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今回は食にまつわるスラングのご紹介です。といっても、今回は趣向を変えて、使い方を交えながら、「ある週末の1シーン」というストーリー仕立てでご紹介していこうと思います。ご紹介するフレーズは大文字表記にしてあります。
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<目次>
何か食べに行こう!
部屋の掃除をしたり、買い物をしたりしながらダラダラ過ごした土曜日。日が沈む頃になると、「そろそろどこかに遊びに行きたいな」と思い始める時間ですよね。電話をとり、仲良しの友達にかけてみると、やっぱりヒマにしている様子。一緒に何かしようというのはすぐ決まります。まずは腹ごしらえからかな・・・という会話が始まります:
(何かする前に「軽く何か食べに」行こうよ。お腹ペコペコなの!)B: Sounds good. How about that burger “JOINT” at the corner. Do you know?
(いいね、角にあるバーガーの「店」はどう。知ってる?)A: Of course, I’m a “REGULAR” there! Let’s meet there in half an hour.
(もちろん、だって「常連」だもん!じゃあ30分後に現地集合ね)
“Grab a bite”は「軽く何か食べる」という意味ですが、”Have a bite” (Can I have a bite?など)になると「味見する」という意味になるので注意しましょう。
“Joint”とは、本来「いかがわしい・チープな」お店というニュアンスを持ちますが、愛着を持ってチープな雰囲気を出したい場合にも使います。
腹ごしらえしたら・・・どこに行こう?
ということで向かった角のバーガー店。ハンバーガーはいつ食べても美味しいね、とお腹いっぱいの二人は次はどこに行こうか・・・と相談し始めます:
(ああ、お腹いーっぱい!「ガツガツ食べ」過ぎちゃった・・・)B: You sure did. It was too much for me that I had to have the rest in a “DOGGY BAG”
(本当だよね。こっちは多過ぎて「お持ち帰り」だっていうのに)A: Where should we go next? What do you want to do tonight?
(つぎはどこにいこう?今晩は何をしたい?)
B: Hmmm, I would fall asleep if I go to see a movie right now…
(うーん、今映画に行ったら寝ちゃうしなあ・・・)
A: Well then, let’s go hang out in a bar. There is my favorite “HANGOUT” around the corner
(じゃあバーでまったりしようよ。この近くにお気に入りの「行きつけ」のお店があるんだ)
“Pig out”は名詞としても、例文のように動詞としても使えます。
“Doggy bag”は「お持ち帰り」という意味で、”Can I doggy bag this?”(これを持ち帰りにしてもらえますか?)とレストランで聞くこともありますが、あまり礼儀正しい言い方ではありません。通常は”Would you wrap this up?”(包んでもらえますか?)や、”Can I have the rest to take out”(残りを持ち帰りにしてもらってもいいですか?)などと聞きます。
“Hang out”と単語を切り離して使えば「つるむ、遊ぶ」という意味に、”Hangout”と2語をつなげて使うと「行きつけの場所」という意味の俗語になります。
飲みすぎた翌朝のワンシーン
そして一夜明けて日曜の朝。ベッドには寝ているのですが、洋服は着たまま、頭は割れるように痛みます。しかも記憶も途切れがち・・・まずは電話を手に取り、友人にかけてみます:
(ヘイ、生きてる?こっちは頭が割れるようだよ・・・)B: Exactly the same here…we had too much “BOOZE” last night…
(こっちも全く同じだよ・・・昨日は「お酒」を飲み過ぎたね・・・)A: Looks like we were completely “PLASTERED” last night…
(昨日は完全に「泥酔」したみたいだね・・・)
B: Yeah, it will take a whole day to get over this “HANGOVER”…
(うん、この「二日酔い」を直すのに、今日1日かかるよ・・・)
“Plastered” は通常、例文のように受身で使います。
“Hangover”は一単語です。”Hang over”と分けて使うと意味が変わってくるので注意が必要です。
終わりに
どうでしたか?きっとこのような経験、大人なら誰しも記憶の引き出しにいくつか持っていそうですね。英語で読んでみるのもまた新鮮なのではないでしょうか。
二日酔い・・・の部分までは勘弁願いたいですが、これらのスラングはアメリカでは日常的に使われている単語・フレーズですから、機会があればぜひトライしてみてください。ただし、これらはあくまでもスラング。気心知れた友人同士の会話で使ってくださいね。