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<目次>
I wonderの意味や発音・アクセント
I wonderの意味
単語のwonderには、名詞では「感嘆すべきもの/こと」「不可思議・超自然的な事」「戸惑い」「疑い」、形容詞では「驚嘆すべき」「驚くほど素晴らしい」という意味があります。動詞もこれらのイメージと同じで、I wonderというフレーズの中で使うと、次のような意味で使うことができます。
ふと疑問に思う、知りたいと思う
I wonderを使ったセンテンスで、もっとも一般的な使い方です。悩んだり迷ったり、深く考えるのではなく、「あれ、これって~なのかなぁ」「~しようかなぁ」「~ってできるかなぁ」と、日常ふと頭に浮かぶ思いや小さな疑問を、つぶやくように使うイメージです。
疑う
同じく「~かな、と思う」という意味で、少しネガティブに「疑い」を持つ、確信に「疑問」を持つ、なぜそうなったのか「不思議に思う」、という意味でも使われます。
感嘆する
ある驚くべきこと、通常は賞賛を含むような感嘆すべきことが起こった場合に、それを受け止める自分の気持ちの表現として「これは驚くべきことだ」と伝える役割もあります。
I wonderの発音・アクセント
冒頭のIはアィ、wonderのwonの部分は、wをしっかり口をすぼめてウの音から始めてゥワンと発音します。derの部分は、ダーと伸ばしてしまわず、また、口を大きくアの形に開けるのではなく軽く開けて、少し唇を突き出すようにし、ダァ、少しドゥァに近いような音になります。続けて言うとアィ・ゥワンダァとなり、アクセントはwoの部分に強く置きます。
I wonderを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス
疑問に思う
ふと、~かな?と思う
学校の授業で、wonderを「不思議に思う」と習った人も多いと思います。この「不思議」というイメージだけが残ってしまい、魔法のような理解不能の「不思議」という意味でとらえていると、I wonderをネイティブスピーカーが使っているニュアンスでつかむのが難しくなってしまいます。「疑問に思う」という意味でとらえ、「どうなんだろう?とふと思う」というイメージで考えるとしっくりきます。
例えばテレビにスポーツ選手が出ているのを見ながらふと、I wonder who he is.「この人誰だっけ」と思ったり、空を見てI wonder if it’s going to rain tomorrow.「明日雨降るのかな」と考えたりした時に、通常what、who、why、when、where、howなどの疑問詞やifを伴って、「~だっけ?」「~なのかな?」とポツリとつぶやくような場面で使うのがI wonderです。
独り言ではなくても、人に質問とも言えないような疑問を、I wonder how he is going to get out.「彼はどうやって逃げ出すんだろうね」と、相手の意見も聞きたいという気持ちを含みながら言うこともよくあります。How do you think he is going to get out?「彼はどうやって逃げ出すと思う?」と、はっきり相手に質問を投げかけているのではなく、思わず自然に口から出てしまう「どうなんだろうね」という疑問を、一緒に考えたり意見や共感を求めたりするような、カジュアルなフレーズです。
控えめな誘い・依頼
「~かな?」と、推測しつつ実際はどうなのか知りたい、という気持ちがI wonderには含まれますが、この形をとって、I wonder if you can/could~.とすると、「あなたは~できるかな」、つまり「~してもらえるかな」と希望や願望を伝えることで、遠慮がちに誘ったり、お願いする意味で使うことができます。I was (just) wondering if you could ~.「ちょっと思ってたんだけど、~してもらうことって可能かな?」とすると、さらに控えめさが増し、ていねいな印象になります。
I wonder if you can go to the movie with me tonight.「今夜一緒に映画に行ってくれるかな」
I wonder if you could help me with my homework.「宿題を手伝ってもらえたりするかな」
I was wondering if you could make sushi without seaweed.「海苔なしでお寿司を作ってもらう、なんてことは可能でしょうか…」
のように、ていねいさ、控えめさの段階があります。最後の例では、you couldをI couldという、自分自身ができるかどうかに置き換えてリクエストをすることもできます。I was wondering if I could have sushi without seaweed.となります。
可能性を疑う、確信を持てない
純粋に「~かな?」と思うのではなく、「本当に~なのかなぁ」と可能性に疑いの心を持つ場合にもI wonderで表します。
I wonder how ~「どうやって~するつもりかしら」と実現の可能性が低いことを言い表したり、I wonder if/whether ~「はたして本当に~するのかな」と確信が持てない気持ちを表すことができます。I wonder if he’ll really come tonight.「彼は今夜本当に来るかなぁ」と、「おそらく来ない」という予想か、少なくとも「来なくても全く驚かない」くらいの気持ちで実現を確信できないニュアンスになります。
信用できない、怪しいとにらむ
wonderには、「疑いを持つ」という意味もあります。wonder about/at「~を疑わしく思う」というフレーズで、I wonder about him sometimes because he often goes in the office when the boss is not around.「彼のことちょっと怪しいって思うことがあるの。だってボスがいない時によくオフィスに出入りしてるんだもの」と、疑わしい、どこか信用できない言動をする人のことを怪しむ気持ちを表します。また、「不可思議」な行動や現象について、I wonder where she is getting all the expensive clothes from with her income.「彼女の収入であんな高価な服をどうやって手に入れているのかな」と、女性の行動が理屈に合わないので、何か良からぬことをしているのではないかと疑ったり、I wonder if it can happen naturally.「これって自然に起こり得るかどうか疑わしい」と言うと、自然ではなく人為的な力が加わっていることを推測している意味になります。
驚く、感嘆する
軽く驚く気持ちを、I wonder that you went to the party.「あなたがパーティに行ったとは驚きだ」と表すこともあります。また、atを伴い、素晴らしいと感じるものに対して驚きを込めながら称えるような場合によく使われます。I wondered at her composure and leadership in such a crisis.「こんな危機にありながらの彼女の冷静さと統率力には驚くばかりだ」のように、ポジティブな驚きや賞賛の気持ちを表します。
I wonderに対しての返事や答え方のパターン10選
はっきりした質問ではないものの、独り言に近いような「~かなぁ?」というふとした疑問を発する時、そばに誰かがいれば通常はリアクションが期待されます。よくある返答のパターンは次のとおりです。
I think/guess ~.
Probably / Maybe
I also wonder.
I doubt it.
I don’t think ~.
I don’t know.
Who knows?
I bet ~. / I’m sure ~.
「間違いなく/きっと~だと思うよ」と、相手がぼんやり思う気持ちに、強い同意や反論、新しい案を提示する表現です。
I think/guess ~.
I think/guess. I think/guess so.そうだろうね」「そう思うよ」とシンプルにあいづちをうったり、後に自分の考えを付け加えて「自分は~だと思うな」と具体的な意見を伝えることもあります。thinkのよほうがguessよりも確信の度合いが高くなり、guessは「~かもしれないね」くらいの弱めの推測を表します。
Probably / Maybe
「おそらく」「多分」という推量を表すフレーズで、相手の「~するのかな?」という疑問にYesよりの推測を伝えることもあります。また、「おそらく/多分~だろう」と自分の考えを続けることもできます。probablyのほうがmaybeよりも確信の度合いが少し強めの推測になります。
I hope ~.
「~だったらいいんだけど」と、推測ではなく希望で返す方法もあります。相手の推測がYes/Noで答えられるような文であればI hope so.「そう思いたい」「そう願うよ」、I hope not.「でなければいいけど」「そうならないことを願うよ」と答えても良いでしょう。
I doubt it.
「違うと思う」「疑わしいね」という答え方です。I doubt he can do it.「彼ができるかどうかは疑わしい」のように具体的に言うこともできます。
I don’t think ~.
I think ~とは逆に、「~とは思わない」という否定形で「~ではないと思う」という意見を示します。
I also wonder.
「どうだろうね」というニュアンスで、「自分も疑問に思っている」という気持ちを表すフレーズです。
I don’t know.
「わからない」「知らないよ」と言うと、まったく知るすべもないことを表すか、あまり興味がないということを伝えるニュアンスにもなります。
Who knows?
「誰にもわからないよ」「そんなこと知るかよ」という返し方です。
I wonderに関してよくある勘違い
I wonder if you could ~.、I was wondering if you could ~.で、控えめでていねいな誘いや依頼のフレーズになる、と前にご説明しましたが、この文では「あなたは~できたのかな、と疑問に思う」という意味になるのでは?と考える方もいるでしょう。
確かに文法的に言えばそういう意味も取れるので、例えばI wonder if you could finish the report by tomorrow.と言うと、「君は明日までにレポートを仕上げることはできるだろうか」と仕事の処理能力を疑っているという意味にも聞こえなくはありません。しかしやはりこれは、「レポートを仕上げてもらえるかな?」と依頼しているニュアンスになります。
紛らわしいので勘違いが多く発生するのですが、I wonder / I was wondering if you could ~.の文型は「依頼」と覚えてしまうのも一つの手ではあります。しかし、couldの意味をきちんと理解するとこの勘違いはなくなります。couldはcan「できる」の過去形ですが、couldを「できた」という意味ではほとんど使いません。元々人間に備わっている身体的な能力やそれに直接かかわるスキルに関しては、I could swim when I was a kid.「子どものころは泳げた」のようにcouldが使え、他にも限られた場合は使っても良いのですが、過去のある時点である行動ができた、という場合、例えば「その問題を解決できた」をI could solve the problem.とは言いません。I was able to solve the problem.が正解です。couldは「可能である」という意味でのcanの弱いバージョン、「可能性ではある」「しようと思えばできる」という意味になるので、I couldだと「その問題を解決しようと思えばできる」という意味になるのです。
I wonder if you could finish the report by tomorrow.のシチュエーションは、どちらにもとれそうで紛らわしいのですが、I wonder ifというフレーズが来れば「依頼」の可能性が高い、という判断がすぐにできるようになっておくと、混乱を防ぐことができます。また、意図をより明確にするために、依頼であればI wonder if you could finish the report for me by tomorrow.とfor meをつけて「~してくれる」というニュアンスを加え、仕事としてやりきれるかどうかを問う場合はI wonder if you are/were able toとbe able toを使って表現する、と使い分けると良いでしょう。
I wonderをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?
I wonderの独り言のようなニュアンスは、あまりビジネス向きの表現ではありません。また、疑いを持つという意味においても、I wonderでは少々カジュアルすぎる言い回しなので、次のようなフレーズを使いましょう。
ふと疑問に思う
I’m curious
「好奇心をそそられる」「興味深い」「気になる」という意味のcuriousを使い、疑問に思うことや疑念などについて、I’m just curious.「少々興味深いのですが」と切り出しておいてから、続けてWhy ~?などの実際の疑問を相手に伝えると、ただ興味があるという話ではなく、相手に説明してほしい、という気持ちを表すことになります。
out of curiosity
文頭でOut of curiosity,と切り出すと、「ちょっと興味があるのですが」「ちょっとお伺いしたいのですが」という前置きになります。
~ makes me wonder.
「~が私に疑問を抱かせる」という言い回しです。理解や納得ができない事がらを話して置き、後でIt/That makes me wonder.とドラマチックに言う方法もあります。
可能性を疑う、確信を持てない、怪しいと思う
I have a doubt
I have a doubt in my mind if ~.「~かどうか疑問を抱いています」のような言い方で可能性や実現性、信頼性などを疑う気持ちを表します。
be skeptical
「懐疑的な」という形容詞を使い、I’m skeptical of this theory.「私はこの理論に懐疑的です」、I’m skeptical it will be successful.「これが成功するとは思い難い」のように表現します。
I am not certain if ~.
「~であるかどうか確信が持てない」という言い方です。
Would it be realistic to think ~?
「~と考えるのは現実的でしょうか?」というニュアンスの疑問の呈し方です。
依頼をする
~, if you don’t mind.
I’d like to ~「~したいのですが」、I would like you to ~「~していただきたいのですが」のような希望を伝えた後に、「もしよろしければ」と付け加えて、相手に配慮する姿勢を見せるのも、会議などビジネスの場の会話ではよく取られる方法です。
Do/Would you mind if I ask you to ~?
「~をお願いしてもよろしいでしょうか?」と許可を求める形で依頼する、話し言葉で少しフランクなニュアンスを持つ以来の仕方です。May I ~?に違いイメージです。
Would it be possible to ask you to ~?
「あなたに~していただくようお願いするのは可能でしょうか?」という、かなり遠慮した言い回しです。
感嘆する
boggle one’s mind
少しくだけた言葉ですが、boggleは「驚かせる」「ギョッとさせる」「仰天させる」「圧倒する」という意味のある言葉で、通常その驚かせるものを主語として、It boggles my mind that ~.「~ということは私を実に驚かせる」のように言います。
be astonished
「驚く」「舌を巻く」という意味の形容詞であるastonishedを使って驚きの感情を伝えることもあります。
be amazed
be amazed「非常に驚く」「驚嘆する」「感嘆する」は、ビジネス以外でもよく使われる言葉ですが、ビジネストークで効果的に感情を伝えるためには、ビジネスの場でも少々カジュアルな表現を使うのも効果的です。
I wonderを活用した例文・会話文
A: Do you wanna go to clubbing or something?
クラブかどっか遊びに行く?
B: Sure. Let’s invite somebody else. Hey, I wonder what Ken is up to….
いいわね。誰か誘おうよ。ねえ、ケンは今何してるかな。
A: He may be busy with his part time job. Let’s call him up and find it out.
バイトで忙しいかもしれないね。電話して聞いてみようよ。
B: Hi,Ken, it’s Valery. Marco and I are gonna hit a night club and we are wondering if you could join us.
ケン、バレリーよ。マルコとクラブに行こうって話してて、あなたも来れないかな、って思てるんだけど。
A: Who do you think we should assign to the project team?
プロジェクトチームには誰を配属すべきと思う?
B: How about Mike? He can handle all the tasks to establish a new team as a leader.
マイクはどう?リーダーとして新しいチームを作り上げる色んなタスクをこなせるわ。
A: You mean Michael Keen? I definitely want him to be involved, but I wonder if he can make a good manager.
マイケル・キーンのこと?彼は絶対入れたいけど、マネジャー向きかなぁ?
B: I meant Michael Yang, the sales rep. He has a quality a leader should have.
営業のマイケル・ヤンのことよ。リーダーにあるべき素質を持ってるわ。
A: Jake, I know you are busy but I was wondering if you could go over the request for approval before I submit it to Ms.Ahmad.
ジェイク、忙しいのは承知なんだけど、アーメドさんに提出する前に稟議書に目を通してもらえませんか?
B: Oh, she’s the one who will be making a decision on this matter basically, isn’t she? No wonder why you look so nervous.
ああ、彼女が基本的にこの件を任されてるんだったね。君が不安がるのも無理はないな。
I wonderを応用した表現まとめ
I can’t help wondering what/who/where/if etc.
「~と思うのをやめられない」という、ずっと何かを疑問に思い続けたり不思議に感じたりし続けて気になっていることを表す表現です。
I’m just wondering ~
「ただちょっと~かな?と思っただけ」と、それほど気になっているわけではない、ということを強調するためにjustを入れます。
Ever wonder why ~?
「~を不思議に思ったことはない?」「~かな?って疑問に思ったことは?」という、自分自身が日ごろせず気になっていることなどに、相手も共感するかどうかを尋ねるフレーズで、Have you ever wonder why ~?のカジュアル版です。
No wonder.
「驚かない」「不思議ではない」「道理で」「無理もない」という意味で、後にセンテンスを、しばしばwhyを伴って「なるほど、だから~なのか」「~なのも当然だ」という納得の気持ちを表すフレーズです。
I wonderとI guessのニュアンスの違い・使い分け方
どちらも「~かな?と思う」という訳され方をするフレーズで、確信を持てないニュアンスもあいまいさも良く似ていますし、文の作りは違っても、同じようなシチュエーションで似た意味を表せることがあります。
例えば、「明日までには間に合わないだろうなぁ」という、「間に合う」ということに疑いを持つような状況で、I wonder if I can make it.と言ってもいいし、I guess I can’t make it.と言っても、同じ気持ちを言い表すことができます。I’m guessing I can’t make it.としたほうが、よりI wonderに近く、「間に合わないだろうなぁ、と思ってるところ」という意味になります。
この場合のI wonderは、「~かな」と言いながらも、間に合うことに懐疑的な気持ちのほうが若干強いので、I guess I can’t make it.に近いのですが、それでもやはりI guessのほうが結果を推測していることになり、wonderはそこにいたるまでの過程を考えている、という微妙な違いがあります。
thinkも「思う」という意味ですが、より「考える」ニュアンスが強く、結論について考えて答えを出している場合に使うイメージになります。同じ状況でthinkを使うと、I don’t think I can make it.「間に合うとは思わない」となり、結論をより強く意識して推測しているので、訳は同じ「思う」でもwonderとはニュアンスが全く違います。ちなみに、I think I can’t make it.というふうには言いません。thinkは、自分の考えに責任を持つイメージで使うので、日本語訳は「間に合わないと思う」であっても、thinkの前に否定のnotを置いてI don’t think ~と言う必要があります。
guessは、thinkのように「考える」というニュアンスは強くないものの、言葉の持つ性質としては似ており、wonderよりもthinkよりの言葉だと思っておくと良いでしょう。
I wonderの類似表現一覧
I’m just thinking if ~
「ただ~かどうかと考えているだけなんだけど」という意味で、I wonder「~かな?と思う」に少し近いニュアンスになります。
scratch one’s head
「頭をかく」という動作で不満や困った様子を表現するフレーズですが、自分自身がそういう気持ちだと伝えるためにI’m actually scratching my head how I should put this….「これをどう考えたらいいのかなぁと悩んでるところなんだよ」のように使うこともできます。
puzzle
難しい問題などを解決しようと「思案する」という意味の動詞です。I puzzle about ~.「~についてあれこれ考える」というように言います。
shady/sketchy/fishy
いずれも「後ろ暗い」「怪しい」「疑わしい」「不審な」「臭う」という意味の形容詞です。
Something is off.
「何かが違う」「しっくりこない」という、様子がいつも通りでないことを不思議に思ったり、人の言動に矛盾や違和感があるなど不審な点が見受けられるような場合に使うフレーズです。
It doesn’t feel right.
Something is off.と同じように「なにかが正しくないような気がする」という意味で、しっくりこない違和感を表す表現です。
I’m not sure if ~
「~かどうかははっきりとわからない」と確信が持てない、自信がない、という気持ちを表すフレーズです。
ponder
「~について思いを巡らす」「~についてよく考える」という意味なので、wonderよりもしっかり考えるイメージです。
Any chance of ~?
「~の可能性は?」という可能性の有無を聞くフレーズですが、「~してもらうことは可能?」というカジュアルな依頼のフレーズとしても使えます。Is there any chance of ~?というともう少していねいになります。
【番外編】I wonderの表現が使われている曲を紹介!
「Imagine」by John Lennon
ジョン・レノンは、イギリスの伝説的バンド、ザ・ビートルズのリードシンガー兼ギタリストとして世界的に有名なアーティストであり、解散後もソロ・アーティストとして成功しているばかりでなく、妻のオノ・ヨーコとともに平和活動家としての顔も持つ人物です。
学校の教科書に載るほどの有名曲「イマジン」は、1971年にオノ・ヨーコと共作し発表した、彼のソロ・キャリアの中でも最大のヒット曲であり、世界中に「平和へのメッセージ」として大きな影響力を与え続けている曲です。1980年、彼が凶弾に倒れるという衝撃的な事件が起こり、妻のヨーコがニューヨークの追悼集会で彼の平和追求の遺志を語り継ぐべくこの曲を流したことで、よりいっそうクローズアップされることになりました。
2番の歌詞で、Imagine no possessions「想像して、財産を持たない世の中を」I wonder if you can「君は想像できるだろうか」No need for greed or hunger「欲を持ったり飢える必要のない」A brotherhood of man「人類すべてが兄弟のような世界」と、争いや苦しみの元となるあらゆるものをなくし、皆が平等に手を取り合う世界を私たちが想像できるかどうか、問いかけています。
まとめ
I wonderは、日常でふと心によぎったことを、独り言のように、そして隣にいる人に「~かなぁ?」とポツリとつぶやくように自然に口から出す表現で、知らず知らず頭の中で浮かべていることまで含めると、最もよく使っているフレーズの一つかもしれません。
英語の学習法で、日常の行動や思ったことを英語で日記に書く、ということが有効ですが、歩きながらやシャワーを浴びている最中など、いつでも頭の中で英語で自問自答する、というのも、究極に手軽な英文作成の練習法です。これを繰り返していて癖になると、街中で女性が歩いているシーンを見てI wonder if she is on the way to work or to meet her boyfriend….のように、英文が頭の中にどんどん浮かんできます。I wonderは、このように頭の中で英語で考え英語で文を作ることが自然にできるようになる訓練のためにも、ぜひともしっかり身に着けたいフレーズです。