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留学に必要とされる英語力は、留学期間や留学目的によって異なります。
語学留学をする人、大学留学や専門学校へ行く人、ワーキングホリデーなど、スタイルはさまざまです。
そこで今回は、目的別に分け、必要とされる英語力についてまとめてみました。
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<目次>
1.語学留学
語学学校では、入学当日に英語のレベルチェックをして、自分の英語力に合ったクラスに振り分けられるので、事前に必要なレベルというはありません。
初級から上級までレベルが分けられているので、英語初心者または、英語が苦手な人でも一からスタートすることができます。
留学初日から上手く話せる人はほとんどいないので、下のレベルのクラスになっても焦ることはありません。
実力がついてくれば、中級、上級と、少しずつレベルアップしていけるので、1年ほどの勉強期間があれば、上級にいける可能性も大いにあります。
留学前の英語力はそれほど気にしなくていいというのが語学留学です。
ただ、語学留学では英語を話すことにフォーカスが置かれているので、基本的な文法や単語は留学前に覚えていった方が、留学先で英会話力を磨くことに集中できるというメリットはあります。
事前にがっつりと勉強する必要はありませんが、中学レベルの英語くらいは予習してから行った方がいいでしょう。
2.大学留学・専門留学
英語で専門的な内容を学ぶ専門学校や大学への留学は、高い英語力が必要とされており、ある程度語学を勉強してきた人でないと、入学は難しいでしょう。
アメリカでは英語能力テストにTOEFLスコア(Test of English as a Foreign Language)、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスでは、ILETSスコアInternational English Language Testing System)が要求されます。
最近では、アメリカもカナダと同じようにILETSとTOEFLの両方を受け付ける大学も増えています。
また、入学してからも論文提出があったり、ディスカッション、研究発表の場もあるので、ただ合格しても、卒業するまでが大変です。
英語力が備わっていることはもちろん、自分の意見を発信できる積極性やプレゼインテーション力も必要となってきます。
学校によっても異なりますが、最低でもTOEIC450以上は必要で、できれば600以上、800以上あれば、どこでも入学できるでしょう。
3.ワーキングホリデー
ワーキングホリデーで行くのに必要とされる英語力の基準はありません。
ワーキングホリデーで渡航してくる人の中には、まったく英語を話せない人もいるくらいです。
学校へ行くのも、働くのも、観光するのも自由ですし、自分の好きなように滞在できるスタイルなので、中学高校で習った英語力があれば日常生活でさほど困ることはありません。
ワーキングホリデー大半の人が、渡航してすぐに仕事に就くのではなく、語学学校に通う人が多いので、そこでまず少し実力をつけてから、友達と旅へ出たり、仕事をしたりと、いろんな事にチャレンジしてみるという考え方をしているからというのがその理由です。
ただし、ローカルのお店で現地の人と一緒に仕事をしたいと考えている人には、ある程度の英語力は要求されます。
まとめ
いかがでしたか?
留学に必要な英語力は、それぞれの留学スタイル、目的によって異なります。
また、留学してから習得できる英語力も人それぞれです。
1年以上留学しても、まったく語学力は伸びずに帰国する人もいますし、3ヶ月の短期留学でもスキルアップして帰ってくる人はいます。
日本での下準備も大切ですが、留学先でどれだけ意欲的に勉強に励んだかで、実力の差はしっかり出るものです。
実際、中学校3年程度の文法の基礎をしっかりマスターしていれば、日常生活でさほど困ることはありません。
大切なのは、失敗を恐れず積極的に現地の人とコミュニケーションをとることです。
日本で習った英語も現地では通じなかったという場面もよくあることなので、現地で「生きた英語」をじっくり習得していくと良いでしょう。