TOEICスコアを履歴書に記載するメリットは?何点からアピールできるの?

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就職活動を考えている人や、TOEICを受けたことがある人は、TOEICを履歴書に書くことを考えているのではないでしょうか?

でも、TOEICって合否がなくスコア判定なので、どのように履歴書に書けばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

また、自分のTOEICスコアを書いて、就職に有利になるのかわからない人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、TOEICを履歴書に記載することについて、メリットや記載方法など、さまざまな角度から解説していきます!

TOEICスコアを履歴書に書きたい人、就活のためにTOEIC受験を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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<目次>

TOEICって何?履歴書に記載するメリットとは

まずは、基本的なところからいってみましょう。

TOEICを受験したことがない人もいるかもしれませんから、TOEICとはどんなものか、そして履歴書に記載するメリットから説明します。

TOEICとは英語の能力をはかるテスト

TOEICは簡単に言えば、英語のコミュニケーション能力をはかるテストです。

リスニングセクション(聞き取り)とリーディングセクション(読み取り)にわかれていて、それぞれの点数の合計点がTOEICスコアとなります。

またTOEICはビジネス英語に特化したテストで、その内容も日常の場面より、ビジネスでの場面がメインです。

英語関連のテストというと、「英検」も日本では広く知られていますが、英検にはレベルと合否がある一方で、TOEICはスコア形式となっています。

つまり、TOEICは合否ではなく、スコアで英語能力を示すのです。

履歴書に記載する事で英語力の証明に!就職に有利な場合も

TOEICは英語能力をはかるテストですから、そのスコアを履歴書に記載することで、英語力の証明をすることができます。

そのスコアによっては、就職時に有利になることもあるんです。

また、英語を使う職種なら、応募条件に「TOEIC〇〇点以上」と指定されていることもあります。

前述のとおり、TOEICはビジネス英語に特化したテストなので、仕事に必要な英語がどの程度使えるかを、TOEICのスコアでアピールすることができるのです。

TOEICのスコアは何点から履歴書に書くべき?

TOEICのスコアによって、その人がどの程度ビジネス上で英語を理解できるかがわかります。

点数が低ければ「英語力がない」と判断されるため、就職活動を有利に進めるには、低いスコアならむしろ書かない方が良いでしょう。

では、一体何点取れれば履歴書に書くべきなのでしょうか?

ここからはTOEICのスコア別英語レベルと、履歴書に書くべきスコアについて解説します。

スコア別の英語レベルとは?

TOEICスコア別の英語力については、TOEIC公式ホームページに掲載があります。

その公式の情報と、実際のTOEIC受験者の仕事上での能力を元に、TOEICスコア別に、どの程度の英語力があるのかをまとめてみました。

>TOEICスコア900点以上

専門的な分野でも活躍できるレベル。

高度な話題でも理解でき、会話についていくことができる。

自分の専門外や知見のない話題だと、難しい場合もある。

>TOEICスコア800点以上

高度な話題もなんとか理解できるが、会話に入るのは難しいことも。

会議での発言には苦労するものの、ビジネス上のやり取りはほぼ問題ない。

ニュース記事などもほぼ理解できる。

>TOEICスコア700点以上

自分の仕事に関するやりとりができ、書類を理解することも可能。

会議は理解できない場面も。

限定された場面なら、電話や接客もできる。

>TOEICスコア600点以上

簡単な仕事上のメールのやり取り、電話応対はできる。

ゆっくりと話してもらえば、ビジネス上の日常的な会話は可能。

>TOEICスコア600点未満

スコアによっては日常会話はなんとかなるものの、ビジネスの場で英語を使うのは難しい。

応募要項にTOEICの点数を記載している企業を見ると、その多くが600点以上を指定しています。

このことからもわかるとおり、600点を取らなければ、TOEICのスコアを履歴書に書いてもあまりメリットはないのです。

600点から記載OK!しかし企業や職種による

履歴書にTOEICスコアを書きたいなら、600点を最低ラインの目安にしましょう。

企業によっては、「TOEIC550点以上」を条件にしているところもありますが、ほとんどの企業が600点以上を求めています。

そこからすると、600点というのが就職活動でTOEICを生かすための目標点となるでしょう。

応募条件にTOEICスコアを指定していない場合でも、600点あればある程度の英語力があることのアピールとなります。

ただし、英語をフルで使う職種となると、600点では足りない場合もあることに注意!

600点はあくまで「ある程度ビジネスで英語が使える」という証明で、高度に英語を扱える証明にはならないことを覚えておきましょう。

英語を使う仕事なら800点以上を目指そう!

では英語をしっかり使う仕事なら、TOEICで何点取るべきなのでしょうか。

こちらも職種によりますが、まずは800点がボーダーラインです。

TOEICで800点を取ると、ビジネスの場面で英語を使って広く活躍ができることの証明になります。

事務的な仕事なら、800点でも十分こなせるでしょう。

ですから、英語を使って仕事をしたい人は、800点を目指してください。

ただし職種によっては、800点では不十分な場合もあります。

通訳や翻訳、また英語を使った営業など、高度な英語コミュニケーション能力が必要な職種だと、900点以上が求められます。

もしも高度な英語コミュニケーション能力が必要な職種を目指すなら、800点でも足りないのです。

TOEICスコア!履歴書へどう記載する?

TOEICは合否がないので、履歴書にどう記載すれば良いかわからない人もいますよね。

記載方法を間違えると、正しい英語力が伝わらないかもしれません。

そこで、TOEICスコアの履歴書への記載の仕方についても、ここでしっかり覚えておきましょう。

基本的な書き方

履歴書にTOEICスコアを記載する場合、履歴書の「免許・資格」の欄に下記のように記載すればOKです。

免許・資格
2019 9 TOEIC公開テスト スコア800点取得

履歴書に記載する年数は、他の部分と合わせてください。

職歴・学歴欄に和暦をつかっているなら、上記の免許・資格欄も和暦を使います。

また、TOEICスコアがもし825点など中途半端な点数だったとしても、その取得した点数を記載してください。

TOEICにはいくつか種類がありますが、多くの人が受験する「TOEIC Listening and Reading」の場合は、上記の表記で通用します。

もしも、「TOEIC Speaking and Writing」を受験したなら、「TOIEC SW」と記載してください。

「TOEIC Listening and Reading」と「TOEIC Speaking and Writing」は別のテストですから、この2つどちらも受験歴があるなら、どちらのスコアも記載できます。

嘘の記載はNG!認定証の提出が求められることも

履歴書に記載するTOEICの点数は、自己申告です。

ですから、書こうと思えば、本来のスコアよりも高い点数を書くことができます。

ただし、そうした嘘の記載は当然ですがNG!

バレないと思うかもしれませんが、TOEICには認定証があるので、バレます。

認定証の提出が求められることだってあるんです。

それに、本来のスコアよりも高い点数を記載しても、実際働き始めたときに、その点数に見合う英語力を発揮できなければ、嘘だということがバレてしまいます。

そうなった時のトラブルを考えても、嘘の記載は絶対にしないようにしてください。

TOEICのスコアに期限はある?

英語に限らず、資格試験には有効期限があるものもありますよね。

では、TOEICはどうなのでしょうか。

ここからは、TOEICスコアの期限についてご紹介します。

基本的にTOEICスコアに期限はない

実はTOEICスコアには期限はありません。

10年前に取得した点数でも、有効で、履歴書に記載することができます。

たまに「TOEICの期限は2年」だというのを目にするかもしれませんが、これは現時点(2020年4月時点)では誤りです。

2年だという話が出るのは、おそらくTOEICの公式認定証、つまり公式のテスト結果を再発行してもらえるのが2年間だからでしょう。

取得後2年以上経つと再発行してもらえませんから、認定証はなくさないように保管してくださいね。

英語レベルが変わったなら再受験がおすすめ!

TOEICのスコアに有効期限はありませんが、前回受けたときから自分の英語レベルが上がったり下がったりしていると感じているなら、改めて受験するのをおすすめします。

その方が現在の英語力を正しく証明できるからです。

また、前回の受験から時間が経ちすぎている場合も、できれば改めてTOEICを受験した方が良いでしょう。

履歴書を見たときに「ずいぶん前だ」と感じさせてしまうと、現在の英語力ではないと判断されてしまうかもしれないからです。

就活のためにTOEICを受けておくべき?

まだTOEICを受験したことがない人は、就職活動のためにTOEICを受けるべきかどうか悩むこともあるでしょう。

結論から言えば、企業が応募条件にTOEICの点数を指定していなくて、その職種が全く英語に関係ないなら、無理にTOEICを受験する必要はありません。

すでに高い英語力がある人なら、資格欄を充実させるためにTOEICを受験するのはアリでしょう。

しかし英語力があまりない人が、履歴書にTOEICスコアを書くために英語を勉強する必要はありません。

その時間を、就職したい企業や職種に関連した他のことを勉強するのに費やした方が良いです。

しかし英語が関係する企業や職種に就職したいなら別です。

たとえ企業が明確なTOEICスコアを指定していなかったとしても、英語が関係する企業・職種をターゲットに考えるなら、TOEICで高得点が取れるように勉強することをおすすめします。

まとめ

TOEICは日本では英語力の証明として、とても広く認知されています。

ですから、たとえ英語に関する職種でなかったとしても、600点以上のスコアを記載することはメリットになりやすいです。

もちろんTOEICスコアが高得点であればあるほど、メリットは大!

特に英語力を就職活動に生かしたい人で、就職活動まで時間がある人は、しっかり勉強して高得点を目指しましょう!

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