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大学受験対策用の参考書や問題集はたくさんありますが、「実際、どれを使えば良いの?」と迷う受験生も多いのではないでしょうか。今回は、英語講師歴10年の私が、受験生の生徒たちにオススメしている参考書&問題集をステップ別にご紹介していきます!ぜひ参考にしてみてくださいね。
EIKARAは「あなたの英語学習の手助けになりますように」という願いが込められた総合英語ポータルサイトです。重要英文法(「やり直し中学英語文法」)の解説から、TOEIC対策、留学情報まで、英語に関する幅広い情報を日々発信しています。編集長を務めるのは自身も留学経験のある松原哲平。読者の皆さんの役に立つ情報を発信できるよう監修を務めています。詳しくはEIKARA会社概要/監修者情報をご覧ください。
<目次>
【STEP1】まずはここから!英文法&単語のオススメ参考書&問題集
英語力の基礎は、単語と英文法の知識です。なるべく早い段階で以下の3種類に手をつけましょう!
英単語ターゲット
持ち歩きやすく、単語の説明が簡潔で使いやすいのが『英単語ターゲット』シリーズです。この一冊を覚えていけば、英語の基礎としてはバッチリです。レベルが3段階に分かれているので、現状の自分の英語力に合うものを購入しましょう。
英単語ターゲット1200:基礎から標準レベル。センター英語で100点以下の人は、この一冊から。
英単語ターゲット1400:センター試験から中堅私大レベル。
英単語ターゲット1900:国公立2次試験・難関私大レベル。
ターゲットはスマホアプリも配信されていて、単語テストをすることができます。こちらも上手く活用しましょう!
INSPIRE総合英語
大学受験に出る英文法を網羅した総合英語参考書を1冊用意しておきましょう。私のオススメは『INSPIRE総合英語』です。説明が細かく、シンプルなデザインで見やすいです。今後問題集や過去問を演習する中で、わからない文法が出てくるたびに見直す参考書となります。学校で『総合英語Forest』などの他の総合英語参考書を使っている場合は、それでもOKです!
Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
入試に出る英文法・語法問題を網羅した『Next Stage』は、早めの時期から解いておくことをオススメします。ちなみに私は高校3年生になってからすぐに演習し始め、入試本番までに5~6周は演習しました!それぐらい長く付き合うことになる文法問題集です。ちなみに同様の問題集としては『スクランブル』などがあります。自分が使いやすい方を選びましょう。
英文法の解説書
Next Stageを解いても「まったくわからない!」という方は、自分のレベルに合った英文法解説書を読むのがオススメ。Next Stageは文法をある程度理解している人向けの問題集なので、「文法をイチから復習したい」という場合は、以下のような基礎から説明してくれる本を一度読んじゃった方が速いです!
【STEP2】構文はこれ一冊でOK!英文解釈のオススメ参考書&問題集
文法を一通り勉強し終えたら、英語構文についても知っておきましょう。センター試験レベルであれば「英文法」と「長文」の勉強だけで対策できますが、国公立・中堅私大・難関私大レベルになると、英語構文について知っていた方が解きやすくなります。
入門英文解釈の技術70
構文の勉強は『入門 英文解釈の技術70』を一冊やっておけばOK!重要構文を含む短い英文を例題として、くわしく解説してあります。もし入門レベルだと簡単すぎると思った場合は、ひとつ上のレベルの『基礎 英文解釈の技術100』の方をやってみてください。入門とか基礎って書いてありますが、扱われている文章はなかなかレベルが高いので、実際に見て決めるのがオススメです。
【STEP3】読解は実践あるのみ!長文のオススメ参考書&問題集
構文の次は、長文読解の力を磨いていきましょう。まずはセンター試験レベルの英文をスラスラ読めるようになるのが目標です!
英語長文レベル別問題集
急に難しい長文にチャレンジしても英語力は上がらないので、自分にとって「頑張れば読めるけど、わからないところも少しある」ぐらいのレベルの長文を読んでいきましょう。東進ブックスの『英語長文レベル別問題集』がオススメです。自分のレベルに合ったところから始めてください。
センター試験過去問
高校3年生の夏休みが終わるまでに、センター試験の過去問を複数年分解いておきましょう。教学社が出している赤本であれば、25年分の過去問を演習することができます。センター試験対策にはもちろん、中堅以上の私大や国公立を受験する人も、まずはセンターレベルの長文で読解演習をするのがオススメです。
【STEP4】各大学の対策を!実践練習にオススメの参考書&問題集
高校3年生の夏以降は、志望校の英語対策に入っていきましょう!
志望校の過去問演習
志望校の過去問は、去年の分だけでなく、過去何年分か入手して演習しましょう。また、他の学部で似たような問題傾向のところがあれば、そちらも演習しておくと練習量が増えるので良いと思います。
〇〇の英語シリーズを解いてみる
有名大学であれば、教学社から『〇〇の英語』シリーズが出ているかもしれません。例えば『早稲田の英語』『慶応の英語』『上智の英語』『明治大の英語』など。志望大学の問題傾向をとにかく体に染み込ませることが大事です。
【STEP5】直前対策に!最後の見直しをするのにオススメの参考書&問題集
試験直前はあまり新しい問題集に手を出さず、過去に演習してきた問題集の見直しや、過去問の解きなおしをするのがオススメです。ただ、もう解きなおしに飽きてしまって「どうしても新しい問題集がやりたい!」という場合には、以下のものがオススメです。
全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編)
10回のテスト形式で、英文法などの知識を確認することができます。解説がとてもわかりやすいです。『Next Stage』と同じ出版社から出ていて、編集者も同じ人のため、『Next Stage』で覚えた知識を復習するイメージで使うことができます。
まとめ
大学受験英語の問題集や参考書を選ぶときは、必ず自分のレベルに合ったものを選びましょう!また、いろんな問題集を手あたり次第解くよりも、1冊を完全に理解してから次に移っていく方が、英語力が身に付きやすいです。良い問題集や参考書を活用して、志望校合格を目指しましょう!