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「話す」という時、日本語でもそこには様々なニュアンスが含まれます。一方的に片方だけが喋るのか、何かを解決するための対話なのか、雑談なのか、説明なのか・・・あげればきりがありませんが「話す」という単語に様々なニュアンスが含まれるのは確かです。
一方、それは英語でも同様。「話す」を表す単語には代表的なもので4つありますが、それぞれの持つ意味合いやニュアンスは微妙に異なります。今回はそんなわずかな違いや感覚をお伝えしたいと思います。
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<目次>
1. Speakの場合
このSpeakという単語は「話す」の中でも一番ポピュラーで、用途の広い単語でしょう。「会話する」という意味での話すの他にも、様々ニュアンスを含んでの使い方があります。
説得する
・
Let me speak with him and see if he will change his mind.
(彼が考えを変えるか、話をさせてください)
伝える
・I will speak to the students about the dormitory policy of our school.
(学生に当校の学生寮においての規則を話す予定です)
明らかにする
・He freely speaks of his mind
.
(彼は自身の考えについて自由に話した)
2. Tellの場合
このTellという単語は双方向の会話、というより、自分のストーリーを一方的に相手に話す、述べる、告げるといったニュアンスを持つ「話す」という単語です。
語る、物語る
・
I told my children about the story of my life
.
(子供達に私の人生の物語を話した)
告げる
・
I am telling him that this is a warning
.
(彼にはこれは警告なんだと話します)
アドバイスする
・
He will give his son a man-to-man talk about what it is like to become a father.
(彼は息子に、父親になるとはどういうことか、男同士の話をするつもりだ)
3. Sayの場合
Sayはそもそも「話す」ではなく、「言う」「発言する」という意味の単語ですが、場面によっては話すというニュアンスでも使われることがあります。
忠告する
・He deliberately said it to keep up the motivation
.
(彼はモチベーションを維持するためにあえてそれを話した)
簡単に話す、触れる
・
I also would like to say a few words about the bride and the groom.
(花嫁、花婿について、私からも簡単にお話ししたく思います)
4. Talkの場合
Talkはみなさんご存知の通り、「会話する」という意味の「話す」という単語ですが、世界的に有名な講演として知られている”TED Talk”のように、主張するというニュアンスも持ちます。
語る
In the interview, the CEO talked about the long term strategy of the company.
(インタビューの中でCEOは企業の長期的戦略について話した)
説明する
The professor talked about the theory shown in the text book.
(教授はテキストに示されている理論について話した)
相談する
Our team members are talking the important points over during the meeting.
(チームメンバーは、重要なポイントについてミーティングの場で相談している)
終わりに
これら単語の意味には重なる部分も多いので、「どちらの単語を使ったら良いか・・・」と迷う時に、どちらを使っても間違いでないことは多いと思います。
とはいえ、微妙なニュアンスを使い分けながら「話せる」ようになると、英語の奥深さに触れられるようになると思います。場数を踏みながら、ぜひ意図した使い分けに挑戦してみてください。