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<目次>
You know what I meanの意味や発音・アクセント
You know what I meanの意味
肯定文になっていますが、カジュアルにくだけた疑問文でしばしば疑問詞のDo/Doesなどが省略されるように、通常You know what I mean?⤴と語尾を上げて疑問文として使います。直訳すると「私の意図する事が分かる?」ということなのですが、実際に相手に質問として「わかる?」と同意を促したり理解しているか確認する意味で使われる場合と、特に質問したり同意を求める意図はなく「ねえ?」「~じゃん?」「~だよね?」という軽い意味でセンテンスの最後に付け足す場合があります。
You know what I meanの発音・アクセント
youはほとんど聞こえないくらいに軽く弱く発音することと、what I をワライとリンクして発音することがポイントです。Knowとmeanに若干強めのアクセントを置き、最後のmeanは語尾を上げます。全体的にさらっと、ユノォワライミィン?⤴と、一つの単語であるかのようにスムーズに発音するとネイティブ・スピーカーっぽくなります。
You know what I meanを使う時の具体的なシーンや含まれるニュアンス
わかるかな?
自分が意図したことや伝えたいこと、話の中に含ませた真意などを、「つまりどういうことかわかってもらえる?」と確認する表現としてのYou know what I mean?です。この場合は、ある種の質問として、相手がはたして理解しているか、返事やリアクションを待つことが多くなります。
わかるでしょ?わかってるよね?
相手も当然わかっているだろう、ということを期待して、「ねえ、わかるでしょ?」と念を押す時にも使われます。また、自分の知識や経験をひけらかすような話の中でこういうニュアンスで使われることがしばしばあり、多用すると聞いている相手を苛立たせることがあるので、注意したい使い方です。
~じゃん?~だよね?
家族や親しい友だち同士、カジュアルな話ができる間柄で、相手も自分と同じ気持ち・感想だということを期待しつつ話の中に特に意味なく差し込みます。これによって後に続くフレーズが「つまり…」という説明・解説であるということを暗に示すことも多いです。
あのさ、ほら、つまり
さらに意味はほとんどなく、言葉に詰まったり、思い出せなかったり、うまく説明や表現ができないときに、つなぎとして「あのさ」「ね、」「だから」「ほら」「つまり」のようなニュアンスで使われます。あまり自信がない、または話にまとまりがない印象を与えるパターンです。
You know what I meanに対しての返事や答え方のパターン13選
質問としてYou know what I mean?と言われている場合と、実際は質問ではなくただ話の中で特に意味もなく差し込まれている場合とで、反応は変わります。一般的な返事やリアクションは次の通りですので、シチュエーションや相手がどのような意味・ニュアンスで言っているのかによって使い分けましょう。
I know what you mean.
Sure.
Yeah.
Uh-huh.
I guess./I suppose.
Maybe.
Well…
Is it?/Is he?/Does it?
I don’t know.
I don’t think so.
積極的に同意する
「そうでしょ?」「わかるかな?」と同意や意見、理解しているかの確認を求められている場合は、答えるほうも意見や理解度を示しましょう。
Definitely./Absolutely.
Definitelyは「絶対にそうだね」という確信、Absolutelyは「まったくそうだね」「もちろんそうだよ」という完全な同意で、どちらも強い賛意や同意を表します。
I know what you mean.
より相手の感情に同調して「そうだよね、わかるよ」と理解を示す表現です。「あなたの言ってること、本当によくわかるよ」とより強く100%の理解や同調の意を込める時はI know exactly what you mean.と言うこともあります。
Sure.
「そうだね」「もちろんだね」と、相づちとして話の流れを止めずに軽めの同意を示す時に使われます。
Yeah./Uh-huh.
相手も特に返事を求めていないような場合には、何も言わずうなずくか、このように「うん」「まあね」と軽く相づちをうっても良いでしょう。
I guess./I suppose./Maybe.
「そうなのかな」「多分ね」という消極的な同意、または「そうとも言い切れないけど、まあそうかもね」という、同意するともしないとも言えない、または疑問や否定のニュアンスも少々含まれます。あるいは、相手が「わかるよね?そうだよね?」と押しつけがましい話し方をしている時に、軽くあしらうように、あるいはあまり気のないそぶりを見せるように、こうした煮え切らないあいまいな返事をすることもあります。
Well…
同意や理解を求められ、なんと言って良いかわからず返答に詰まった時は、とりあえずこれで逃げましょう。それから話の続きを促したり、自分の意見を言ったりします。
Is it?/Is he?/Does it?
相手の最後のセンテンスの主語と動詞が何かによってどう文を作るかが変わりますが、「そうなの?」「へえ?」「そうかなぁ?」と、驚きや疑い、賛同しかねるという気持ちを表す場合の返事の仕方です。もし相手がShe is so rude, you know what I mean? と言われた場合はShe isの部分をひっくり返してIs she?と疑問形にします。She is?という形で返してもOKですが、こうすると「あ、そうなんだ?」という少し肯定的なニュアンスになります。
I don’t know.
「わからないな」とあいまいに濁すリアクションです。
I don’t think so.
同意しない場合は、はっきりとI don’t think so.「そうは思わない」と言ったり、もっと具体的にThat’s not ture.「それは違うよ」、I don’t think you know her.「彼女の事知らないんじゃないかな」などと、どの部分に同意しないのかを明確に伝えることもあります。
You know what I meanに関してよくある勘違い
You know what I mean?は、俳優やミュージシャンの英語インタビューを見ていると、かなりひんぱんに耳にするフレーズです。ほとんどの場合、言っている本人も無意識に口から出ていることが多く、実際に聞き手に質問したり返事を期待しているわけでもないのですが、このフレーズが口癖になっている人は有名人に限らず英語のネイティブ・スピーカーにはかなり多く、それを真似してしまいがちな英語学習者も多くいます。
常に「会話の中で苛立つクセ」の上位に挙げられる、あまりにひんぱんに耳にすると場合によっては耳障りなフレーズですので、ネイティブ・スピーカーが多用しているからといって、自分も真似をして悪い癖をつけることを避けたいものです。話す時には、意識して使いすぎないよう注意しましょう。
You know what I meanをビジネスやメールでも使える表現に言い換えると?
~ですよね?
~だよね?~じゃん?という意味でのYou know what I mean?に代わる表現としては、Am I right?「私(の言っていること)は正しいですよね?」Isn’t that true?「これって本当にそうですよね?」などがあります。英語でのスピーチやプレゼンテーションは、自信たっぷりに自分の意見を主張しそれが正しいと説得するようなスタイルが主流ですので、こうした尊大に聞こえなくもないフレーズも、欧米や国際的な場ではよく聞かれます。
ところが、「私が言ってることは間違いないよね?正しいよね?みんなもそう思うだろう?」と、少々押しつけがましく受け取られる可能性もありますので、よりやわらかい印象にするためには、付加疑問文を使うと良いでしょう。例:It seems that this will be a win-win situation for both of us, doesn’t it?「これはお互いにとってウィン・ウィンになりそうです。そうではありませんか?」
また、話の途中で「これってみんな理解してるかな?」「話の筋が通ってないと思われてないかな?」と確認する意味で、Does it make sense?「筋が通ってますか?」「納得できる話ですか?」と、自分の話がmake sense=「理にかなっている」かどうかを時々聞くことで、独りよがりではなく相手の理解度をチェックしながら話を進めている印象になり、好感を持ってもらえる場合もあります。
お分かりいただけますか?
質問として「私の言っていることが分かっていただけますか?」というつもりで、Do you understand?と聞いてしまう人がいますが、これは「理解できてる?」という言い方で、特にビジネスの場ではとても失礼に聞こえます。
You know what I mean?の元々のフレーズであるDo you know what I mean?としたほうが好ましいものです。また、この意味でもDoes it make sense?「理解してもらえますか?」と聞いても良いでしょう。
You know what I meanを活用した例文・会話文
A: You have to be more confident. You know what I mean? People admire and respect you when they see a lot of confidence in you.
もっと自信持たなきゃダメよ。つまりわかるかな?人は、あなたが自信に満ちているのを見ると、あこがれて尊敬するものよ。
B: Well, I see your point. But that’s not really me, you know what I mean?
うーん、わかるけど、私ってあまりそういうタイプじゃないじゃん?
A: I know. You are shy and modest. That’s what I like about you, actually. You know what I mean?
だよね。あなたはシャイで控えめだもの。そういうとこが好きなんだもんね、実際。
A: When I first saw her, I was just like, Wow, she is the one I’ve been looking for.You know what I mean?
最初に彼女を見た時、なんていうかもう、ワオ、彼女こそ僕が探し求めた人だ!って感じだったんだよね。
B: Yeah? And?
へえ?それで?
A: And, I just walked up to her and asked her out. Here, I got her number!
で、近づいていってデートに誘ったんだ。見ろよ、電話番号ゲットしたぜ!
B: Do you really think that’s actually her number? …You know what I mean?
それ実際彼女の番号だってマジで思ってるの?つまりさ…ね?
A: All I’m saying is, I’m right and you’re wrong. You know what I mean?
私が言ってるのは、私が正しくてあなたが間違ってるってこと。わかる?
B: Well, don’t you think you could be wrong?
ええと、自分が間違ってるかもしれないって、思ったりしないの?
A: I don’t think so. It clearly says he read “Hagakure” three times. Which means he was influenced by Confucian. You know what I mean?
思わないね。ここにハッキリ、彼は「葉隠」を3回読んだって書いてあるもの。つまり儒教の影響を受けてるってことよ。わかるかなぁ?
B: Maybe you’re right. But he also says he liked “Gorin no sho” by Musashi Miyamoto better. You know what I mean?That can mean he was simply into Bushido, can’t it?
そうなのかもね。でも彼は宮本武蔵の「五輪の書」のほうが好きだとも書いてたよね?つまりただ武士道に傾倒してただけってことも言えなくもないかな?
You know what I meanを応用した表現まとめ
Do you understand what I mean?
Knowにも「理解する」という意味はありますが、基本的には「わかる」「汲み取る」という意味で、understandは「理解する」というニュアンスのほうが強い言葉です。このフレーズはDo you know what I mean?とほぼ同じ意味ですが、自分の話が複雑だったり、他人の理解を超えているかもしれないと思う時などは、understandのほうを使う場合があります。
You see what I mean?
I see.が「わかります」「なるほど」という意味であるように、seeにも「わかる」という意味があります。基本的な意味は「見える」ですので、「話が見えてますか?」というニュアンスに近くなります。
You know what this/that means?
「私が意味していること」を「これ/それが意味していること」に変えて、より具体的にどの部分を理解しているか、同意してくれるかの確認をする場合に使われます。
You know what I meanとIf you know what I meanのニュアンスの違い・使い分け方
If you know what I meanは、本やウェブサイトなどの英会話の解説でも時々混同されていることがあったり、同じ意味として載っていたりすることがありますが、実際会話で使う時には、ネイティブ・スピーカーはきちんと使い分けています。
You know what I mean?は「わかる?」「わかるよね」という意味で、If you know what I mean.「お分かりでしょうが」「意味はわかるよね」「もし分かるなら」という意味です。一部オーバーラップしているのが、「わかるよね」という部分ですが、ifがつくかつかないかでは、まず疑問文であるか疑問文でないかという文法的な違いもあります。If you know what I mean. 「わかるならね」「わかってるよね」という、相手の理解を期待する肯定文です。ちなみに、しばしばSNSやインターネットでIYKWIMと略されます。
また、「もしあなたが意味が分かるのであればね」=「あなたには意味が分からないかもしれないけど」という意味で使われることもあり、これは違いがより明確です。
意味が近い「わかるよね」で使う場合のニュアンスの違いを見てみましょう。
A.I would go but I don’t want to be the third wheel, you know what I mean?
行きたいけど、邪魔ものになりたくないな。わかるでしょ?
B.I would go but I don’t want to be the third wheel, if you know what I mean.
行きたいけど、邪魔ものになりたくないな。わかるかな、この意味?
third wheelは3番目の(余計な)車輪、つまり「邪魔者」という比喩です。
シチュエーションとしては、この話し手の人物を含めた3人でどこかに出かけようという時に、話し手を除く2人はどうやら良い雰囲気なので、邪魔者になりたくないから、一緒に出掛けるのをためらっている、ということを第三者の誰か(一緒に出掛けない部外者)に話している、というものです。
Aは、自分の言っている意味、つまり「2人が親密そうである」という想像が、話の聞き手もおそらく知っている、あるいは容易に想像がつくという前提で話しています。
Bでは、ほぼ同じ意味ではありますが、ifという一言をつけると、もう少し「含み」が生まれます。もしかしたら話の聞き手はその2人が親密であることを知らず、それがけっこうな驚きのニュースであるということが感じられます。噂話や暴露話のような、少し下世話な響きも含まれます。
また、if you know what I mean.は、しばしば色っぽい、時にセクシャルな意味も暗示するようなシチュエーションでも使われ、このフレーズを使ったジョークも会話の中やドラマ、特にコメディでよく見られます。
You know what I meanの類似表現一覧
You know?
文頭にも文末にも置くことができるYou know?ですが、特に文末に置いた場合はYou know what I mean?の「ねえ?」「だよね?」「でしょう?」「~じゃん?」というニュアンスと同じです。
You know what I’m saying?
I mean「私の意図するところ」の代わりにI’m saying「私が言っていること」を置いて、同じように「わかる?」「でしょ?」と同意を促すようなフレーズになります。ほとんどまったく一緒なのですが、mean「意図」ではなくsay「言う」という言葉を使うことで、同意を求めたり理解を確認する意味合いがさらに弱まります。
You know what I’m trying to say?
「私が言おうとしていることがわかる?」と、自分の言っていることが難しい、意図がつかみにくい、あるいは自分の言葉がつたなくて伝えきれていない、という気持ちが表されます。
You know what I’m talking about?
「私が何の話をしているかわかる?」という言い方ですが、意味としてはほとんどYou know what I mean?と同じです。シチュエーションとしては、話の聞き手がどうも理解していないようだな、あるいは意図が伝わりにくそうだな、という話をしている時にこちらのフレーズを選ぶ場合が多くなります。
Are you following me? You follow me?
自分の話が難しい、展開が早い、複雑、相手の理解を超えている、との自覚がある場合、あるいは思っていたよりも相手が話についてきていないようだ、という様子が見える時に、確認の意味で「話わかる?」「話についてきてる?」と聞くフレーズです。
You hear me?
Do you hear me?Do you hear?You hear?とも言います。相手が上の空だったりして話を聞いていない時に「話きいてる?」と確認する意味や、「わかったか?」と言った事をちゃんと聞いて理解したか、少し高圧的に確認する意味があります。疑問符“?”を付けない形でYou hear me.またはYou heard me.というと、さらに強く「聞いただろ」「わかっただろ」と、確認というより「当然聞いていて、理解したはずだから、実行しろ」という命令の意思まで含むことがあります。
Do you catch/get my drift?
driftには「趣旨」という意味があり、「私の話の趣旨が分かりますか?」と、話の大筋や意図、ポイントがつかめているかどうかを確認する時に使われるフレーズです。
Do you get it?
「わかる?」と自分の話の意図、ポイントを正確にくみ取ったかどうかを確認するフレーズです。
Don’t you get it?
「わからないの?」と、自分が説明していることや話の隠れた真意などを、相手が理解していなかったり汲み取っていないことに対して、危機感をあおったり多少苛立ちを含ませてポイントを理解してもらおうと説明する時などに使われます。
【番外編】You know what I meanの表現が使われている曲を紹介!
「Feeling Good」from Broadway Musical “The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Croud”
1965年にブロードウェイで上演されたミュージカル「ドーランの叫び-観客の匂い」の中の代表的な曲の一つで、Nina Simon(ニーナ・シモン)による歌唱が1994年にイギリスでテレビコマーシャルに起用されたことにより人気に火が付いた曲です。
数多くの有名アーティストによってカバーされており、中でもデビューアルバムが12か国でプラチナ・ディスクを獲得したカナダ人シンガーMichael Bublé(マイケル・ブーブレ)がカバーしたバージョンは有名で、この曲が収録された2005年発表のアルバム「It’s Time」は日本でもヒットしました。
メロウなジャズ調のこの曲は、新しい人生への喜びを、目にしたものや肌に触れたものに静かに語りかけるスタイルで進んでいきます。サビの部分でIt’s a new dawn/Its’s a new day/It’s a new life for me/And I’m feeling good「私にとって新しい夜明け、新しい一日、新しい人生 そして私は今最高の気分」と歌った後、Dragonfly out in the Sun you know what I mean「空を飛ぶトンボよ、わかるでしょ?」と、青空高く舞うトンボに、あふれる喜びを分かってもらいたいかのように語り、そして蝶々に、星々に…と続いていきます。
まとめ
英語、特にこなれた自然な日常の英会話力を身に着けたい人たちにとって、You know what I mean?は、ぜひ使いこなしたい、ある種あこがれのフレーズの一つです。単純に「わかるでしょ?」「だよね?」と言いたい場面で使って良いものだ、と知識として覚えてすぐに使ったりせず、映画やドラマ、ネイティブ・スピーカーのインタビュー、周囲のネイティブ・スピーカーの会話などをたくさん聞いて、その意味や用途の幅広さ、ニュアンスの微妙な違い、使い過ぎにより他者に与える嫌悪感までを肌で感じるようになってから、いよいよ使ってみるようにしてみましょう。