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<目次>
Hey guysの意味や発音・アクセント
Hey guysの意味
guysはguy=男性の複数形ですが、Hey guysというフレーズの中で使う場合は、男女関係なく2人以上の友だちなどに対しHey「やあ」「ねえ」という呼びかけと一緒に使って、「やあ、みんな」「よっみんな」と複数の友人に対するカジュアルなあいさつになります。また、「ねえ、みんな」「ちょっとみんな」と話を始めたり提案をする時に注意を引いたり、皆の様子や反応を見て「おいおい、みんな」「まあ、みんな」と呆れや驚き、怒り、喜びなどを表すために使ったりします。
Hey guysの発音・アクセント
基本的に発音はヘイガイズで、ガを少しだけ長く、ズは小さくzの音を発音します。軽く呼びかける時はHeyとguysにアクセントの強弱の違いはなく、語尾は通常下げますが、ヘイガイズ⤴と上げることもあります。また、「おいおい」というニュアンスで使う時はガイズのほうを強調するのでガにアクセントを置きます。
Hey guysを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス
Heyはカジュアルな呼びかけ、guysもカジュアルな「みんな」という意味なので、男女問わず友だち同士や親しい同僚同士、上司が部下のグループに対して、教師や生徒に対してまたは生徒がクラスメートなどに対して使います。
あいさつとしても呼びかけとしても、Heyだけでも良いのですが、guys「みんな」と付け加えることで、そこにいる全員に呼びかけているということを明らかにするニュアンスもあります。
あいさつ
2人以上いるグループの輪に入る時や、通りすがりに軽く「やあ、みんな」と声をかける時、あるいはグループの前に立って全員にあいさつする時によく使われます。
呼びかける
少し離れたところにいる複数人の友だちやバラバラに散っているグループの注目を集め呼びかける、または呼び集める時に使います。
話を切り出す
グループの中で、何か話題を切り出したり、提案や質問をする時などに、「さて、みんな」「ねえ、みんな」と呼びかけるために使います。しばしば、Hey guys, guess what?と「ねえ、みんな、なんだと思う?」と、ニュースがある時に注意を引くために使ったりもします。
みんなに対し、おどろきや怒りなどを表す
一緒にいるみんなの様子・状況・反応に驚いたり、がっかりしたり、怒りを感じたりした場合や、みんなが怒ったり興奮している場合に、「おいおい、ちょっとみんな待てよ」となだめるようなニュアンスで呼びかける時にも使うことができます。
感謝や感動を表す
「まあ、あなたたちったら…」というニュアンスで、みんなに感謝している時やみんなの行動などに感動した時に、言葉にならない感情を表すこともできます。
Hey guysに対しての返事や答え方のパターン7選
あいさつにはシンプルにあいさつで返し、呼びかけに対しては注目したり集まるなど行動で反応することが多くなるので、それほど返事に色々なバリエーションはありません。ここでは、あいさつと注意を引くためにHey guys,と切り出された時の答え方をいくつか紹介します。
よく聞かれる返事、答え方としては、
Hey./Hi./Yo.
What’s up?/What up?/What’s going on?
What?
などがあります。
Hey./Hi./Yo.
「やあみんな」と話しかけてきたりあいさつをした相手に対しては、シンプルに「やあ」「酔っ」と軽く返します。相手が友だちなど親しい間柄で、カジュアルなシチュエーションの場合は、同じレベルのカジュアルさでHey.やHi、若い人同士、特に男性同士の間ではYo.などと、シチュエーションや相手の性格・立場・年齢、相手との関係性、さらには自分の気分で使い分けます。
Yo.はもともとアフリカン・アメリカンの間でよく用いられるあいさつの表現で、彼らの間では女性も使うことがあります。
Hello.
相手が上司や目上の人の場合は、相手はカジュアルにHeyと話しかけてきたとしても、返事はHello.やHello, Sir./Mam.、Hello,Mr./Ms.〇〇(名前)のように少々かしこまって返事をします。
What’s up?/What up?/What’s going on?
これもカジュアルなあいさつへの返事として一般的なものです。Hey,の後に続けてこうしたフレーズを使うこともよくあります。
What?/Huh?/Yeah?
相手が話を切り出す時にHey guys.と言った場合は、ただ注目して顔を見るだけでも良いのですが、「何?」「うん?」と反応しても良いでしょう。
Yes?/Yes,sir./Yes,ma’am.
話を切り出した相手が上司や目上の人の場合は、Yes?「はい?」返事したり、さらにていねいにYes,Sir./Mam.「はい、何でしょう」というニュアンスでしっかり相手に注目する姿勢を見せたほうが良いこともあります。
Hey guysに関してよくある勘違い
guyという単語は「男性」を表すカジュアルな言葉なので、Hey guys.は男性にしか使ってはいけないと勘違いされることがありますが、呼びかけるシチュエーションでその対象がguysと複数形にした場合は、男女関係なく使うことができます。男性だけ、男女両方、女性だけのグループに対してもすべて、Hey guys.と呼びかけてかまいません。
また、日本人を含む英語が母国語でない留学生などが、Hey guysと同じような感覚で誰に対してもHey you.と使うことがありますが、Hey you.は、つきあっている相手に対して愛情をこめて「ねえ、あなた」というニュアンスで使うか、少し離れた人に「ちょっと、そこの君!」と呼びかける時に使うので、Hey guys.のように複数の友達へのあいさつや呼びかけでは使いません。
Hey guysをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?
Heyもguysもカジュアルな口語なので、上司が部下に対してや、同僚同士でのあいさつ以外ではビジネスの場では基本的に使いません。多少カジュアルでフレンドリーな雰囲気の場では、Hi guys.は使っても良いかもしれませんが、フォーマルな場合ではHeyやHiではなくHelloを使いましょう。
対面で呼びかける時
Hi/Hello folks.
folksはpeopleと同じで「人々」という意味で、呼びかけるとこは「皆さん」というニュアンスになります。同じく「人々」という意味のpeopleを呼びかけで使うと「あなたたち」「諸君」というニュアンスになり、少々失礼に聞こえてしまう可能性があります。
Hi/Hello everyone/everybody.
guysが「みんな」というニュアンスなのに対して、呼びかける場合のeveryone/everybodyは「みなさん」というニュアンスになります。
Ladies and gentleman.
よほどフォーマルな場で主に大勢の聴衆に対して呼びかける時に、「紳士淑女の皆さま」と訳されることが多く、パーティや講演などフォーマルで大きな集まりの場そういうニュアンスになりますが、「皆さま」くらいの感覚で使っても大丈夫です。
Listen,/Look,
話を切り出したり、大事なポイントを話すので注意してほしい時、説得する時などに「あの」「さて」「いいですか」「聞いてください」というニュアンスでこうしたフレーズを使うことがありますが、少々カジュアルで押し付けているように聞こえなくもないので、多用しないほうが良いでしょう。家族や友だちの間では、Listen.やLook.はより頻繁に使われ、Hey guys, listen.のように組み合わせて使うこともよくあります。
OK folks,/people
「はい、みなさん」「それではみなさん」と注意を引き呼びかける時 OKの代わりにAll rightと呼びかけても良いでしょう。peopleは指示を出すような場合には使っても良いのですが、上から下に向かって話すイメージがあるので、folksのほうがていねいになります。
May I have your attention.
よりていねいにフォーマルに「ご注目ください」と呼びかけたい時は、きちんとした言葉でこのように言うと良いでしょう。最後にpleaseをつけるとさらにていねいです。
メールや文書
メールやビジネス・レターでは、社内メールや個人的に知っている親しい取引先の担当者などに送るのでなければ、Heyはもちろん、HiやHelloも基本的には使いません。複数の顧客などに対してフレンドリーな印象を与えるためのメールや文書であれば、Hello customers.と始めることはあります。
しかし通常は、フォーマルなメールやレターはDearでメールや文書の宛先名を書き、あいさつは書かずにいきなり本題に入ります。会社宛てではく個人宛であれば、I hope this email/letter finds you well.「お元気でお過ごしでしょうか」のようななどのあいさつを冒頭に書いても良いでしょう。
Hey guysを活用した例文・会話文
A: Hey guys.
やあ、みんな。
B: Hey.
やあ。
C: Yo, what’s up?
よお、どうした?
A: I got three tickets for a Knicks game tonight. What do you say?
ニックスの試合のチケットが3枚あるんだけど、どうする?
B: Sorry I’ve got a plan with my girlfriend.
ごめん、彼女と約束があるんだ。
C: Yeah, I’ll pass. I’m super tired.
うん、俺もパス。めっちゃ疲れてるんだよね。
A: Hey guys? Come on! It’s Knicks, and these are courtside!
おいおい、みんな、ウソだろ?ニックスで、しかもコートサイドだぜ?
B: Dude! You should’ve said that first!
おい、それを早く言えよ!
C: Ya, I’ll be there.
ああ、絶対行くよ。
A: Oh my god, I’m so bored.ああいやだ、超たいくつ。
B: Yeah, we gotta do something fun.
ねえ、何か楽しい事しなきゃ。
C: Hey guys, why don’t we go the night club that opened last week?
ねえみんな、先週新しくオープンしたクラブに行かない?
D: Sounds good!
いいわね!
A: I’m in!
行くわ!
Hey guysを応用した表現まとめ
Hey you guys.
youを挟むことで、より直接的に「あなたたち」というニュアンスになります。
Hey friends.
友達や同僚に対しては親しみを込めてこのように話しかけることもあります。
Hey homes./homies.
Home/homyの複数形で、元々はアフリカン・アメリカンの男性の間で使われるスラングです。若い男性同士の間では人種やバックグラウンドに関わらず使われることもありますが、アフリカン・アメリカン独特の文化をバカにしたりよく知らないでマネすると、あまり良い印象を持たれないかもしれません。
Yo guys.
「よお」という少しラフな呼びかけですが、若い男性同士の間ではこのようなあいさつも一般的です。呼びかける時、注意を引く時もHey guys.と同じように使うことができます。
Hey, what’s up guys?
話の輪に入る時やカジュアルなあいさつとして使います。
Hey girls/ladies.
guysが男女の区別なく使えるのに対し、これは女性限定です。girslは比較的若い女性グループに対してカジュアルに呼びかける時、ladiesは比較的年齢層が上の女性たちに対して呼びかける時ですが、あまり年齢に関係なくどちらも使われます。
Hey bitches.
bitchは本来非常に粗野で女性に対して失礼な言葉ですが、仲の良い女性同士、特に若い世代の女性同士では、親しみを込めてお互いをbitchと呼びあうこともあります。ただし、こういうフレーズを使っても問題ないと自信を持って言える相手にしか使わないほうが良いでしょう。
Hey kids.
大人が子どもたちのグループに対して話しかける時に使います。良く知っている子どもたちに対してはguysでも問題はなく、特に男性が話しかける時にはHey guys.と言うことが多いようですが、大人として子どもたちに対しやわらかく話しかける場合にはHey kids.またはHi kids.がよく使われます。
Hey man/buddy/dude/pal/bro/mates.
基本的には1人の男性に対する呼びかけです。それぞれ、manは「おまえ」、buddyは「相棒」、dudeは「おまえ」「ヤロー」、pal「は仲間」、broは「兄弟」、mateは「友だち」という意味があり、話す相手のキャラクターやお互いの関係性によって使い分けます。
これらは女性に対してはほとんど使いませんが、男友達のような間柄だったり若い世代の間では女性に対しても使うことがあります。なお、mateはイギリスやオーストラリアで一般的ですが、北米ではあまり聞かれません。
2人以上の場合buddies/dudes/pals/brosは使うことがあり、それぞれの意味を残しつつ総じて「おまえら」というニュアンスになります。
OK guys.
あいさつではなく、「さて、みんな」と注意を引く時の表現です。
Come on, guys.
「おいおい」「ちょっと待ってよ」というニュアンスでHey guys.という時の、さらに何かを訴えたり強い感情を表すバージョンです。
Guys.
呼びかけ、注意を引く時や、驚き・怒りなどの感情を表す時に、HeyなしでGuys.とだけ言うこともあります。
Hey guysとHi guysのニュアンスの違い・使い分け方
HeyもHiもカジュアルなあいさつの定番の言葉で、あいさつとしてのHey guys.とHi guys.はほぼ同じニュアンスです。Heyのほうがよりくだけており、友だち同士やすでに顔見知りの間柄、面識はなくても雰囲気からかなりカジュアルに話しかけても良さそうな相手に使います。Hi guys.は、Heyよりも若干やわらかい響きがあり、それほど親しくはない相手や、初対面で雰囲気がつかみかねる場合でも使うことができ、HelloやExcuse me.ほどかしこまらなくても良い場合に使います。
また、Hiがあいさつの表現に限定されるのに対し、Heyには注意を引いたり呼びかける効果や、「ねえ」「おいおい」「ちょっと」と相手の反応により様々な声かけをする働きもあり、応用範囲や使用頻度がHiよりも格段に高くなります。
Hey guysの類似表現一覧
Hello fellas.
fellaは「男性」「男性の友だち・仲間」という意味で、Hello fellas.は主に高めの年齢層の男性の間やビジネスシーンなどフォーマルな場で親しみを込めて、男性に対してのみ使う表現です。ジョークとして若い人や親しい友だち同士でも使うことがあります。
Hello friends.
friends「友だち」という表現を使ってはいますが、実際に友だちに対して使うよりも、ビジネスの場やコミュニティなど公共の場で親しみがこもっている印象を与えるために大勢の相手に呼びかける時に使うことが多い表現です。
Hello people/my people.
比較的フォーマルな表現で、主に公共の場で大勢に呼びかける時に使う表現です。
Hello children.
children「子どもたち」という表現を使ってはいますが、親しい友だちなどに対して冗談交じりに「やあ、君たち」というニュアンスで話しかける時に使うことがあります。
Hi/Hello class.
教師や生徒が学校などでクラス全体に対してあいさつをする時に使います。
Yo punks.
ほぼ限定して若い男性の間で使われるスラングです。仲間同士でなんでも言い合えるような関係の相手には使っても良いのですが、そうでない相手だと、威圧的であったり失礼になるばかりでなく、バカにしている印象を与えかねないので、基本的には使わないほうが良いでしょう。
【番外編】Hey guysの表現が使われている曲を紹介!
「Jack Sparrow」 by The Lonely Island feat.Michael Bolton
この曲は、2011年にアメリカのコメディ・バンド、ザ・ロンリー・アイランドのネタ的なミュージックビデオとして、大ベテランのグラミー賞受賞シンガー・ソング・ライターであるマイケル・ボルトンをゲストに迎えて作られ、アメリカの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」で初めて披露されたヒップホップ調の曲です。
大ヒット映画シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキャラクターであるジャック・スパロウの名前がタイトルになっており、設定としては、ザ・ロンリー・アイランドがヒップホップの曲にありがちな「クラブに行って女性をナンパする」というテーマのおしゃれなラップの曲を一緒に作ろう、と大スターのマイケル・ボルトンに持ち掛けたものの、ボルトンが脱線して「ジャック・スパローがどれだけ素晴らしいか」を歌い続け、ビデオの中ではジャック・スパロウを始めとする様々な映画のキャラクターに扮し、しまいにはジュリア・ロバーツの当たり役エリン・ブロコビッチをインパクトある女装姿で披露するという暴走ぶりを見せ、全米で大きな話題になりました。
Hey guys.は、実は曲の歌詞ではなく、ミュージック・ビデオの冒頭でザ・ロンリーアイランドの3人がレコーディング・スタジオにマイケル・ボルトンを迎え入れる場面の中のセリフです。ボルトンがスタジオに入りHey guys.「やあ、みんな」とあいさつし、3人がHey,thanks for coming.How’s it goin’?「やあ、来てくれてありがとう。調子はどう?」と返事する、典型的なカジュアルなあいさつのシーンが描かれています。
「Hey Guys, It’s Christmas Time」by Sufjan Stevens
スフィアン・スティーブンスが2006年にリリースしたクリスマス・アルバム「Songs for Christmas」に収録されている曲。タイトルにHey guysが使われていますが、歌詞の中には出てきません。
この曲は子どもたちに向けて、クリスマスという特別なイベントだからこその行動やアイディア、例えば「クリスマス・ライトで明るいから夜遅くに出歩いても大丈夫」「パパが遅くまで起きていても良いよと言うかもしれない」、ということを、It’s Christmas time「だってクリスマスだからね」と歌っています。タイトルのHey guysは「ねえ、みんな」というニュアンスで子供たちに語りかけており、タイトルと歌詞から、曲全体に「ねえ、みんな、だってクリスマスなんだから」という雰囲気が漂う、穏やかでハッピーな曲です。
まとめ
Hey guys.は、ただあいさつとしてだけではなく、色々なシーンで使うことができる便利なフレーズです。声のトーンやアクセントを変えるだけでも意味が変わるフレーズなので、どういう意味・ニュアンスで言いたいのかによって適切に言い方を変えて、使いこなしてみましょう。