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英語を話す人との会話になると、どうしても私たち日本人は聞き役に回ってしまいがち。
けれど日本人は欧米人に比べて表情が乏しいと言われ、無表情で無言の頷きを繰り返していると、どんなに熱心に聞いていようと、話し手の外国人に「ちゃんと話を聞いているのだろうか?」と思われてしまいます。ですから英会話の場合は、きちんと声に出して相槌を打つことが大切です。
今回は「ちゃんと聞いていますよ」という意思表示に加えて、会話がスムーズに進むような相槌を、いくつかご紹介しましょう。
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<目次>
まずは基本の相槌から
もちろん基本中の基本、相槌の王道といえば”Yes (Yeah)”ですが、ここではそれいがいの「うん、はい」に当たる相槌を見て行きましょう。Yesも入れた
5つを順番に繰り返すだけでも、かなりバラエティ豊かになります。
1. OK
これもよく使っている人が多い相槌ではないでしょうか。Yesよりは、より「分かりました」にニュアンスが近い相槌です。
2. Uh-huh
カタカナに直すと「アーハー」です。良く聞く相槌ですね。最初は声に出すのが恥ずかしいかもしれませんが、使える相槌です。
3. Right
Rの発音が少し手強いかもしれませんが、慣れてしまうと使い勝手の良い相槌。
4. I see
「そうですか」「そうだったんですか」というニュアンスが含まれる相槌です。
積極的な肯定をあらわす相槌
次は、「うん」「はい」よりもさらに積極的に応えたい時、たとえば「そうだよね」「その通り」というような相槌を返したい時に使うフレーズを見て行きましょう。
5. Sure
「あなたの言う通りですよ」「確かにね」というニュアンスを含んだ相槌です。
6. Really
このReallyは使い勝手の良い相槌です。”Really?” と語尾を上げれば「本当?」という確認の聞き返しになりますし、意識して語尾を下げる言い方にすると「確かに」「そうなんだ」というような肯定の相槌になります。
たとえばこんな感じです:
A: She is dating with Bob(彼女、ボブとデートしてるのよ)
B: Really?(本当?)
A: Yes, I saw them together yesterday(うん、昨日一緒のところを見たもの)
B: Really(そうなんだ〜)
7. Exactly
「その通り」「まさしく」というようなニュアンスの相槌です。
8. Absolutely
Exactlyとほぼ同様ですが、さらに強調の度合いが強い相槌です。
「確かに」「もちろん」「まさしく」「その通り」をあらわす相槌の表現としてはこの他にも、”Indeed”、”Totally”、”Of course”、”Definitely”、”Certainly”などがあります。
また、もう一歩進めて「私もそう思います」という相槌を打ちたいときはこの二つが便利です。
9. I think so too/Me too
「私もそう思います」「私もそうです」という表現です。これは皆さんおなじみですね。
10. So do I / So am I
こちらは少し上級編です。「私もそうです」という意味の相槌ですが、動作について同意するときはdoを使い、状態についての同意にはamを使います。例をいくつかあげてみましょう:
A: I go to the gym everyday(私は毎日ジムに行っています)
B: So do I(私もです)
A: I am left handed(私は左利きです)
B: So am I(私もです)
またSoをNeitherに置き換えることで否定の同意としても使えます。上の例を使って見てみると:
A: I don’t go to the gym everyday(私は毎日はジムに行きません)
B: Neither do I(私もです)
A: I am not left handed(私は左利きではありません)
B: Neither am I(私もです)
疑問を呈する、話を促す相槌
相槌を打つといっても同意や肯定ばかりではありません。疑問を呈したり、先を促したりすることによって会話はスムーズに流れ、深まります。そういった相槌をいくつか見て行きましょう。
11. Is it?/ Isn’t it?
「そうなの?」「本当にそう?」といった意味のフレーズです。例で見てみましょう:
A: The price is too expensive(この値段は高すぎます)
B: Is it?(そうですか?)
A: It is strange to see so many people at this hour
(この時間にこんなに大勢の人がいるなんて変ですね)
B: Isn’t it?(そうかな?)
また、動作についての疑問をあらわす場合はDoes it? / Doesn’t it?に変化します。
12. Maybe
「おそらくは(そうでしょう)」といったニュアンスの半分同意、半分疑問の相槌です。”Maybe”や、”Maybe so”などと言います。
13. No way
通常は「決してない」という意味のフレーズですが、相槌として使うと「まさか」という意味になります。たとえば:
A: I heard she is moving to Australia to become a crocodile hunter
(彼女、オーストラリアに行ってクロコダイル・ハンターになるって聞いたわ)
B: No way!(まさか!)
カジュアルな響きがあるので、場面を選んで使いましょう。
14. And? / Then?
どちらも「それで?」「それから?」と話の続きを促す時に使う相槌です。”Then what happened?”などと言えば「それからどうしたの?何があったの?」となります。
15. So?
「だから?」という、結果や話の結論を促す相槌です。”So what?”と言えば「だから何なの?」です。お察しのように、これらの相槌は日本語でも少し失礼な雰囲気が漂いますので、英語で使う場合も、相手を選びましょう。
終わりに
これらの相槌を使う場合は、くれぐれも棒読み的に言わないこともポイントです。
色々な相槌を上手に使いながら会話が弾むといいですね。