.と返しても良いでしょう。
OK. Bye.
「うん、じゃあね」と軽く返すあいさつです。
See you./See ya.
「またね」という軽いあいさつです。See you.よりもSee ya.のほうがよりくだけた表現です。
Later.
「後でね」と軽い返事ですが、授業後や仕事の後など、一定の時間離れた後でまた会うことになるのがわかっている、あるいはその可能性が高い場合にもよく使います。
Talk to you later.
「後で話そうね」という返し方です。Later.とほぼ同じニュアンスです。
For sure.
「もちろん」というニュアンスで返すあいさつなので、後で会うことがほぼはっきりしている場合によく使います。日本語で「ぜひお会いしましょう」と強い気持ちを込めているようで実は社交辞令、ということがありますが、そうした場合にも使うことができます。
See you then.
「じゃあその時にね」と、後で会う場面が想定できているような場合に使います。
Call me./Text me.
相手が社交辞令やただのあいさつで言ったのではないことを確認したい場合に「電話して」「メールして」と具体的にどうコンタクトしてほしいかを伝える返事の仕方です。For sure.同様、社交辞令にもなり得ます。
I’ll catch YOU later.
相手がCatch youと言ったのに対し、「いやいや、こちらがあなたを捕まえるよ」という言い方で、「絶対だよ」「逃さないよ」というようなニュアンスを含みます。
Catch you laterに関してよくある勘違い
Catch you later.「また後でね」と同じような意味合いでCatch up with you later.というあいさつをすることがあります。
特に深い意味もなく「また後で話そうね」というつもりでCatch up with you later.と言う場合には、Catch you later.の代わりに使っても良いのですが、Catch up with ~には①「追いつく」②「話すために会う」③「お互いの近況を知らせあう」という、具体的に会う目的を含む意味もあり、そうした意味で使うことも大変多くなります。
また、特に目的を含む意味ではない場合でも、Catch you later.ではいつ会うのかが明確ではなく「いつか」というイメージになりますが、Catch up with you later.と言うと、わりとすぐに会う印象を与えますので、より積極的に「また後で会って話そうね」「すぐに連絡するよ」というニュアンスが含まれます。
ただ軽く「またね」「またいつかね」「そのうちね」「またどこかでね」のように、次に会う機会がはっきりしていなかったり、会う気持ちはそれほど強くなく社交辞令のような形で「ではまた」と言いたい場合は、Catch up with you later.はあまり適切ではありません。
Catch you later.と同じ意味のように使うこともあれば、予定や確度、目的によって、違うこともあり、ネイティブ・スピーカーはそれをとっさに使い分けています。相手が意図するニュアンスをしっかり聞き分け、また、自分が使う時も自分の意図を的確に表すほうのフレーズを使い分けるようにしましょう。
Catch you laterをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?
catch「捕まえる」やgrab「掴む」などの表現は、元々の意味が能動的で積極的なアクションなので、他の意味で使う場合にはカジュアルなニュアンスになります。
ビジネスの場では、Catch you later.もI’ll catch you later.も使わず、catchを他の言葉に置き換えたり、似たような意味やニュアンスを持つ別の表現を使うほうが良いでしょう。
対面で
I’ll/We’ll see you later.
「またお会いします」「またご連絡いたします」というシンプルな表現です。
I’ll/We’ll talk to you later.
「またお話ししましょう」と言うことで、また会う、あるいはまた連絡する、というニュアンスになります。
I’ll/We’ll contact you shortly.
「こちらからご連絡いたします」という表現です。I’ll/We’ll be contacting you shortly.と未来進行形にしたり、I/We shall be contacting you shortly.とするとよりていねいです。
I/We hope to see you soon.
「またお会いできると嬉しいです」という、少し控えめな「またお会いしましょう」の表現です。
I’m/We’re looking forward to seeing you soon.
「またすぐお会いできるのを楽しみにしています」という言い方で、より積極的に会いたいという気持ちや、実際会える予定がある場合はそれを心待ちにしていると伝える表現です。
It was nice meeting you./It was nice talking with you
「お会いできて良かったです」「お話しできて楽しかったです」のように、初対面の人との話がひととおり終わった後で別れる時のあいさつの定番です。
「後で会いましょう」という表現にはなりませんが、「それでは」というシンプルなイメージで使う場合には、Catch you later.もこれらの表現も、実はあまり意味に変わりがありません。
Until next time.
去り際に「では次会う時まで」「では次回」のように、ビジネスライクでありながらカジュアルにあいさつすることもできます。next timeの代わりに、Until next week.「では来週」のように具体的に次に会う時期を入れることもできます。
ビジネスメール
I/We look forward to continuing to work with you.
「またよろしくお願いいたします」「今後もよろしくお願いいたします」にあたる表現です。
I/We look forward to connecting again soon.
メールの結びで使える、「またお会いできるのを楽しみにしています」「また色々お話しできるのを心待ちにしています」というような、フレンドリーだけどていねいな表現です。
Catch you laterを活用した例文・会話文
A: It was nice chatting with you.
話せて楽しかったよ。
B: Likewise. I’m staying here until tomorrow, so hopefully I’ll see you around.
こちらこそ。明日までここに滞在するんだ。また会えるといいね。
A: Yeah, catch you later.
そうだね、ではまた。
B: Have a good one!
それじゃあ。
A: Oh, the meeting is gonna start in 2 minutes. I gotta jet.
おっと、あと2分で会議が始まる。急がなきゃ。
B: I should be done by the time your meeting’s over.Let’s go have a drink later.
君の会議が終わるまでには僕も終わってると思うよ。飲みに行こう。
A: OK, catch you later.
いいよ。じゃあ後でね。
B: For sure!
うん、後で!
A: We’re gonna go to the pizza place for lunch. Do you wanna come with us?
ピザ食べに行くんだけど、一緒に来ない?
B: I had a hotdog just now. I’m heading to the music room now.
今ホットドッグ食べたところなの。今から音楽室に行くわ。
A: All right, I’ll catch you later at the rehearsal.
そうか、じゃあリハーサルで。
B: OK, see you then.
うん、後でね。
Catch you laterを応用した表現まとめ
Catch ya later.
yaはyouの略式で、よりカジュアルな「後でね」「じゃあね」の言い方です。
I’ll catch you later soon.
「またすぐ後で」と、具体的に「すぐ」と言うことで、ただのあいさつや社交辞令ではなく「必ず会おうね」「待っててね」というようなニュアンスを含むことができます。
(I’ll) catch you some other time.
お茶や食事などに誘った相手の都合が悪くて断られた場合や、ちょっと時間を割いてほしい相手が忙しくて応じてもらえない場合などに、「じゃあまた今度誘うね」「じゃあまた後で」と言う返し方です。相手の都合がなかなか合わなさそうな場合は、I’ll try to catch you some other time.とI’ll try toを前につけて「またいつか誘ってみるよ」というふうに少し控えめな表現にすることもできます。
catch someone at a good/bad time.
「タイミングが良い/悪い時に話しかける」という意味です。特に電話をかけた時に相手の都合や状況がわからない時など、Did I catch you at a good time?「今話しても大丈夫?」と確認したり、Did I catch you at a bad time?「まずい時にかけちゃったかな?」と気を使う時に便利なフレーズです。
Catch you laterとSee you laterのニュアンスの違い・使い分け方
イギリスではCatch you later.、アメリカではSee you later.のほうがそれぞれ一般的、と説明されることが多いようですが、北米の国々でもCatch you later.は頻繁に使われます。確かに、北米ではSee you later.のほうがより多く使われる傾向にあり、イギリスやオーストラリアでは北米にいるよりもCatch you later.を耳にすることが多くなりますが、国による違いはそれほどないようです。
I’ll catch you later.、I’ll see you later.とI’llを省略せずに「また後で会いましょう」と言う場合、「私があなたに声をかけますよ」というニュアンスが少し強くなり、I’ll catch youは「こちらから連絡する、話しかける」、I’ll see youは「こちらからあなたに会いに行く」という気持ちが含まれる場合が多くなります。
また、catchは自分が何かを「捕まえる」ことを表す単語であるのに対し、seeはどちらがどちらにという主体があまり明確ではない「会う」という単語です。
I’llを省略した形で使う場合でも、Catch you later.と言うと「こちらから連絡するね」というニュアンスが残りますが、See you later.は私から会いに行くにしても、相手がこちらに会いに来るにしても、またどこかでお互い会うことになる場合でも、「また後で会おうね」となり、「こちらから会いに行く」というニュアンスは含まれなくなります。このことから、Catch you later.のほうがより、ただのあいさつや社交辞令ではなく、本当に会うことを前提として発しているイメージになります。
ただ、もちろん、そういうふうに「会いたい」という気持ちを込めているように聞こえるよう言っているだけで、実際はその意図はなく社交辞令で言っている場合もあります。
See youを使って「会おう」という意図や気持ちを強く具体的に表すためには、See youの後にはしばしばtomorrow「明日」、on Monday「月曜に」、next week「来週」など次に会う機会を具体的に言うことがあります。Catch you の後にはlaterが来るのがほとんどで、Catch you tomorrow.とはあまり言いません。
また、次に会う機会の時間を言わずSee you.とだけ言うのはOKですが、Catch you.とは言いません。
また、Catch you later.の便利な部分としては、seeが「会う」という対面でのコンタクトを表すのに対し、catchは電話やメールでコンタクトを取ることも含めることができます。SNSでのコミュニケーションが多くなってきている昨今では、Catch you later.がより多く使われるようになってきています。
Catch you laterの類似表現一覧
See ya later.
See you later.のカジュアル版です。意味やニュアンスはSee you later.と同じく「また後でね」となります。
See you/ya.
「またね」「じゃあね」というあっさりした、最も一般的な別れぎわのあいさつです。
See you then.
具体的に相手と会う時期や場所がわかっている場合、thenをつけて「じゃあその時に」「じゃあその場所で」と確認しつつあいさつをする場合に使います。
See you soon.
「すぐ会おうね」と、実際またすぐに会える、会いたい人に対して使うあいさつです。
See you around.
「またね」という軽いあいさつですが、「またいつか」「またどこかで」というニュアンスが少し入るので、そうそう頻繁に会うわけではない人に、いつ会えるかはわからないけど「そのうちね」とあいさつする場合に使います。
Bye./Bye bye.
「じゃあね」「バイバイ」という、See you.と並んで最も一般的な別れ際のあいさつです。
Later.
簡潔に「後で」というあいさつです。相手の別れのあいさつへの返事としてもよく使います。
Chat with you later. / Talk to you later./Let’s chat soon.
「また後で話そうね」と、実際それほど遠くない未来に会って、または電話やメールなどで連絡を取り合うことを確認するあいさつです。
Take care.
「気を付ける」「注意する」という意味があるtake careですが、あいさつとして「じゃあね」「元気でね」「気を付けてね」という意味でも頻繁に使われます。
Take it easy.
「くつろぐ」「のんびりする」「気楽にする」という意味でよく使うフレーズで、「楽にしなよ」とアドバイスしたり、人を落ち着かせようとして「落ち着いて」のようなニュアンスでも使いますが、「気楽にね」という意味で別れのあいさつとして使うこともよくあります。
Cheers.
「乾杯」という意味のCheers.ですが、乾杯の音頭以外にも、カジュアルなあいさつ、お礼、お礼に対する「どういたしまして」など、色々なフレーズとして使えるスラングです。
Peace out.
主に男性が「じゃあな!」というニュアンスで別れ際のあいさつとして使うスラングです。
Ciao.
イタリア語のカジュアルな「さよなら」です。イタリア語を使っている、というような意識ではなく、日本人が英語のBye bye.を使うのとほぼ同じ感覚で日常的なあいさつとして使います。
Adios.
こちらはスペイン語のカジュアルな「さよなら」です。Ciaoほど頻繁には使われませんが、よく聞かれる別れのあいさつの一つです。
【番外編】Catch you laterの表現が使われている曲を紹介!
「Bye,Bye」 by Jo Dee Messina
1996年にデビューしたアメリカ生まれのジョー・ディー・メッシーナは、シングル6曲がビルボードのカントリー・ミュージック・チャート1位を獲得し、グラミー賞にも2度ノミネートされるなど、最も成功した女性カントリー・シンガーの一人です。
1998年に発表されたアルバム「I’m Alright」の中から最初にシングルカットされた「Bye,Bye」は、アメリカとカナダのカントリー・チャートで1位となり、その後も他のアーティストたちにカバーされ続ける名曲です。
軽快な曲調ですがタイトル通り「別れ」を告げる曲で、つきあっていた男性がなかなか煮え切らないので、しびれを切らして彼の元を去っていく様子を歌っています。サビの部分でBye,Bye,love,I’ll catch you later「さようなら、愛しい人。またいつかね」というフレーズにcatch you laterが使われており、ここでは、会う予定があったりまたすぐ会えることを期待しているのではなく、「またいつかどこかで会いましょう」くらいのニュアンスで、明るくさっぱりと、愛した人への決別と、振り返らず自分の道を歩いて行く前向きでポジティブな気持ちを表現しているようです。
まとめ
Catch you later.は、とてもカジュアルで気さくに使える、親しみのこもった別れのあいさつです。
Catch you later.と言ったからといって、必ずしも後で会ったり連絡を取らなければならないわけでもないので、あまり深く考えず気楽に、いつものBye.やSee you.のあいさつをCatch you later.に変えて、ネイティブ・スピーカーっぽいコミュニケーションを楽しんで観ましょう。