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こんにちはEIKARA編集部です!
オーストリアは、音楽の都としてはもちろん、芸術的かつ中世の美しいヨーロッパの街並みが色濃く残る国として知られ、訪れる人を魅了し続けています。
ヨーロッパの中央部に位置し、ドイツやスイス、イタリア、ハンガリーなど8ヶ国と隣接し、アルプス山脈などの大自然を満喫することも可能です。
ワーキングホリデー制度を利用してオーストリアに長期滞在することで、観光旅行では味わうことのできない経験ができるでしょう。
今回は、オーストリアワーキングホリデーについて徹底解説します!
ぜひ参考にしてください。
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<目次>
オーストリアワーキングホリデーの3つの魅力・メリット
芸術や自然を堪能することができるオーストリアは、観光地としても人気ですが、比較的治安が良く、英語が通じるため生活しやすい国と言えるでしょう。
ワーキングホリデーでオーストリアに滞在するメリットを3つご紹介します。
英語が通じやすい
オーストリアはドイツ語が公用語ですが、英語の普及率が高く、特に若い世代を中心にほとんどの人が英語を話すため、簡単な英会話ができれば現地の人とコミュニケーションをとるのに困ることはありません。
芸術と自然を満喫できる
ウィーンなどの都市には美しい建造物が立ち並び、歴史的なコンサートホールでクラシック音楽やオペラ、バレエを堪能することができます。
また、郊外に足を運ぶとアルプス山脈やハルシュタット湖などの雄大な自然が楽しめます。
ヨーロッパ諸国に旅行しやすい
ヨーロッパのほぼ中央に位置しているオーストリアは、8ヶ国と連接し、近隣諸国へのアクセスが良いのが特徴です。
また、シェンゲン協定加盟国でもあるため、協定に加盟している26カ国間の移動には出入国管理が不要なのもポイント、ドイツやチェコ、ハンガリーなどへ気軽に訪れることができるので、オーストリアを拠点にヨーロッパ旅行を楽しみたい人にとって最適な国だと言えます。
オーストリアワーキングホリデーの3つのデメリット・注意点
続いては、オーストリアワーキンクホリデーにおけるデメリットや注意点をご紹介します。
ビザの発給数に限りがある
2016年にスタートしたオーストリアのワーキングホリデービザは、1年間に200人しかビザが発給されません。
他の国に比べて枠が少ないため、早めに問い合わせ、申請を行う必要があります。
物価が高い
オーストリアの物価は高めで、チップの習慣が根強いため、レストランなどで食事をするとチップを含め、外食費が増します。
ワーキングホリデーでの渡航を決めたら、家賃や生活費などに余裕を持って1年間の滞在費を準備しておきましょう。
オーストリア国内でワーキングホリデービザの知名度が低い
オーストラリアやカナダなどはワーキングホリデー協定の歴史が長く、ワーキングホリデーメーカーが多いため、認知度がとても高いです。
しかし、オーストリアのワーキングホリデーは2016年のスタート以来、まだあまり知られていないのが現状です。
職探しの際など、ワーキングホリデーについての説明が必要になる場合があります。
オーストリアでワーキングホリデーを始める人の一般的な手続き・流れ
オーストリアのワーキングホリデービザは、以下の条件を満たせば申請ができます。
・申請時の年齢が18歳以上30歳以下
・有効なパスポートを所有している
・主な目的が就労・就学ではない
・往復航空券もしくはその購入に必要な資金を保有している
・一定期間の生活費にあてる十分な資金を保有している
・滞在期間をカバーできる医療保険に加入している
・健康かつ犯罪歴がない
参考:オーストリアのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
オーストリアワーキングホリデービザの取得方法
オーストリアのワーキングホリデービザは、申請書をオーストラリア大使館のホームページよりダウンロードし、印刷して東京にあるオーストリア大使館に提出します。
大使館に訪問する際、事前に予約が必要です。以下の必要書類を準備しましょう。
・ビザ申請書
・パスポートと身分事項ページとビザ貼り付けページのコピー
・パスポートサイズのカラーの顔写真
・最低補償額各3万ユーロの海外旅行傷害保険の加入証明書
・航空券の予約確定書
・最初の1ヶ月分の宿泊の予約証明
・旅費と滞在費を保証する資金を示す過去6ヶ月分の金融機関の残高証明書
・返信用封筒
ビザを申請後、約10日間審査が行われ無事発給まで進めば、郵送で受け取ることも可能です。
詳細は在オーストリア日本国大使館に問い合わせましょう。
参考:オーストリアのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
オーストリアワーキングホリデーでかかる費用はいくら?
オーストリアワーキングホリデーのビザ申請料は無料ですが、申請時に生活費として十分な資金があることの証明が必要となります。
1年間滞在するにはどれくらいの費用がかかるのかも気になるところですよね。
準備費用はもちろん、学費や1カ月の生活費などの相場を項目別に分けてご紹介します。
往復の航空券:8万〜15万円
日本からオーストリアへは、東京・ウィーン間で直行便がありますが、他の都市の発着便や乗り継ぎを利用すると割安になります。
航空会社や時期により価格は異なりますが、往復航空券の相場は8万〜15万円です。
保険:16万〜28万円(1年間)
ワーキングホリデービザでオーストリアに滞在する際、海外旅行傷害保険への加入が義務づけられています。
最低補償額3万ユーロのものが必要です。
各保険会社からさまざまなプランが提供されているので、きちんと確認して選びましょう。
価格の相場は16万〜28万円です。
参考:ワーホリ保険/主要10社徹底比較 | 最新、海外保険人気ランキング
家賃:500〜1,200ユーロ(1ヶ月)
オーストリアでは、シェアハウスやアパートを借りて生活をするのが一般的ですが、ドイツ語や英語が堪能でなければ、語学学校に通う期間はホームステイし、ある程度生活に慣れてきてから部屋探しをはじめるのがおすすめです。
滞在先の各タイプの相場は以下のとおりです。
・ホームステイする場合:600〜1,200ユーロ
・アパートをシェアして借りる場合:500〜600ユーロ
・ワンルームアパートを個人で借りる場合:600〜800ユーロ
学費:500〜600ユーロ(1ヶ月)
多くのオーストリアの語学学校では、ドイツ語の他に英語のレッスンが提供されています、一般ドイツ語のコースは、週に10〜15レッスンで270〜500ユーロ、1ヶ月で800〜1,500ユーロが相場です。
生活費:295~485ユーロ
比較的物価が高くチップ制のオーストリアでは、自炊を心がけると節約できます。
食費をはじめ、交通費や通信費など、ワーキングホリデー生活において家賃や学費以外にかかる生活費のおおよその内訳と金額の相場は以下のとおりです。
・食費:250~400ユーロ
・交通費:20~40ユーロ
・通信費:25〜45ユーロ
オーストリアワーキングホリデーでおすすめの仕事3選
オーストリアでは、ある程度ドイツ語と英語が話せないと職探しが難しいのが現状ですが、ワーキングホリデーメーカーにおすすめの仕事を3つピックアップしました。
日本食レストランのスタッフ
オーストリアでは、ウィーンやザルツブルクなどの都市には日本食レストランがあるため、ワーキングホリデーメーカーにとって手軽で人気なのが、比較的採用されやすい日本食レストランや食材店での仕事です。
ドイツ語や生活に慣れてきたら他の仕事を探すという人がたくさんいます。
ローカルのカフェやレストランなどの飲食店
ドイツ語をある程度習得し、さらに英語が得意であれば、ローカルのカフェやレストランでホールスタッフやキッチンハンドなどの仕事にチャレンジしてみるのもおすすめです。
日本のウェブ上で完結する仕事
オーストリアに限らず海外で長期滞在をする際に最適なのは、パソコン1台で作業しウェブ上で完結する日本の仕事ではないでしょうか。
ITやクリエイティブなど、特別なスキルが必要な仕事もありますが、未経験者でもできる仕事もあるため、パソコンとインターネット環境があればすぐにスタートできます。
オーストリアワーキングホリデーの滞在先を決める時の3つのポイント
美しい街並をはじめ、音楽やアートなどの芸術を楽しんだり、山や森、湖などの自然を満喫するのか、語学学校に通ってドイツ語や英語を習ったり、音楽の勉強に励むかなど、目的によって滞在先の選択は変わってくるでしょう。
また、近隣のヨーロッパ諸国を旅する拠点として滞在するというのも1つの方法です。
滞在先を決める3つのポイントを参考に、オーストリアワーキングホリデー期間をどのように有効活用させたいかを考えてみてください。
どのようなライフスタイルを送りたいかを明確にする
語学学校に通い、ドイツ語や英語の勉学に励んだり、アルバイトに挑戦するのなら、ウィーンやザルツブルクなどの大都市を選択すると良いでしょう。
また、オーストリア周遊や近隣のヨーロッパ旅行を計画している場合は、拠点をどこにするのかが重要になります。
ワーキングホリデー期間中のプランを渡航前にある程度決め、ライフスタイルに合った滞在先を選ぶことをおすすめします。
学校や職場の有無
ウィーンやザルツブルクなどの都市には、語学学校や日本食レストランなどが点在するので、仕事の需要もありますが、郊外などのエリアは比較的日本人が少なく、学校や仕事先の選択肢の幅が狭まってしまいます。
語学学校に通う予定があるのなら、その期間は通学に便利なホームステイや学校の寮に滞在するなど、通学や通勤の利便性を考慮して滞在先を選びましょう。
行きたい場所を明確にする
オーストリアにワーキングホリデーで滞在している間に訪れたい場所の候補を挙げ、計画に沿って滞在先を決めるのもおすすめです。
電車やバスを利用して、ドイツやハンガリー、チェコ、スロバキア、イタリアなどの近隣国へも格安で訪れることができるので、旅のプランに含めると良いでしょう。
オーストリアワーキングホリデーで語学力を上げるためにできる3つのこと
続いては、ワーキングホリデーでオーストリアに長期間滞在するからこそできる語学力アップ3つの方法をお届けします。
語学学校に通う
比較的英語が通じやすいオーストリアですが、せっかくワーキングホリデーで長期滞在するのであれば、語学学校に通い、しっかりドイツ語を学ぶことをおすすめします。
滞在したい都市や、希望にあったレッスンを提供している語学学校を探し、自分に適した学校を選びましょう。
できるだけ日本語から離れる
オーストリアには、特に大都市を中心に観光客をはじめ、駐在者や留学生など多くの日本人が滞在します。
現地の日本人との交流も悪くはありませんが、積極的にローカルの人や外国人留学生らとドイツ語や英語でコミュニケーションをとる環境に身を置くと良いでしょう。
国内や近隣のヨーロッパ諸国を旅する
語学学校に通ったり、仕事を見つけて長期間同じ都市だけに留まってしまうと、毎日の通勤や通学で生活がマンネリ化してしまい、せっかくのオーストリアワーキングホリデー期間がもったいないことになってしまいます。
積極的に郊外へ出かけたり、近隣のヨーロッパ旅行の計画を立てることにより、ドイツ語や英語で情報収集するため、語学力アップにつながります。
オーストリアで語学力を鍛えたいあなたにおすすめの語学学校3選
ドイツ語を学べる語学学校は、ウィーンやザルツブルクなどの都市に多く点在します。
一般ドイツ語や英語をはじめ、ロシア語やスペイン語などのコースを提供する学校があります。
おすすめの3校をご紹介します。
Inlingua Salzburg
1990年にザルツブルクに設立されたInlingua Salzburgは、ドイツ語と英語のコースを提供している語学学校です。
一般ドイツ語のクラスは、初心者から上級者まで少人数制のグループレッスンまたはプライベートレッスンが用意され、日中および夜間のクラスが提供されている点がポイントです。
Sprachschule Aktiv Wien
ウィーンにあるSprachschule Aktiv Wienは、ドイツ語をはじめ、英語、スペイン語、イタリア語、フランス語など多岐にわたる言語の教育を提供する語学学校です。
一般ドイツ語は、細かくレベル分けされているため、全くの初心者から学べるクラスもあるので安心です。
Deutsch Akademie
Deutsch Akademieは、ドイツ語を専門に扱う語学学校です。
ウィーンの中心部に位置し、公共の交通機関で簡単にアクセスできる好立地な点がポイント。
少人数でインターナショナルなグループの中でドイツ語を学ぶことができます。
経験豊富な講師陣により、主に会話に重点を置いた授業が行われるのが特徴です。
オーストリアワーキングホリデーの際には保険に入るべき?みんなはどうしてる?
オーストリアのワーキングホリデービザを申請する際、海外旅行傷害保険に加入しなければなりません。
補償額が各医療項目3万ユーロ以上のものへの加入が必要です。
病気やけがをしたり、事故やトラブルに巻き込まれたり、思いもよらず加害者になるリクスもあるため、万が一の場合に備えておきましょう。
オーストリアワーキングホリデーでおすすめのエージェント3選
オーストリア留学を専門に取り扱っている留学エージェントはまだ少ないのが現状です。
しかし、さまざまな国の留学をサポートする大手留学エージェントなどでは、オーストリア留学に関しても無料サポートやカウンセリングを行っているところもあります。
おすすめの3社をピックアップしました。
German Office Tokyo
German Office Tokyo は、ドイツ・スイス・オーストリアの35校以上の語学学校の公認エージェントであるため、ドイツ語留学のことなら安心して任せることができます。
ドイツ⼈スタッフによる無料相談が受けられることもポイント。
現地の語学学校と同料⾦のまま⽇本語でドイツ語圏の語学学校への留学の申し込み⼿続きが可能です。
また、⾳楽留学を⽬指す人などさまざまな⽬的に合わせたプランを提案してくれます。
成功する留学
短期留学、海外進学、ワーキングホリデー 、海外インターンシップなど多岐にわたる国への留学スタイルに対応する成功する留学は、頼りになる留学エージェントです。
数多く留学サポートを手がけた経験豊富なカウンセラーが対応してくれるため、安心して相談することができます。
参考:成功する留学
留学ジャーナル
留学ジャーナルは、約20万人から選ばれた信頼と実績を誇る大手留学エージェントです。
留学前から留学中はもちろん、帰国後のキャリアまで丁寧にサポートしてくれるため、ワーキングホリデーメーカーの強い味方となってくれます。
オーストリア留学を取り扱っているエージェントはまだ少ないため、問い合わせてみると良いでしょう。
参考:留学ジャーナル
オーストリアワーキングホリデー経験者の体験談
小さい頃からバイオリンを習っており、両親に連れられてオーストリアに旅行で訪れたことがありました。
大学を卒業し、バイオリン教師として働いていた時に日本に留学していたオーストリア人男性と出会い、お付き合いすることに。
ドイツ語は得意ではなかったので、英語と日本語でコミュニケーションをとっていました。
1年近く経ち、彼の帰国が近づいた際、一緒にオーストリアに来ないかと言われました。
いろいろと悩みましたが、ワーキングホリデー制度があることを知り、まずはワーキングホリデーでオーストリアに住んでみることにしました。
彼とウィーンで暮らしはじめ、ドイツ語を学ぶために3ヶ月は語学学校に通いました。
学校でできたイタリア人や中国人の友人をはじめ、趣味として続けているバイオリンや音楽をとおしてさまざまな人たちと交流する機会が多く、充実したワーキングホリデー生活を送っています。
彼と離れることなく2人の将来をじっくり考える時間を持つことができ、とても満足しています。
オーストリアワーキングホリデーに行くなら必須の持ち物3選
続いては、オーストリアにワーキングホリデーで長期滞在する際、持参すると便利なアイテムを3つご紹介しましょう。
SIMロックフリーのスマートフォン
日本で使い慣れたスマートフォンをオーストリアでも使えると非常に便利です。
オーストリアのプリペイド式のSIMカードは、身分証明書さえあれば手軽に安く購入できるので、到着したその日から使用できます。
変換プラグ
オーストリアでは変換プラグが見つけにくいため、日本から持参して行くことをおすすめします。
同時に使う場合もあるので、スマートフォンやパソコン、カメラなど持って行く電化製品の数だけあるととても役立ちます。
薬類
オーストリアでは、日本と同じ水準の医薬品を見つけることは難しいため、薬類は日本から持って行くことをおすすめします。
風邪薬や胃腸薬などの常備薬はもちろん、目薬やコンタクトケア用品なども忘れずに持参することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?オーストリアワーキングホリデーの基本情報をお届けしました。
1年間オーストリアに滞在する魅力や、知っておくと役立つ注意点などをしっかりチェックし、オーストリアワーキングホリデーの準備を進めてくださいね。
日本では経験できない楽しみを見つけて滞在期間中を存分に堪能してください!