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歴史ある街並みの美しさや、洗練されたアート、ファッション、美食の国として訪れる人を魅了して止まないフランスは、観光地としてはもちろん留学やワーキングホリデーの渡航先としても人気です。
就労可能なワーキングホリデーで長期滞在することによって行動範囲が広がり、より一層深く魅力を堪能できることでしょう。
そこで今回は、フランスワーキングホリデー成功の秘訣をお届けします!
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<目次>
フランスワーキングホリデーの3つの魅力・メリット
留学先としても人気のフランスは、ワーキングホリデーメーカーを含む留学生の受け入れ数は世界4位を記録するほどです。
そんなフランスにワーキングホリデーで長期滞在する3つのメリットをご紹介しましょう!
発給数に限りがあるがビザ審査に通りやすい
フランスのワーキングホリデー制度は、年間1,500人というビザの発給数に制限がありますが、必要条件を満たし、きちんと書類がそろっていれば基本的には審査を通過できると言われています。
また、ビザの申請には全く費用がかからないとうのもうれしいポイントです。
語学以外の専門分野もじっくり学べる
フランスでは、語学のみならずアートやファッション、料理・製菓などの専門分野を学べる施設やコースが充実しているため、ハイレベルなファッションや豊かな食文化についてじっくりと学ぶことができます。
短期、長期問わず入学可能な学校がたくさんあるので、ワーキングホリデーで滞在中に専門的なスキルを身につけることもできます。
ヨーロッパを自由に旅行できる
フランスはシェンゲン協定加盟国のため、同協定に加盟している26のヨーロッパ諸国を自由に行き来することが可能です。
加盟国を移動する際、パスポートチェックのみで国境での出入国審査がないため、フランス滞在中に気軽にヨーロッパ旅行を楽しむことができます。
フランスワーキングホリデーの3つのデメリット・注意点
次にお届けするのは、フランスワーキンクホリデーにおけるデメリットと注意点です。
ビザ申請年齢が引き下げられた
フランスワーキングホリデー制度が開始された2000年は、18~30歳までがビザ申請の対象でしたが、2018年から申請年齢の上限が29歳に変更されました。
30歳の誕生日がくる前日までビザの申請が可能です。
わずか1歳の違いですが、過去の情報と勘違いしないよう、常に最新情報を確認することが大切です。
フランス語のスキルが必須
フランス人の多くは英語を話さないため、長期滞在するのであれば、日常会話レベルのフランス語は必須になります。
語学学校に通う際は、日本語はラテン語派生ではないので他国のフランス語を習っている学生よりより、日本人は学習スピードが遅く苦労することも。
1年で話せるようになるには相当の努力が必要なので、渡航前にある程度勉強しておくことをおすすめします。
治安が不安定
フランスでは2015年11月にパリ同時多発テロが発生して以来、テロが何度か続いています。
テロの可能性だけでなく、外国人観光客をねらったスリや盗難、押し売りなどの軽犯罪も多発しているので、日本よりも治安が不安定です。
身の安全に注意を払い生活することを心がける必要があります。
フランスでワーキングホリデーを始める人の一般的な手続き・流れ
フランスのワーキングホリデービザは、以下の条件を満たせば申請ができます。
・申請時の年齢が18歳以上30歳未満 (30歳の誕生日の前日まで申請が可能)
・フランスを知るための渡航で、なおかつ仕事に就く意思がある
・フランスへのワーキングホリデー・ビザを過去に取得していない
・子ども同伴ではない
参考:フランスのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
フランスワーキングホリデービザの取得方法
フランスワーキングホリデービザは、申請者本人が下記の書類をフランス大使館へ提出する必要があります。
申請の際、フランス大使館ホームページから必ず予約しなければなりません。
また、郵送での申請はできません。
申請に必要な書類は以下のとおりです。
・長期滞在ビザに関する重要な情報および注意事項
・ビザ申請書
・申請動機作文
・ワーキングホリデービザ宣誓書
・健康診断証明書
申請動機作文はフランス語に訳す必要はありません。
提出書類のコピーサイズはA4に限り、ファクスやEメールによる書類提出はできません。
申請審査期間は1週間程度かかり、追加書類が要請される場合があります。
また、すべての必要書類がそろっていてもビザが発給されない場合があります。
申請はフランス入国日の3ヶ月前からできます。
ビザの受領時は、申請の際に渡された申請証明書の原本を必ず持参しなければなりません。
申請時に氏名・住所を明記し、レターパック510を提出した場合、ビザを貼付したパスポートが返送されます。
参考:フランスのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
フランスワーキングホリデーでかかる費用はいくら?
フランスにワーキングホリデーで1年間滞在するためには、ビザ申請時に3,100ユーロの残高証明書(帰国時の航空券費用を含む)が必要となります。
また、実際にどれくらいの費用がかかるのか準備費用はもちろん、学費や1ヶ月の生活費などの相場をご紹介しましょう。
往復の航空券:12万〜20万円
日本からフランスへは、直行便もありますが経由便を利用すると多少安くなります。
航空会社や時期により価格は異なりますが、東京・パリ間の往復航空券の相場は12万〜20万円です。
保険:16万〜28万円(1年間)
ワーキングホリデービザでフランスに滞在する際、海外保険への加入が必須です。
各保険会社からさまざまなプランが提供されていますが、ワーキングホリデーでの渡航中、最低限の補償が付いたもので1年間で約16万円から用意されています。
病気やけがなど、万が一に備えて最適な保険を選びましょう。
参考:ワーホリ保険/主要10社徹底比較 | 最新、海外保険人気ランキング
家賃:350~1,500ユーロ(1ヶ月)
フランスの家賃は、ホームステイやシェアハウス、アパートなどの形態やエリアによって差がでますが、最低でも1ヶ月に350ユーロはかかります。
特にパリは物価が高く滞在費も他の都市よりも高額に。
1ヶ月の家賃の相場は以下のとおりです。
・ホームステイする場合:500~1,500ユーロ
・2〜4人のシェアハウスでオウンルームを借りる場合:350~500ユーロ
・1ベッドルームのアパートを個人で借りる場合:500~1,100ユーロ
学費:600~1,200ユーロ(1ヶ月)
就学期間に制限がないフランスのワーキングホリデーでは、納得できるまで語学学校に通うことが可能です。
語学学校に通う場合の学費は、受講するコースや期間によって異なりますが、入学費は60~190ユーロ、授業料は一般フランス語コースで週に85~690ユーロ、1ヶ月で345~2,750ユーロ程度です。
語学力を身につけた後、アートやファッション、調理などの専門的なコースに進む人も多いようです。
生活費:205〜600ユーロ
フランスでは外食すると非常に高く、自炊することで節約できます。
また、携帯電話のフリペイドカードなど使用用途と頻度によって通信費の幅が広めです。
フランスワーキングホリデー生活において家賃や学費以外にかかる生活費のおおよその内訳と金額は以下のとおりです。
・食費:100~300ユーロ
・交通費:100~200ユーロ
・通信費:5〜100ユーロ
フランスワーキングホリデーでおすすめの仕事3選
フランスワーキングホリデーは、就労期間に制限はありませんが労働時間が週35時間までと定められているため、計画的に働くことが大切です。
また、就労するにはフランス語力が必須となります。
おすすめの仕事は以下の3つです。
日本食レストランのスタッフ
フランスでは、パリなどの大都市を中心に日本食レストランが多数点在しています。
そのため、ワーキングホリデーメーカーにとって手軽で人気なのが、比較的採用されやすい日本食レストランや食材店での仕事です。
まずはそこからスタートして、フランス語や生活に慣れてきたら他の職を探す人が多い傾向にあります。
ショップアシスタント
アパレルや雑貨店、食料品店などのショップアシスタントも人気があります。
しかし、ローカルの店で働くには、ある程度フランス語が話せないと困難なため、渡航前からしっかりフランス語を勉強し、仕事先の候補をリサーチしておく必要があります。
日系旅行会社などのツアーガイド
フランスには、日本人観光客向けのツアーを扱っている会社が多数あるため、日本人を対象としたツアーガイドにチャレンジしてみるのもおすすめです。
現地で経験を積むことにより、帰国後の就職に役立つことも!
フランスワーキングホリデーの滞在先を決める時の3つのポイント
世界遺産が多数点在するフランスは、各都市によって特徴が違い見所がもりだくさんです。
語学の習得や専門分野の勉強のため、1都市に滞在する人もいますが、長期滞在できるワーキングホリデーを有効活用し、さまざまな地域に足を運んでみるのも良いでしょう。
滞在先を決める3つのポイントをお届けします。
長期滞在の目的を明確にする
どれくらいの期間フランス語を勉強するため語学学校に通うのか、就職先を見つけるためにパリなどの都心部に住むかなど、ワーキングホリデー期間中の過ごし方のおおまかなプランを渡航前に決め、ライフスタイルにあった滞在先を選ぶことをおすすめします。
また、国内や近隣のヨーロッパを旅行する計画などを立てる場合も、拠点をどこにするのかが重要になるでしょう。
学校や職場の有無
パリなどの大都市には、語学学校や日本食レストランなどが点在し、日本人観光客も多く訪れるため、仕事の需要がたくさんありますが、リゾート地や郊外などのエリアは比較的日本人が少なく、学校や仕事先の選択肢の幅が狭まってしまいます。
しかし、滞在費用を抑えたい人は大都市を避けた方が良いと言えます。
さまざまなエリアを訪れてみる
フランスは、都市によってそれぞれ特色があり雰囲気が異なります。
パリは芸術・花の都として名高く、ファッションやアートの発信地で、リヨンは美食の街として知られています。
バスク地方やプロバンス地方などにも足を運んで、最も気に入った都市にとどまるのも1つの方法ではないでしょうか。
フランスワーキングホリデーで語学力を上げるためにできる3つのこと
続いては、フランスにワーキングホリデーで長期間滞在するからこそできる語学力アップの3つの方法をご案内しましょう。
数ヶ月はしっかり語学学校に通う
フランス語をある程度話すことができるという上級者以外は、数ヶ月間はきちんと語学学校に通い、フランス語を学ぶことをおすすめします。
滞在したい都市や、プライベートレッスンかグループレッスンなど希望にあったコースを提供している語学学校をリサーチし、最も自分に合った学校を選びましょう。
なるべく日本語から離れる
日本人観光客や留学生が多いフランスでは、日本人コミュニティーもありますが、積極的にローカルの人や外国人留学生らとフランス語でコミュニケーションをとる環境に身を置き、より一層語学力をアップさせるためにメモや日記など、普段日本語で書き留めることなどもフランス語に切り替えるなどの工夫を凝らすのも良い方法です。
国内や近隣のヨーロッパ諸国を旅する
語学学校に通ったり定職に就いて長期間同じ都市だけに留まってしまうと、生活がマンネリ化してしまい、せっかくのフランスワーキングホリデー期間がもったいないことになることも。
積極的に郊外へ出かけたり、近隣のヨーロッパ旅行の計画を立てることによって、フランス語や英語で情報収集することで語学力アップにもつながります。
フランスで語学力を鍛えたいあなたにおすすめの語学学校3選
フランスの語学学校は、一般フランス語のプライベートレッスンやグループレッスンはもちろん、試験対策や進学に適したコースを提供するところも多数あります。
おすすめの3校をご紹介します。
Accent Français
モンペリエにあるアクサンフランセは、15年以上にわたってフランス語教育を行ってきたアットホームな雰囲気が魅力の語学学校です。
1クラス最大10人までという少人数制を徹底。
学生が安心して留学生活を送れるように7ヶ国語に対応したスチューデントアドバイザーも在籍しています。
一般フランス語はもちろん、ボランティアやインターンなど語学+αのコースなどもが充実しているのもポイントです。
Institut de Touraine
アンスティテュ・ドュ・トゥーレンヌは、フランス政府認定の語学学校で、トゥール大学により監督されている教育カリキュラムに定評があります。
学生1人ひとりをしっかりケアするために担当の教員がつき面談なども頻繁に行われています。
教員は外国人にフランス語を教えるための資格FLEを取得し、大学の授業や海外研修を行ったり日々教育メソッドを磨き、一定の質を保つよう教育されています。
Eurocentres Paris
世界各国にキャンパスをもつユーロセンターズは、スイス発祥の語学学校で高品質の教育を提供しています。
パリ校は、学生街であるカルチエラタンの好立地に位置し、日本人の学生が少ないのがポイントです。
一般フランス語は、午前9時開始と午後2時開始のクラスなど、複数パターンの時間割が設けられているため、半日をアルバイトに費やす時間を作ることもできます。
フランスワーキングホリデーの際には保険に入るべき?みんなはどうしてる?
フランスのワーキングホリデービザを申請する際、海外保険への加入が義務づけられています。
万全の注意を払っていても、病気やけがをしたり、事故やトラブルに巻き込まれたり、思いもよらず加害者になるリクスもあるため、もしもの時のために備えておきましょう。
急な病気になった時に、キャッシュレス対応や24時間体制のサポートを受けられて安心できたという声も多いです。
フランスワーキングホリデーでおすすめのエージェント3選
初めての海外生活で不安を抱えていたり、学校選びで迷っているワーキングホリデーメーカーにとって頼りになるのが現地留学エージェントの存在です。
フランス留学を専門に扱っているエージェントもたくさんあります!
おすすめの3社を厳選しました。
フランス留学センター
フランス留学センターは、各クライアントに担当カウンセラーがつき語学学校はもちろん、専門学校などそれぞれの希望に合った適切な学校やコースを提案してくれます。
パリだけでなくフランス全土から選んで案内してくれるため選択肢も多数。
ハイクオリティーなサービスを無料で提供してくれるのもポイントです。
行きたい地域や留学計画がはっきりしていなくても気軽に相談できます。
参考:フランス留学センター
シュマン・アッシュ
シュマン・アッシュは、フランス現地法人として10年以上1,000人以上の留学生をサポートしてきた実績をもちます。
スタッフは、フランス留学に詳しい現地在住歴10年以上のベテランのみ。
学校紹介はもちろん、滞在先の相談も行っています。
フランス留学を計画中または留学中に疑問に思うことなど、文化や考え方の違いについても定期的に発信し続けています。
利用前の電話相談とメール相談は完全無料できるのも魅力です。
参考:シュマン・アッシュ
フェリシテ
フランス留学を専門に扱うフェリシテは、フランス語学留学に加え、フランス各種専門留学・研修のサポートなどを手がけるエージェントです。
目的に合った最適な学校選びはもちろん、申込み手続きやビザ申請、飛行機の手配や学校到着日の通知、入学、現地滞在許可証申請などをトータルサポート。
サービスを無料で提供していることでも定評があります。
参考:フェリシテ
フランスワーキングホリデー経験者の体験談
ずっとフランスに憧れを抱いていて、大学の卒業旅行で初めてパリに行った時の感動を忘れられず、就職してからコツコツとフランス語の勉強をはじめていました。
留学資金を貯め、社会人4年目で念願のフランスワーキングホリデーへ。
地方の方が学費や物価が安いと聞いていたので、語学学校に通う間はモンペリエに行こうと決めていました。
学校では、日本では出会わないような国籍、年齢、職業の人たちともたくさん知り合うことができ、同じ目的をもつ日本人との出会いもありました。
ただ、モンペリエには日本人向けの仕事がほとんどなく、ホームステイにお金がかかったので、語学学校を修了した後はパリに行き、最初の3ヶ月は日本食レストランで働き、その時に知り合った人の紹介で、ローカルのカフェでの仕事に就くことができました。
2つの都市に滞在し、さまざまな経験ができたので良かったと思います。
フランスワーキングホリデーに行くなら必須の持ち物3選
フランスへワーキングホリデーで長期滞在する際、持って行くと便利な3つのアイテムをピックアップしました!
SIMロックフリーのスマートフォン
フランスに着いてすぐにプリペイド式のSIMカードを購入すると、日本で使い慣れたスマートフォンを使用できて便利です。
長期滞在の場合、プリペイド式ではなく契約のプランを選ぶ人も多いようです。
変換プラグ
変換プラグは、フランスでも購入できますが見つけにくく、値段も割高なので日本からもって行くことをおすすめします。
スマートフォンやパソコンなど持参する電化製品の数だけあると良いでしょう。
仏和辞書
特にフランス語初心者にとって必須なのが仏和辞書です。
電子辞書やアプリなど、自分に合うものを選んでもって行きましょう。
電子辞書は広辞苑が入っているものや、英語ができる人は仏⇔英 、英⇔仏が入っているものがおすすめです。
【番外編】ワーキングホリデーは就職活動で評価される?帰国後はどうする?
23の国や地域とワーキングホリデー協定を結んでいる日本からは、その制度を利用して海外へ留学する人が増えています。
英語はもちろん、フランス語やスペイン語など、1ヶ国に限らずさまざまな国で使用されている言語も多数あるため、そういったスキルを持ち合わせることによって就職活動の際、強みとなるでしょう。
日本の多くの企業がグローバル人材を求める傾向にあるので、ワーキングホリデー経験者は日本に帰国後、海外生活で身につけた語学力や経験、スキルを活かせる外資系の企業や、外国人雇用を積極的に行う日本の企業への就職を視野に入れる人が多いです。
まとめ
世界中から留学生が集まるフランスは、ワーキングホリデーの渡航先としても人気で、とても魅力的な国です。
ワーキングホリデーメーカーとしてフランスでの生活を成功させる秘訣をお届けしました。
ぜひ参考にしてチャレンジしてみてください!