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英語のレベルをはかるテストは、さまざまな種類があります。
TOEICとは英語試験の1つであり、日本においてはかなりメジャーな試験です。
「TOEICってなに?」「どんな能力が問われるの?」こうした疑問に回答すべく、TOEICの基礎知識を簡潔にご紹介します!
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<目次>
TOEICとは
TOEICとはTest of English for International Communicationの頭文字をとった略称です。
世界150ヵ国で実施されているテストで、日本では就職試験や昇進などの際に英語力の指標としてTOEICスコアが問われることが多くあります。
実はTOEICには3種類の試験があります。
1.TOEIC Listening & Reading Test:リスニングとリーディングのテスト
2.TOEIC Speaking & Writing Tests:スピーキングとライティングのテスト
3.TOEIC Bridge Test:初中級者向けのリスニングとリーディングのテスト
上記3つのうち、一般的に「TOEIC」と呼ばれるのはTOEIC Listening & Reading Testです。
「TOEICスコア」と言った場合には、リスニングとリーディングのテストでのスコアを指します。
TOEIC Listening & Reading Testとは
TOEIC L&Rテストは、リスニング495点、リーディング495点の990点満点で評価されます。
全てマークシート方式で、試験時間は2時間。
休憩はありません。
内容は主にビジネスに関わるものが多いです。
高校までの英語教育では習わないような単語も多くあります。
TOEIC L&Rの高得点スコアを持っていると、就職活動や転職活動に有利にはたらく場合もあります。
また海外展開のある企業ですと、昇進の際にTOEICスコアが必要なところもあるようです。
TOEIC Speaking & Writing Tests とは
TOEIC S&Wテストは、それぞれ200点満点で評価されます。
受験会場にて用意されているPCで回答します。
試験時間はスピーキングが約20分、ライティングが約60分です。
こちらのテストは中上級者向けです。
実際に海外とビジネスで取引をしている人など、海外と関わっている人が自分のレベルを確認するために受けていることも多いでしょう。
TOEICの公式サイトには、「TOEIC L&Rテストで700点をとったらS&Wテストにチャレンジする」という1例を示しています。
私の経験から考えても、S&Wテストを受験するにはある程度のリスニング力が必要なため、L&Rテストで700~800点以上を持っている人にオススメです。
ちなみにスピーキングとライティングがセットになったS&Wテストの他に、スピーキングだけ受験する形式もあります。
スピーキングテストだけならば約20分なので、気軽に受験することができます。
TOEIC Bridge Testとは
このテストは、英語初級者などのTOEICL&Rでは難しいと感じる人向けとなっています。
まずはBridgeで慣らしてから、L&Rを受験するという人もいるようです。
また、進学校の中学生や高校生などが英語力向上のために利用しています。
実際のところ、英語初級者にとってはTOEIC L&Rテストはかなり難しく感じることと思います。
制限時間内にあの膨大な量のテストを解くことが不可能に感じる人もいるかもしれません。
英語学習にブランクがある人や、英語に苦手意識のある人は、まずBridgeで肩慣らしするのがオススメです。
TOEICを受けるのに適した人
「英語を勉強したい」という言葉には、いろいろな意味が含まれています。
話したいのか、聞けるようになりたいのか、目標によって受けるべき試験も違います。
特にTOEICは、主にビジネスにおけるシチュエーションを想定してつくられているテストです。
よって、「海外旅行先で雑談できるようになりたい」というような人は、TOEICには向かないと思います。
ビジネス上で使う人や、就職活動や転職活動を控えている人に向いている試験です。
また、TOEIC L&Rは高校レベルの英語の下地がある人にオススメな試験です。
中学英語から復習する場合は、まずBridgeを受けてみる方が良いかもしれません。
実際にビジネスで使わないにしても、英語学習のモチベーションとして利用するという手もあります。
TOEIC L&RやS&Wのスコアは、履歴書に書くことのできる資格です。
ちなみにTOEICの公式サイトには、新入社員の平均スコアが498点と書かれています。
>>TOEIC公式サイト:スコアの目安
一般企業の人事担当者などに聞くと、だいたいスコア600点以上であれば、新卒の就職活動において目をひくようです。
しかし業界によってはTOEIC L&Rのスコアで足切りがあるところもありますので、注意が必要です。
まとめ
TOEICには3種類のテストがあり、どのスキルのレベルを測りたいかによって使い分けするべきだとご紹介してきました。
また、TOEICはビジネスに関するシチュエーションを想定している試験であり、日本の就職活動や転職活動では履歴書に記載することができます。
自分の英語学習における目標をもう一度確認し、TOEICがその目標のサポートになる場合は、受験してみるのが良いと思います!