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私は以前、ニューヨークはマンハッタンに住んでいたのですが、ご存知の通りマンハッタンは頻繁に映画の舞台になる土地です。町中どこを取っても映画やTVの舞台になっていない場所はないくらい!
今回はテーマ別にロケ地ツアーを組んだら・・・という想定で、映画の舞台になったスポットをご紹介して行きたいと思います。
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<目次>
1. 観光名所を訪れながら映画の世界に浸る
まずはマンハッタンの南端、バッテリーパークからフェリーに乗りましょう。「猿の惑星」であっと驚く登場の仕方をした自由の女神を横目に見ながら、実際に降りるのはエリス島。
ここにはかつて移民局があり、ニューヨークを目指す移民は船を降りるとここに来ました。「ゴッドファーザーPARTII」の冒頭、少年時代のヴィトーが病気のために抑留されたのものここです。今は移民博物館になっています。
マンハッタンに戻って来たら北上してタイムズスクエアへ。ここでは様々な映画が撮影されていますが、私のお気に入りは「メン・イン・ブラック2」。記憶喪失になったエージェントL(トミー・リー・ジョーンズ)を、トイレのような装置で流すと、なぜかタイムズスクエアの交差点の真ん中にある配電箱のような出口に辿り着き、記憶も戻っているという場面です。
<出典:Wikipedia>
さらに北上してセントラルパークへ。このパーク内で一番大きな芝生のある”Sheep Meadow”で、一休み。ここは「フィッシャーキング」でロビン・ウィリアムズとジェフ・ブリッジズが裸で寝転んで話していた場所です。映画では夜の場面でしたが、昼夜問わず裸でいると怒られますのでご注意を。
2. 文化の香りとともに映画の世界に思いを馳せる
ニューヨークと言えばアートの聖地。舞台に美術館に博物館、よりどりみどりですが、まずはミッドタウンの西側にあるリンカーンセンターに行きましょう。
足を踏み入れると正面に見えるのがメトロポリタン歌劇場。「月の輝く夜に」でニコラス・ケイジがシェールをエスコートしてここにオペラを見に来る場面が、私の一番のお気に入りです。
センターの左側、デイヴィッド・H・コーク劇場は、「ブラック・スワン」のモデルと言われるバレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエの本拠地です。白鳥の湖も、もちろん定期的に舞台にかけられています。
続いてマンハッタンの西側を北上すると、自然史博物館が見えてきます。ここは「ナイト・ミュージアム」シリーズの舞台になった博物館です。映画の公開後、全米では夜の博物館に寝袋を持ち込んで泊まるツアーが子供を中心に大流行り。映画に出て来た古代モンゴル人や大イカも、ちゃんといますよ。
<出典:Wikipedia>
さらにさらに北上しましょう。マンハッタン島の中でワシントンハイツと呼ばれる北端の地域にあるクロイスターズ美術館はメトロポリタン美術館の分館。その外観は中世のお城そのものです。ここは「リチャードを探して」の重要なロケ地です。
アル・パチーノが監督したこの映画を知る人は多くないのかもしれません。けれど彼の持つ『リチャード三世』映画化への情熱を余すところなく感じられるこの映画の舞台として、中世のお城そのままなクロイスターズは完璧なように見えます。
3.その他
同じロケーションでも、違う映画に登場すると印象も変わるものです。街歩きをしている時に、そんな場所に行き当たったらぜひそれぞれの映画を思い浮かべてもらいたいような場所いくつかがこちらです。
コロンビア大学
「アリスのままで」で、認知症にかかる主人公(ジュリアン・ムーア)はコロンビア大学の教授。走り慣れたキャンパス内をジョギングしていて迷ってしまう冒頭のシーンが印象的でした。
また、「スパイダーマン」(最初のシリーズ)では、主人公のピーター・パーカー(とビー・マグワイヤ)が見学に行って蜘蛛に咬まれてしまう研究所も、コロンビア大学での撮影です。
エンパイア・ステート・ビル
皆さんもうよくご存知だと思いますが、「キングコング」が登るのも、「巡り会い」で主人公達が待ち合わせられなかったのも、「巡り会えたら」でトム・ハンクスとメグ・ライアンが最後に出会うのも、このビルです。
グランド・セントラル・ステーション
建物自体がとても美しい、ニューヨークの真ん中に位置するこのターミナル駅は「アベンジャーズ」で外観がボロボロに破壊され、「ステイ・フレンズ」ではターミナル内の旅客全てが突然踊りだし、「メン・イン・ブラック2」では駅のコインロッカーに宇宙人の集落が存在していました。
おわりに
ここでは紹介できませんでしたが、ニューヨークを舞台にした映画はまだたくさんあります。「ロケ地はニューヨーク」をテーマに、映画をレンタルするのも楽しいかもしれません。
そして、ニューヨークで観光するときには映画のシーンを思い浮かべながら街歩きをすると、きっと素敵な気分になれると思います!