2016年5月から変更!TOEICテスト新形式の特徴と変更点まとめ

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TOEICテストの変更点

2016年5月のTOEICテストより開始された新形式問題。

従来のTOEICテストに比べ、より実際の英語力を測ることができるテストへと進化しました。

「今までの問題とどう変わったの?どうやって対策すべき?」という疑問にお答えして、新形式問題のTOEICにおける、変更点と対策をご紹介したいと思います!

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<目次>

1.問題数の変更点まとめ

リスニングセクションの問題数変更点

パート 問題 変更後問題数 増減
1 写真描写問題 6 4問減少
2 応答問題 25 5問減少
3 会話問題 39 9問増加(3問×13題)
4 説明文問題 30 増減なし(3問×10題)

リスニングセクションにおいては、これまで点数が取りやすかったパート1の写真描写問題やパート2の応答問題が激減。

一方で会話を聞いて問題に答えるパート3の問題数が増加しています。

リーディングセクションの問題数

パート 問題 変更後問題数 増減
5 短文穴埋め問題 30 10問減少
6 長文穴埋め問題 16 4問増加(4問×4題)
7 1つの文書問題 29 1問増加
複数の文書問題 25 5問増加

リーディングセクションにおいては、文法などの知識・テクニックが問われたパート5の短文穴埋め問題が激減し、長文問題が増加しました。

読まなければならない情報量が増えているので、これまでの時間感覚で解くと時間内に解き切れない恐れがあります。

2.問題内容の変更点まとめ

【パート1】リスニング:写真描写問題

パート1では、問題内容に変更はありません。

今まで通り、1枚の写真について4つの短い説明文が読まれ、写真の描写に最もふさわしいものを1つ選ぶ形式です。

【パート2】リスニング:応答問題

今までよりもくだけた表現が使われるようになりました。

例えば、going to を gonna 、want to を wanna と読むなど、よりリアルなネイティブのセリフを再現しています。

【パート3】リスニング:会話問題

リスニングで唯一問題数が増加したパート3。これまでは2人での会話を聞く問題でした。

しかし変更後は、「2人または3人による会話」となりました。

また、「会話の内容」と「問題用紙に印刷されている図表」を総合的に考えて解答する形式も追加されています。

今まで以上に、情報処理能力が問われるパートと言えるでしょう。

【パート4】リスニング:説明文問題

パート4は問題数の増減はありませんでしたが、パート3と同じく印刷された図などを見て総合的に考える問題が追加されています。

【パート5】リーディング:短文穴埋め問題

問題形式は変わらないものの、パート5は問題数がかなり減っています。

パート5の問題はこれまでかなり難易度の高い文法事項も問われており、「現実的な英語力」というよりは、「テスト対策」がカギをにぎるパートでもありました。

よって「より実践的な英語力を測るテスト」を目指すTOEICにおいて、このパートの問題数が削減されたのは当然であると言えます。

【パート6】リーディング:長文穴埋め問題

これまでは1つの文書につき問題は3問でしたが、変更後は4問になっています。

また変更前は語句のみの選択肢でしたが、文書を差し込む問題形式も追加になっています。

【パート7】リーディング:1つ・複数の文書問題

問題数が大幅アップしているのがパート7です。

これまで1つもしくは2つの文書に関する問題のみでしたが、3つの文書の情報を総合して解く問題が追加になっています。

携帯のメッセージや、チャットなどの書式も追加になっており、実際のビジネスにおけるやりとりをより反映した問題形式となりました。

3.新形式で点をとるための2つの対策

速読力UPは必須!

全体を通して処理しなければならない情報が増えたので、解き切るための速読力は必須になっています。

速読力をつけるためには、「読解方法の見直し」と「継続して読解する」ことが必要です。

速く正確に長文を読むためには、意味の切れ目ごとに前から訳をとっていく「スラッシュリーディング」ができると良いでしょう。

実際の試験で問題用紙にスラッシュを引くことはできませんが、文章の前から順に意味をとっていく読み方ができるようになりましょう。

また、速読における理想の状態とは、英語を英語のまま理解できる状態です。

最初は誰でも英語から日本語訳をして理解すると思いますが、それを毎日続けているうちに日本語訳をしなくてもなんとなく意味がわかるようになります。

この状態を目指すためにも、なるべく頻繁に英語長文に触れましょう!

»新形式TOEICの時間配分&解く順番の必勝法を教えます!

くだけた表現にも触れる!

携帯のメッセージやチャットなどに関する問題が出題されるようになったので、カジュアルな会話で使うような表現にも慣れておくのがオススメです。

カジュアルな会話に慣れるためには、SNSなどで外国人の方が発信しているのを見るだけでも十分効果があります。

有名人をフォローして、どんな言葉を使っているのかのぞいてみましょう。

また、洋楽の歌詞を和訳するのもオススメです。

歌詞では会話表現が使われることが多いので、よりくだけた表現を知ることができます。

まとめ

「新形式は難しくなった」なんて声も聞きますが、絶望する必要はありません。

これまで以上に実践的な英語力が問われているだけであり、地道に英語力向上に励んできた人が得をするようなテスト形式になったのです!形式や変更点をしっかり把握し、しっかり対策して挑んでくださいね。

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