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最近は子供のうちから英語力を高める、という考え方が主流になり、お子さんを英会話教室に通わせる方も多いのではないでしょうか。
しかし、子供の日常に出てくる単語は実は大人のそれとは意外に違うもの。学校の教科一つとってもそうです。今回はお子さんをお持ちの方、または子供とコミュニケーションを取る仕事をしている方にご紹介する、学校の教科、特に小学校から高校までに習う教科って英語でなんて言うの?についてご紹介します。
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<目次>
「国語」って英語圏にはないの?
考えてみれば「国語」という万国共通の教科は、ありませんよね。だって、それはその「国」で話される言「語」を習うのですから、よその国に行けば内容はもちろん変わるわけです。ですから日本で言えば「国語=日本語」です。
英語では「国語」と言う単語はありません。「自国の言葉を習う」という教科はシンプルにEnglish(英語)と呼びます。”English”の領域で、具体的な勉強内容に踏み込んだ単語には、以下のようなものがあります:
- Reading(読み方)
- Creative writing(作文)
- Hand writing(書き方)
- Spelling(綴り方)
- Literature(文学)
- Classic literature(古典、シンプルにClassicsと言うことも)
- Speech/Debate(スピーチ、ディベート・議論)
高校では文学も英文学(British literature)や米国文学(American literature)など大学のようにクラスが選択式となり、細かく分かれていきます。また、お国柄というのか、人前で話すスキルを重視していて、例えば筆者の通っていた高校ではSpeech(スピーチ)は2年生の必修科目でした。
「算数」はあるけど、「数学」はない
例えば小学校の時には国語という総合教科だったものが、学年が上がるにつれて「古典」や「文学」などに枝分かれして新しい教科として独立していくのは、英語圏でも同じです。けれど、「算数→数学」のように教科自体の名前が変わってしまうことは、少なくとも英語で言うMathematicsにおいてはありません。
というのを踏まえた上で、算数・数学に関連する単語を見ていきましょう:
- Mathematics(算数、数学)
- Algebra(代数)
- Trigonometry(三角法)
- Geometry(幾何学)
- Calculus(微積分)
アメリカの場合だと、中学生くらいまでの教科は全てMathematicsと呼ばれますが、クラスが大学のように選択式になってくる高校では、それ以下の教科名に変わっていきます。
理科と社会は日本と変わらず
Science(理科)と Social studies(社会)は枝分かれの仕方も、呼び名もほとんど日本のそれと変わりません。代表的なものだけ、ざっと見ていきましょう。
- Chemistry(化学)
- Biology(生物)
- Physics(物理)
- History(歴史)
- Geography(地理)
- Civics(公民)
社会の分野では、アメリカの高校ではUS History(米国史)、US Government and Laws(米国政府と法律)を必修にしている学校も多いのが日本とは違う点です。
そのほかの教科
代表的なものでは:
- Physical Education(体育、P.E.と略されたりGymと言われたりすることも)
- Music(音楽)
- Art(美術)
がありますが、やはりここでも中学や高校になると、クラスは細分化されていきます。例えば音楽ならInstrumental music(楽器を使ったクラス)、Choir(合唱)、Band(楽団)など、美術ならDrawing(素描)、Painting(水彩・油彩)、Sculpture(彫刻)などです。
ちなみに日本にはあってアメリカでは通常授業の範囲内にない教科として、道徳や家庭科があります。また、体育は日本では高校まで必修科目ですが、アメリカの高校では選択式の科目です。
おわりに
話す言葉、書く文字、文化や職業に対する考え方を異にする外国では、成人するまでに身につけるべき知識や学ぶスピードもだいぶ変わってきます。
どちらの方が良いとはもちろん言えませんが、外国人と接する時にこうした違いに想いを馳せられると、お互いの理解を深める助けになるかもしれませんね。