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TOEICのスコアアップを目指すにあたって、目標スコアの設定は重要です。
あまりに高すぎるとモチベーションが保ちにくいですし、低すぎてもスコアの上げ幅が小さくなってしまうので、もったいないです。
また、目標を設定することで学習計画を立てやすくなります。
今回はTOEICを初めて受験する方から、既に受験経験のある方まで、スコア別に目標設定の一例をご紹介していきたいと思います!
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<目次>
TOEICを初めて受験する場合の目標設定方法
TOEICを初めて受験する場合、目標設定はなかなか難しいですよね。
どのように目標スコアを決めたら良いでしょうか?
TOEIC初受験のスコア平均は何点?
TOEICの平均点は600点~620点あたり、英検でいうと2級程度のレベルです。
初めて受験する人の平均点はデータがないため不明ですが、初受験が多いと思われる大学1年生のスコア平均は589点、高校生では519点となっています。
ちなみに大学4年生では639点がなので、4年間で着実にレベルアップしている人が多いことが分かりますね。
参考:TOEIC®Program DATA&ANARYSIS 2021|IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
まずは自分のTOEICスコアを知るところから始めよう
まずは現段階で自分にどれくらいの英語力があるのかを確認するところから始めましょう。
もちろんとりあえずTOEICテストを受験してみるというのも1つの手ですが、最もオススメなのは「模試形式のTOEIC問題集を演習すること」です。
本番のTOEIC試験と同じように、2時間を測って問題演習してみましょう。
模試問題集を選ぶときには、スコア換算表がついているものを選びましょう。
スコア換算表とは、実際のテストで何点をとれるか予測することができるものです。
2016年5月に新形式になって以降のスコア換算表付模試問題集のオススメは、『TOEICテスト公式問題集新形式問題対応編』です。
模試が2回分収録されていますが、とりあえずは1回試しにやってみましょう。
公式問題集なので、本番と同じクオリティの問題が演習できるのが特徴です。スコア換算は少し幅のある換算方法になっております。
例)リスニング正当数41~45問→換算点範囲155~230点
上記の場合、本番でとれるスコアの予想は155~230点と少し幅はありますが、それでも自分の実力を知るにはとても良い問題集だと思います。
現時点では、新形式対応の問題集で信憑性のあるスコア換算ができるのは公式問題集だけです。
新形式スタートから1年以上が経過すれば、公式問題集以外でも信憑性のあるスコア換算がついた問題集が出てくると思います。
模試問題集にて予想スコアが出せたら、以下のスコアを参考にして目標設定をしてみてください!
TOEICスコアが500点以下の場合の目標設定方法&学習法
現時点のスコアが500点以下の場合は1~2ヶ月でスコア100点アップを目標にしましょう!
300点の人なら400点目標、400点の人なら500点目標という形です。
100点アップのためのポイントは、文法の基礎と速読の習得です。
まずは中学・高校レベルの文法を復習し、英語に慣れましょう!試験本番2週間前から模試を演習し、時間配分や問題傾向をつかみます。
500点以下の人は基礎を固めることでグングン点数が伸びてくるので、努力次第では100点アップも夢ではありません!
TOEICスコアが500~600点の場合の目標設定方法&学習法
スコア500点を超えてくると、英語の基礎的な文法力や速読力は身についている状態になります。
よって、一気に100点アップはなかなか難しくなってくるのです。
現時点のスコアが500~600点の人は、70点アップを目標にしてみましょう。
550点の人は620点を目指すという形です。
500点以上となってくると、自分の弱点を1つずつ克服していくことでスコアが上がっていきます。
リスニングが苦手な人はリスニングを集中特訓しましょう。
速読力が足りずに時間内に解き終えられない人は、毎日速読の練習をしましょう。
自分に合った対策を練ることが大切です!
TOEICスコアが600~700点の場合の目標設定方法&学習法
600点以上になってくると、スコアアップに必要なのは細かい知識やハイレベルな英語力ということも少なくありません。
目標スコアの設定としては、50点~60点アップぐらいを目指すと良いと思います。
これぐらいのスコアが取れる場合は、時間内に問題を解き切れるようになっている人も多いと思います。
速読もできる、基礎問題もできる、あと必要なのはワンランク上の単語力・文法力です。
特に語彙力を増やすことは、長文問題の得点率アップにもつながります。
語彙力が足りていないと感じる人は、そこを強化してみると良いかもしれません。
TOEICスコアが700点以上の場合の目標設定方法&学習法
700点以上のスコアを持っている場合は、スコア50点アップかそれよりも少ない上げ幅でも良いかもしれません。
例えば私は700点台後半になってから20~30点刻みでスコアアップをしてきました。
一歩一歩スコアを上げていくイメージです。
このレベルの人は、模試問題集はもちろん、苦手分野に特化したレベル別問題集を演習するのもオススメです。
また、TOEIC問題集以外にも英語の動画を見たり、洋書をよんだりするなど、英語に触れる機会を増やすことがスコアアップにつながります。
800点以上になってくると、小手先の受験テクニックだけではスコアアップは難しくなります。
問題集演習だけではなく、総合的な英語力アップに力を入れましょう!
TOEICの勉強時間はどれくらい必要?
TOEICの勉強に必要な時間は、100点アップにつき200時間と言われています。
ただし、スコアが上になればなるほど更に点数を上げるのが大変になるためプラスアルファを見積もった方が良いでしょう。
たとえば450点→550点なら200時間を目標に、650点→750点なら250時間を目標にするという感じです。
しかし単純に勉強時間を確保すれば点数が上がるというものでは、もちろんありません。
その時間を使っていかに効率よく学習するかがポイントです。
特にTOEICは問題の数が多いため、初めて受験する人はすべて解き切ることがまず難しいです。
試験直前には演習問題をたくさん解いて時間配分を体に叩き込み、慣れることも大切です。
社会で求められるTOEICスコアは何点?
TOEICを受験する人の多くは、そのスコアを利用して何かにチャレンジしたり就職したりと次のステップに進むためのツールとして受験するのではないでしょうか?
では実際に社会では何点のTOEICスコアが求められるのでしょうか?
学生と社会人に分けてみてみましょう。
大学生はどれくらいのTOEICスコアを目標にすればいいの?
大学生のTOEICスコア目標設定も目的や目標によって様々です。
例えば留学に行くことを目標にTOEICを勉強するとしましょう。
語学留学の場合、最低限TOEICスコアは450点~550点は必要になってきます(もちろん必要スコアを設けていない学校もあります)。
では海外の大学で交換留学を行う場合はどうでしょうか。
海外の一般的な大学ではTOEICスコア約600点を基準にしているところが多いです。
難関大学にまでなると730点以上、超難関大学となると880点以上を基準にしているところもありますよ。
語学留学 | 450点~550点 |
海外の一般的な大学 | 600点~ |
海外の難関大学 | 730点~ |
留学をする場合は、自分がどの大学で勉強したいのかをはっきりさせ、目標とする大学のTOEICスコア基準を把握しておく必要があります。
就職に必要なTOEICスコアは何点?
最近では就職活動の際にもTOEICスコアを求める企業が増えてきました。
では就活の際にはどれくらいのTOEICスコアを目標にすればよいのでしょうか。
TOEIC公式HPによると、新入社員にはTOEICスコア535点、海外部門に配属の場合はTOEICスコア690点が期待されています。
新入社員 | 535点 |
新入社員(海外部門配属) | 690点 |
やはり海外との取引がある企業の場合、比較的高いスコアが期待されていることがわかります。
社会人はどれくらいのTOEICスコアを目標にすればいいの?
大学生の目標設定同様、社会人も目的によって目標スコアは様々です。
社会人になってTOEICスコアが最も必要になる場面はおそらく、「海外赴任に必要だから」でしょう。
海外赴任の場合、現地の取引先との会話はもちろん、普段の生活でも英語は必須です。
TOEIC公式HPによると、海外部門に勤務する社員に対して、企業側はTOEICスコア570点~810点を期待していることがわかります。
海外部門配属の社員 | 570点~810点程度 |
業務上のコミュニケーションに必要な英語能力はこれくらいだということがわかりますね。
しかし海外赴任以外の場合でも同等のTOEICスコアが必要になるケースがあります。
例えば海外支社と英語のメールでやり取りする場合や、勤務先の上司が外国人である場合です。
以上のケースでも英語が使えなければ話になりません。
社会人の場合570点以上を目標とすると様々な状況で能力を発揮できそうですね!
まとめ
スコアの目標設定は、勉強できる期間と時間数、その人の現在のスコアによって大きく変わってきます。
自分が目標とするスコアをとるためには、どんな勉強をどれぐらいする必要があるのかを考えてみると良いかもしれません。
目標設定をする上での目安をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください!