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<目次>
end upの意味や発音・アクセント
end upの意味
「終わる」「終える」という意味のendに、動詞にニュアンスを添える役割を持つupが組み合わさると、「最後には~に行き着く」という、最終的にある場所や状態、結果に落ち着くという意味を表すフレーズになります。
~に行き着く
end up+ in/at 場所で、「最終的にある場所にたどり着く」という状況を言い表します。前置詞を使わずbeing「いる」やarriving「着く」などの動名詞を使うこともあります。
この表現は、最初からその場所に行くことが目的があった場合に使うのではなく、自分の意思に寄らず、あるいは様々な要因により結果的にそこに行き着くことになった、という、予定外、予想の範囲外の場所に到着した場合に使われます。
最後には~(名詞)になる
end up+名詞で、人やもの、ものごとが、「結果的にあるものになる」ことを表します。「思いがけず」「予想外に」「予定外に」「最終的に」というニュアンスがあり、しばしば「挙句の果てに~となってしまった」というネガティブな意味で使われます。
結局~という状態(形容詞)になる
end upの後に形容詞を置いたりwith、at、inなど前置詞を伴う語を置いて、「~という状態に落ち着く」「~になってしまう」という意味で使われます。
結局~することになる
色々なことがあった結果、または色々考えた結果、結局は「~することになる」という、ものごとの帰結を表します。
end upの発音・アクセント
end upは、一語のようにエンダァプと続けて発音します。最初のエの音は、日本語のエのようにはっきりと強く発音するのではなく、口全体をリラックスさせて軽く開き、口の奥からではなく中ほどから軽く空気を押し出すように柔らかく発音します。最後のpの音は、母音のウを発音しないよう注意し、上下の唇を一瞬合わせて破裂音のpだけを発するよう気をつけましょう。全体的にアクセントをつけず平たんに弱めに発音するフレーズです。
end upを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス
~に行き着く
人やものが、予定通りの目的地ではなく、事情や予定の変更により結果的にある場所にたどり着くことになった、という状況を「結局~に行き着く」「最終的に~に着くことになる」という意味で言い表します。
色々なところに行ったあげく最終的にはこんなところに行き着いてしまった、行くつもりはなかったけど成り行き上ここに来てしまった、色々考えたけれど結果的にはそこに行ってしまった、というような、意図せずしてある場所に着いてしまうようなシチュエーションで使われます。
I was hitchhiking from Tokyo to the west without having certain destination and somehow I ended up in Oma, which is way up north in Tohoku,「東京から特に目的地を決めず西へとヒッチハイクしていて、なぜか東北のずいぶん北にほうの大間に行き着いてしまった」のように、予想外の場所に流れ着いた、という場合などは、arrive「到着する」よりもend upを使ったほうが「思いがけず結果的にそうなった」という気持ちをより的確に表すことができます。
たびたび「そんなつもりじゃないのに」「行きたくはないのに」「行くのは好ましくないのに」というネガティブなニュアンスを含みます。
最後には~となる
end up+名詞、またはend up+ being+名詞
人やものが「結果的に~となる」「最終的には~となる」という意味になります。
人の人生やものごとがが、ある方向に進んでいったその終着点として、「結果的にはこのような人/ものになる」という意味で使われたり、様々なことが要因となって「結局こんな人/ものになってしまった」「とうとう最後にはこういう人/ものになってしまった」のようにネガティブなシチュエーションで使われることがあります。
多くの場合は、自分も周囲も「まさかそうなるとは考えていなかったけれど」というように、意外性のあるストーリーを語る時によく用いられます。She never pursued fame or fortune but ended up a celebrity by getting married to a famous actor.「彼女は富も名声も追い求めたことはなかったが、有名な俳優と結婚することで著名人となった」、The man who was in a gang in his youth straightened himself out and ended up being a police officer.「若いころギャングに入っていたその男性は、立ち直って後に警官になった」のように、職業や社会においてどういう存在かを言い表す一語を後に置くことができます。また、形容詞をともなって「~な…になる」、例えば、He ended up a corrupt politician.「彼は腐敗した政治家になってしまった」、のように表すこともできます。
意外性がある場合だけではなく、あるものごとの積み重ねや要因となることが膨らんで行って、「とうとう~になり果ててしまった」「結局~にまでなった」と、進んでいった先にある最終的な形としてあるものに行き着いた、という場合にもend upを使うことがあります。この場合でも、意外性はなくとも「初めからそうなる予定ではなかったけれど」という、企図したわけではなく人がある方向に進んでいくのを止めることができなかった、というニュアンスが含まれます。He repeatedly committed atrocious crimes for many years, and ended up the most wanted fugitive.「彼は凶悪な犯罪を長年にわたって繰り返し、ついには最重要指名手配犯となり果てた」、というような例です。
結局~という状態になる
状態を表す形容詞や形容詞節などの言葉や、in、on、at、withなどの前置詞を伴う語を置いて、人やものが変化した結果置かれた状態や状況などを表すこともできます。
He ended up exhausted in the last round of the match after all his attempts failed.「試みた全ての攻撃が失敗し、結局最終ラウンドで彼はくたくたになってしまった」、We could end up in a big trouble.「大きな問題を抱えることになってしまうかもしれない」のような使い方ができます。with+人を置くと、「~(人)とつきあう」「~(人)と人生を共にする」、という意味になります。He ended up with his girlfriend from high school after dating so many different women.「彼は色々な女性と付き合った後で、結局は高校の時のガールフレンドと一緒になった」と、最終的にはそこに落ち着いた、というニュアンスです。
いずれの場合も、「予定はしていないけれど」「企図せずして」「望んでいるわけではないのに」というようなニュアンスが含まれます。
結局~することになる
end up+~ingのようにend upの後に動名詞を置き、「結局~することになる」という行動や物事の帰結を言い表します。予想や計画はしていなかったけれど、最終的に成り行きで、またはある物事が起こった結果として、というニュアンスで、良い状況にも悪い状況にも使えるフレーズです。
My plan was working here in Canada for a year and go back to Japan, but I ended up immigrating here since I met him and we got married.「予定ではここカナダで1年働いて日本に戻るつもりだったんだけど、彼に出会って結婚したから結局移民してしまったんです」のように、予定にはなかった経緯を経てある結果に至った、というようなシチュエーションで使われます。
「結局~する羽目になってしまった」という、予定外でしかも喜ばしくない事を表す時は、end upがもっとも適切な表現です。He ended up losing all the money and his house.「彼は全財産と家を失う羽目になってしまった」、We tried so hard to find a place to stay in the village but we ended up sleeping out in the open.「村の中で泊まれる場所を探し回ったけど、結局野宿する羽目になってしまった」のような、トラブルや思い通りにことが運ばなかったせいで、結局ある結果になってしまった、というニュアンスです。
end upに関してよくある勘違い
end up「結局~になる」は、endという「終わり」を示す語がメインの意味になり、「最終的にたどり着く」というニュアンスが強い言葉です。ただ「終わり」というだけなら、良い結果も悪い結果もどちらもあり得ることで、実際end upも両方のシチュエーションに使うことができますが、dead end「行き止まり」のような語が表すように、endには「終いには~となる」「終わってしまう」という意味を強く表す役割があり、end upには「あるところに行き着いて、しまいにはそこに落ち着いてしまう」という、その後どこにも行けないし引き返せないようなネガティブなイメージがあることをしっかりと理解しましょう。
end upという言葉を使う時には、例えば運転をしていて、事故や突然の悪天候、道に迷った、などのトラブルがあり、その結果思ってもみなかった場所に行き着いたり、行き止まりになってしまいどうにもならない、というシーンをイメージをしてみましょう。「そこに行くつもりはなかった」「意図せず行き着いた」ということが大前提で、それと同時に多くの場合は「こんな結果に終わってしまった」という、後悔や無念、あきらめのような気持ちを含むということも、忘れてはなりません。
このニュアンスを良く理解していないと、特に脈絡なく、あるいは自分の意図するところを正確に説明しないままend upを使うと、誤解を招くことがあります。
例えば、「あなたは、教育者としての勉強を続け、最終的に教師になることができる」と言いたくて、If you continue studying education, you can end up being a teacher.と言ってしまうと、「あなたは教育の勉強を続けた結果、教師になってしまうかもしれない」と、まるで教師になることが悪い事のように聞こえます。もし相手が「教師になる」ということに憧れを持っていたり、それが将来の選択肢の一つであったとしたら、とても失礼な発言になります。
ポジティブな意味で使うとしたら、その経緯や結果が相手にとって良いことであることをどこかにニュアンスとして含ませる必要があります。前述のend up being a teacherの例だと、たとえば、相手が教師になりたいなどとは特に思っていない前提で、If you continue studying education, you may find it very interesting and you can end up being a teacher.「もし教育者として勉強を続けたら、それをとても面白く感じるかもしれないし、最終的に教師になるという可能性もあります」のように、その道を続けることを肯定的にとらえる要素、ここではyou may find it very interesting「面白く感じるかもしれない」のような言葉を挟むことで、ポジティブな経緯・結末を話しているのだ、というふうに印象が変わります。
紛らわしいので、end upをネガティブな意味でのみ使うようにする、というのも誤解や混乱を避ける一つの方法かもしれません、「行き着く先にはこういう結果もあり得る」「成り行きでこうなったけどけっこう気に入っている」というようなシチュエーションでもよく使われるこの便利な表現は、ぜひ両方の使い方についてマスターしたいものです。文脈や話している相手の事情などをよく考えて、適切に使い分けるようにしましょう。
end upをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?
end upはカジュアルな日常会話で使われるフレーズですので、ビジネスシーンやフォーマルなメールなどではほとんど使うことはありません。「予定外に~という結果になった」という様々なニュアンスをすべて含むようなこの便利なフレーズに代わる一言はそう多くないので、ひとつの文ではなく複数の文を持って状況や状態を言い表したり、次のそれぞれの意味を持つフレーズを組み合わせて、end upに近いニュアンスを作り出すのも良いでしょう。
結局、ついには、最終的には
in the end
「最後には」「結局」「ついに」という意味で、end upのニュアンスに近い表現です。
after all
「やはり」「結局のところ」という、予想通りの展開を表す場合によく使われるフレーズですが、「予想に反して結局は」「色々あったけど結局は」という意味でも使われます。
after all these years「これまでの長い年月で起こった色々なことにも関わらず結局は」という表現もあります。
at last
「最後には」「ついに」「とうとう」という意味の表現で、「ついにはある結論・結果に到達してしまった」というニュアンスの文に使うこともできます。
eventually
「最終的には」「結果的には」という意味の副詞です。「最終的にはその状態になる」前提でその過程にすぎない状況の時に使うこともありますが、未来の予測やものごとの道理として、あるいは過去に起こった出来事が、「最終的には~となるものである」「結果的には~となった」という結論や結末を言い表す時にもよく使われる言葉です。
finally
長い時間や努力の後に「やっと」「ようやく」「ついに」という意味で使ったり、ある過程や一連の動作を経て「最終的に」「いよいよ」という意味で使われます。
in the sequel
いくつかの段階を経て「結局」「最後には」と、ものごとの結末を言い表す時の表現です。
思いがけない、意図していなかったけれど
unforeseen
「予期しない」「予見が不可能な」「不測の」という形容詞です。
unexpected
「予期しない」という意味の形容詞です。
surprisingly
「驚いたことに」「意外にも」というニュアンスを動詞や文そのものに与える副詞です。
unexpectedly
「思いがけなく」「予想外に」「意外に」という意味の副詞です。
by accident
「偶然に」「企図せずして」という意外性を表すフレーズです。
happen to ~
「たまたま~する」という偶然に起こるできごとについて表すことができるフレーズです。
fortunately
「幸運なことに」と、予定や意図したことではなく、幸運によってたまたまもたらされた結果や、「ありがたいことに」とものごとが自分に有利に働いた場合に喜びをを言い表す場合の定番表現です。
unfortunately
fortunatelyとは逆に「不運にも」「不幸なことに」「残念なことに」という表現です。
in the event
「結局」という表現ですが、予想とは異なる結果になった場合に使われるフレーズで、end upのニュアンスにかなり近いものになります。
windfall
「思いがけず手に入れた大きな収入」という名詞であり、「思いがけず手に入った」という形容詞でもあります。earn「稼ぐ」gain「獲得する」「儲ける」、get「手に入れる」、receive「受け取る」といった動詞と共に使い、「結果として思いがけず大きな利益を手に入れた」というようなシチュエーションで使うと、end up gaining a fortune「結果として大きな財産を手に入れる」という文と同じニュアンスになります。
although/even though
後に文を続け、「…が~であるにも関わらず」と、ある条件があるにも関わらず、予想外の結果をもたらす、という意味の文を作ります。end upでは省略されている、結果が予想外のものになる要因となる突発的な事態や条件の部分を、はっきりと伝える文になります。
in spite of / despite
後に名詞や名詞節を続け、「~にも関わらず」という表現を用いて同じようなシチュエーションを言い表すこともできます。
even if
「たとえ…(主語)が~(動詞)だとしても」という意味のeven ifを使い、逆境やマイナス面などを仮の条件として提示し、それでも変わらない決意や、すると決めたことや起こるべきことが必ず起こるという確信を表します。
結果として~となる、結果を生む
have ~ consequence
haveの後に形容詞を置き、「~な結果を招く」「~な影響を与える」という結果を表す文を作ります。have unforeseen consequence「予期しない結果を招く」のように使うと、end upのイメージにより近くなります。
result
「結果的に起こる」「~という結果となる」「帰着する」という意味の動詞であり、「結果」「結末」という意味の名詞です。名詞として使う場合、receive the result「結果になる」、produce / bring /give a result「結果を与える」として、動詞のresultと同じように文中で使うことができます。
cause
「~を引き起こす」という結果を表す動詞です。
lead to ~
ものごとが「~を引き起こす」「~の原因となる」と、他の事態を起こすきっかけになるような場合に使われる表現です。
bring ~(人/もの) to …(場所)
人やものをある場所へ持ってくる、という表現で、「~(人/もの)が…にたどり着く」という意味になります。
had to
過去に起こった結果を「~しなければならなかった」という表現で表すことで、end upで表される不可抗力による結果であることを示すことができます。have to「~しなければならない」と現在形にすると、状況をもとに予測や計画するようなニュアンスになり、end upとは違う意味になります。
end upを活用した例文・会話文
A: So, how did you end up in this small island in Ehime?
それで、どうして愛媛のこんな小さな島に行き着いたの?
B: While travelling in Setouchi Region, I learned about The Murakami Clan’s history, which is quite interesting. I decided to stay here for a few days to visit some historical sites.
瀬戸内地方を旅行している間に村上水軍の歴史を学んだんだ。それがすごく面白くてね。ここに数日留まって史跡を訪ねてみようと思ったんだ。
A: I was a guitarist and I never thought about being a singer. But the contest we were participating required a vocalist and we were instrumental band…
僕はギタリストであって、歌手になろうとは考えていなかったよ。でもバンドがコンテストに出ようとした時ボーカルが必要になって、僕たちは楽器演奏だけのバンドだったから…
B: Oh, then you were chosen as a front man, right?
ああ、それでバンドの顔として選ばれたのね?
A: Well, I was the only one who were not terrible at singing. We won the contest and things happened to the band, then I ended up being a solo singer.
まあ、僕だけが歌が下手じゃなかったんだ。コンテストには優勝したけどバンドのほうは色々あって、結局ソロの歌手になっちゃったんだよ。
B: Yeah, you ended up a Grammy Award-winning singer!
そうね、グラミー賞受賞歌手にまで、ね!
A: I can take care of myself. Mind your own business!
自分のことは自分でできるさ。放っておいてくれ!
B: If you keep turning down everybody’s help, you’ll end up all alone.
みんなの助けを拒否し続けたら、本当に独りになってしまうわよ。
A: I can’t believe 10 years old girl wrote this book!
10歳の女の子がこの本を書いたなんて、信じられないよ!
B: I know. It was just a diary and her mother privately printed as a birthday present.
本当よね。最初はただの日記だったのを、彼女のお母さんが誕生日プレゼントにって自費出版したのよね。
A: Then it ended up the best selling book of the year.
そしてそれが今年の年間ベストセラーになっちゃったんだからね。
end upを応用した表現まとめ
end up as ~
asの後に名詞を置いて、人の人生の結末やある時点での行き着く先を「~として一生を終える」「結局最後には~になり果てる」というように表現するフレーズです。
end upとturn outのニュアンスの違い・使い分け方
turn outも、「結局~という結果になる」「~という状態で終わる」という意味のフレーズで、end upと意味が重なる部分があります。ところが、同じシチュエーションでどちらのフレーズも同じように使えるかというと、そうでもありません。
turn outは、turn「ひっくり返す」+out「出てくる」という言葉の組み合わせで、「ひっくり返してみると結局こうだった」と、実際やってみると期待や予想と違った結果が表れる、というニュアンスです。色々心配したけど蓋を開けてみると大きな問題ではなかった、悩んだけど行動してみるとうまく行った、というような場合によく使われる表現です。
大きな違いは、end upは「最終的に行き着く」と、道を進んでいった先にある結末について話しているのに対し、turn outはアクションが起こる前の段階での予測が、アクションを起こした後、次のステップに進んでみると予測とは違った結果になっている、というイメージです。
また、end upは人やもの、ものごとが主語になり得るのに対し、end upは通常、ものやものごとが主語で、ほとんどの場合はIt turns/turned outとItを主語にします。そのため、同じシチュエーションで似たような状況を言い表す場合でも、表現の仕方が変わってきます。また、気持ちの動きもニュアンスが微妙に違うこともあわせて確認しましょう。
例えば、つまらなそうで全く期待していなかったパーティに参加したところ、実はけっこう楽しかった、という場合は、それぞれ次のように表現します。
We ended up having fun.「最終的にはパーティを楽しむに至った」
→最初はつまらなかったが、いくつか楽しめる要素があり、結局しまいには楽しい時間を過ごしていた、というニュアンス
It turned out to be fun. 「実はそのパーティは楽しいものだった」
→楽しくなさそうだと思って足を踏み入れたパーティが、実は参加してみると楽しかった、というニュアンス
end upの類似表現一覧
in a lucky twist
「思いがけず、運よく」という意味のフレーズです。
have no choice but to ~
「~する以外に選択の余地がない」という、have to「~しなければならない」よりも強く、他に選択肢がない、そうするしかない、というニュアンスを表します。
wind up
「結局~になる」「最後には~という結果になる」という、end upによく似たフレーズです。
come out
「~という結果になる」「結局は~となる」という、end upとturn outの中間のようなニュアンスのフレーズです。
end with
「~で締めくくる」「~で終わる」と、一連の行動や動作の最後にとるアクションを強調し、ものごとがどういう形で幕を閉じたのかを表す表現です。
【番外編】end upの表現が使われている曲を紹介!
「Faded Pictures」by Joe & Case
1990年代を代表する、人気と実力を兼ね合わせた男性R&Bシンガー・ソングライターであるジョーとケイスの豪華共演によるこの曲は、1998年公開のジャッキー・チェンとクリス・タッカー主演の大ヒット映画「ラッシュアワー」のサウンドトラック盤と、Caseの2枚目のアルバム「パーソナル・カンバーセイション」に収録されています。
別れた恋人の古い写真を見つめながら涙を流す女性を、自分以外の男性を想う彼女の姿を見て傷ついている男性の視点で描かれたこの曲の冒頭で、Life is funny aint’t it?「人生って不思議だよね」Sometimes you can end up with somebody you really don’t wanna be with「時には本当に一緒にいたくない人となぜか結局一緒になってしまったりする」と、ものごとが思いとは違う方向に行ってしまう人生の皮肉について語っています。
まとめ
end upは、とてもシンプルな単語の組み合わせによって、「思いがけず」「予想外に」といった意外性や、「結果的には」「最終的には」という、あるところに行き着いた結末を言い表しているストーリー性をも持っている、とても便利な表現です。
過去に起こったことの経緯を説明する場合や、「こういう結果になりかねないよ」と忠告したり、ものごとがどういう方向に進むのか予測や可能性を論じたりする時にも使うことができるので、日常の会話には欠かせないぜひ身に着けたいフレーズの一つです。「その話の行き着く先で起こる結末」を表すというイメージを持ちながら、会話の中でぜひ使ってみましょう。