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広東語と英語が一般的に使用され、ビジネスチャンスを求める企業の進出が多い香港は、世界経済の成長をけん引する国際都市です。
飲茶などのグルメはもちろん、美しい夜景なども楽しめるため、観光地としても人気があります。
アジアと欧米の雰囲気が融合し、エネルギッシュな都市として知られる香港へはワーキングホリデーで滞在することも可能です!
今回は、ワーキングホリデーで香港を満喫する方法をお届けします。
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<目次>
香港ワーキングホリデーの3つの魅力・メリット
香港へは、日本から直行便で4〜5時間程で行くことができるため大変便利。
日本人にとって過ごしやすい環境の上、広東語と英語が公用語のため2つの言語を習得することも可能です。
そんな、はじめての海外生活に適した香港にワーキングホリデーで滞在する3つのメリットをご紹介します。
広東語と英語が学べる
香港では、主に日常生活では広東語、ビジネスシーンでは英語が使用されるため、2つの言語が公用語となっています。
1つの国で2ヶ国語を学べるのはうれしいポイント!
英語ができれば生活に困ることはありませんが、せっかく香港に滞在するのなら広東語を習得すると良いでしょう。
ビジネスチャンスが多い
香港は、起業やスキルアップを目的としているワーキングホリデーメーカーも大勢いるほど、ビジネスチャンスが多い都市です。
グローバル化が進む近年、ビジネスにおいて世界を視野に向け、変化や進歩を目指す人にとって刺激的で学びの多い経験ができる機会が豊富にあります。
日本の物が手に入りやすい
海外に長期滞在していると、日本食が食べたくなったり、食品以外にも日本の物が恋しくなることがあるでしょう。
香港には、日系スーパーマーケットや日本食レストランが多数点在し、日本と同じような食生活を送ることもできます。
物価は高めですが、海外生活がはじめてという人にとっては過ごしやすい環境が整っています。
香港ワーキングホリデーの3つのデメリット・注意点
続いては、香港ワーキンクホリデーにおけるデメリットや注意点をご紹介します。
ビザ発給数に制限がある
日本国籍者が対象となる香港のワーキングホリデービザの定員は1年間に1,500人のみです。
先着順にビザが発給されるため、希望すれば誰もが渡航できるわけではありません。
いつでも簡単に行けるというわけではないので早めに準備にとりかかる必要があります。
物価が高く最低賃金が低い
香港は、アジア圏の中で非常に物価が高い国として知られています。
特に家賃が高騰しており、生活費がかかるにもかかわらず、最低賃金は安く設定されています。
ワーキングホリデーメーカーは、1雇用主のもとで最高6ヶ月間の就労が可能と制約があるため、資金計画をして渡航することをおすすめします。
湿度が高い
香港は日本よりも南部に位置し、年間を通して暖かく湿度がかなり高めです。
亜熱帯気候のため、特に夏は非常に蒸し暑くじめじめします。
換気を心がけないとカビが発生しやすいのでクローゼットには乾燥剤を入れたり、除湿機を用意する必要があります。
香港でワーキングホリデーを始める人の一般的な手続き・流れ
香港ワーキングホリデービザ申請には、以下の条件を満たす必要があります。
・日本国籍とパスポートを所持し、申請時に日本に居住している
・申請時の年齢が18歳以上30歳以下
・主な目的が休暇を過ごすことである
・滞在中の生活費として十分な資金を所持している
・帰国時の航空券を購入する十分な資金を所持している
・過去に香港ワーキングホリデービザを取得したことがない
・被扶養者を同伴しない
・健康で医療費をカバーできる保険に加入している
・犯罪歴がない
参考:香港のワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
香港ワーキングホリデービザの取得方法
香港のワーキングホリデービザは、駐日中国大使館・領事館または、香港特別行政区入境事務所で申請します。
事前に申請書をホームページからダウンロードし、以下の必要書類を準備しましょう。
・ビザ申請書
・パスポートのコピー
・残高証明・英文の銀行残高証明書(銀行残高香港ドル2万元以上)
・カラーの顔写真
・医療保険加入証明書
・往復航空券のコピーまたは同等の金額の経済証明
2〜4週間の審査後、中国大使館・領事館に申請した場合は、入国ビザを各館で受け取り、香港特別行政区入境事務所に申請した場合、郵送により、入国ビザが直接送付で発行されます。
参考:香港のワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会
香港ワーキングホリデーでかかる費用はいくら?
香港ワーキングホリデーのビザ申請料は無料ですが、発給料がかかったり、申請時に滞在中の十分な生活費として、銀行残高香港ドル2万元以上の資金があることの証明が必要となります。
物価が高いと言われている香港に1年間滞在するにはどれくらいの費用がかかるのかも気になりますよね。
準備費用はもちろん、学費や1カ月の生活費などの相場をご案内しましょう。
ビザ発給料:135香港ドル
ビザ申請料は無料ですが、発給料が135香港ドルかかります。
往復の航空券:2万〜4万円
日本から4〜5時間程度のフライトで渡航できる香港へは、日本各地から香港へ数多くの直行便が就航しているため、選択肢がたくさんあります。
航空会社や時期により価格は異なりますが、往復航空券の相場は2万〜4万円です。
保険:16万〜28万円(1年間)
ワーキングホリデービザで香港に滞在する際、医療保険への加入が義務づけられています。
滞在中全ての期間をカバーするものが必要です。
各保険会社によってプランはさまざまですが、最低限の補償が付いたもので約16万円から提供されています。
参考:ワーホリ保険/主要10社徹底比較 | 最新、海外保険人気ランキング
家賃:5,000~1万香港ドル(1ヶ月)
香港の家賃相場は非常に高く、家探しに難航する人が多いと言われています。
30平米のワンルームで1万3,000〜2万香港ドルするため、広めのアパートなどを複数人でシェアして借りるのが一般的です。
その場合でも、1人あたりの1ヶ月の滞在費は5,000~1万香港ドルが相場です。
家賃を抑えたいのなら、郊外の物件に目を向ける必要があります。
学費:5,000~8,000香港ドル(1ヶ月)
香港には、広東語と英語はもちろん、北京語を学ぶことができる語学学校が数多く点在します。
グループレッスンまたは個人レッスン、学校に通う期間によって価格は異なりますが、授業料の目安は1レッスン300~800香港ドル。
1ヶ月で5,000~8,000香港ドルが相場です。
生活費:2,710~5,200香港ドル
物価が高いと言われる香港ですが、地下鉄や路線バス、トラム、タクシーなどの交通費は安価で、外食に関しても、日本食レストランなどで食事をするとそれなりの価格ですが、ローカルのレストランは多少リーズナブルです。
家賃や学費以外にかかる生活費のおおよその内訳と金額の相場は以下のとおりです。
・食費:2,000~4,000香港ドル
・交通費:600~1,000香港ドル
・通信費:110~200香港ドル
香港ワーキングホリデーでおすすめの仕事3選
香港では雇用の際、正社員を募集していることが多く、ワーキングホリデーメーカーは1雇用主のもとで最高6ヶ月間の就労と制約があるため、仕事が限られてしまいます。
賃金も高くはないですが、職務経験のために最適なおすすめの仕事を3つピックアップしました!
日本食レストランのスタッフ
香港には、日本食レストランがたくさんあります。
そのため、ワーキングホリデーメーカーにとって手軽で人気なのが、日本食レストランでの仕事です。
ホールスタッフやキッチンハンド、清掃など、職種によって給料や必要な語学力はざまざまなので、求人内容をしっかり確認することをおすすめします。
ツアーガイド
日本人観光客も多い香港では、日本人を対象としたツアーガイドや旅行関連の業務がたくさんがあります。
会社によっては、広東語や英語のレベルが一定に達していることが条件となっている場合もありますが、観光地に詳しくなれことに加え、やりがいのある仕事となるでしょう。
日系企業のオフィスワーク
香港は、観光客はもちろんビジネス滞在者など日本人が多いため、日系企業が多数点在します。
社会人経験がある人は、日本での職務経験を活かせる現地のオフィス業務などの仕事に挑戦するのも良いでしょう。
ビジネスで通用するある程度の英語力が必要となりますが、日本帰国後の就職活動にも役立つ経験を得ることできます。
香港ワーキングホリデーの滞在先を決める時の3つのポイント
長期滞在することにより、語学学校に通って広東語と英語をしっかりマスターするのか、職務経験を積み、今後のキャリアアップを目指すかなど、香港ワーキングホリデー期間をどのように有効活用させたいかによって滞在先も変わってくるでしょう。
滞在先を決める3つのポイントは以下のとおりです。
滞在中の目的を明確にする
日本から気軽に訪れることのできる香港は、観光を目的とするのなら数日間の滞在でも十分楽しむことができます。
しかし、長期滞在し就労も可能なワーキングホリデー制度を利用して香港に滞在するからには、目的を明確にし、プランをきちんと立てて拠点となる滞在先を選ぶと良いでしょう。
予算にあった場所を選ぶ
家賃が非常に高い香港では、特に都心部はその価格に驚かされます。
就労の目処がたたないことも考慮して、資金に余裕を持って渡航することはもちろんですが、滞在目的と予算に合った場所を選ぶことが大切です。
少しでも滞在費を抑えたいのなら、郊外にも目を向けることをおすすめします。
学校や職場からの距離
語学学校に通う際は通学に、就労する場合は通勤に便利な場所に滞在したい人も多いでしょう。
しかし、都心部は家賃が高騰しているため、通学・通勤の利便性と家賃にあてる予算を考慮した上で滞在先を決める必要があります。
家探しには入念なリサーチが不可欠です。
香港ワーキングホリデーで語学力を上げるためにできる3つのこと
続いては、香港ワーキングホリデーで長期間滞在するからこそできる語学力アップの方法を3つご紹介しましょう。
語学学校に通う
香港では公用語として広東語と英語が使われているため、多くの語学学校で2ヶ国語またはそれ以上の言語が学べるコースが用意されています。
せっかく香港に長期滞在するのであれば、語学学校に通い、しっかりと語学学習することをおすすめします。
できるだけ日本語から離れる
観光客やビジネス在住者など日本人が数多く滞在する香港では、積極的に日本語から離れ、メモや日記など、普段日本語で書き留めることなどを広東語や英語に切り替えるといった工夫を凝らすと良いでしょう。
英語や広東語を使う職場で働く
日本食レストランや日系企業が多く点在する香港では、日本語を使用する職場の方が見つかりやすい傾向にありますが、できるだけ日本語を使わず、英語や広東語を使うポジションの職に就くことをおすすめします。
そうすることによって日本帰国後のキャリアアップにもつながります。
香港で語学力を鍛えたいあなたにおすすめの語学学校3選
香港の語学学校では、広東語や北京語などの中国語をはじめ、英語やフランス語、ドイツ語などさまざまな言語を学べるコースを提供しているところが多くあります。
おすすめの3校をピックアップしました!
Hong Kong Language School
湾仔(ワンチャイ)にあるHong Kong Language Schoolは、香港に滞在する駐在員や留学生を対象に、広東語と北京語の学習プログラムを専門に提供している語学学校です。
主に中国語のスピーキングとリーディング、ライティングが含まれたクラスは、全日、半日、イブニングコースなど時間帯の選択肢が多い点がポイント。
英語ではなく中国語をしっかり学びたい人にぴったりです。
Q language
Q Languageは、1999年に香港に設立された語学学校です。
プロの資格を持つネイティブスピーカーが企画した質の高い語学トレーニングを提供。
中国語、英語、韓国語のコースを学生それぞれのニーズに合ったスケジュールで用意してくれます。
また、ホームステイや学生寮など宿泊施設のアレンジも手がけているため、安心です。
参考:Q language
Language World
Language Worldは、英語、広東語、北京語のグループレッスン、個人レッスンに加え、ビジネスクラスも提供している語学学校です。
企業人の国際コミュニケーション能力の向上を目的に、語学力の養成をはじめ、企業のグローバル化や国際人育成を支援するさまざまなサービスを展開していることを強みとしています。
香港ワーキングホリデーの際には保険に入るべき?みんなはどうしてる?
香港のワーキングホリデービザを申請する際、滞在中の全ての期間をカバーする医療保険に加入しなければなりません。
病気やけが、事故やトラブルに巻き込まれたり、思いもよらず加害者になるリクスもあるため、万が一の時のためにしっかり備えておきましょう。
香港ワーキングホリデーでおすすめのエージェント3選
香港留学を専門に扱っている留学エージェントが少ないのが現状ですが、さまざまな国の留学をサポートするエージェントでは、香港留学に関しても詳しく、無料サポートやカウンセリングを行っているところもあります。
おすすめの3社をご紹介します。
アジア留学.com
アジア留学.comは、短期・長期に関わらず、学校紹介や編入コースなど、主にアジア留学を取り扱っている留学エージェントです。
渡航前の手続きのサポートはもちろん、不安なことがあればいつでも親身に相談にのってくれるため、頼もしい存在となってくれます。
参考:アジア留学.com
J-STAR TRAVEL
各種留学の企画・開発・販売およびコンサルタントを手がけるJ-STAR TRAVELは、語学学校の紹介はもちろん、キャリアアップ目指す人を対象にインターンシップ先や帰国後の就職もサポート。
スタッフは全て留学経験者のため、頼りになります。
香港留学の相談にものってくれるため、一度問い合わせてみると良いでしょう。
留学タイムズ
創立20年以上の留学タイムズは、業界トップクラスと言われるほど、取り扱い国数や学校数が多い留学サポート会社です。
手数料が無料なのもポイント。
大手旅行会社HISと提携しているため、各国の情報量が豊富なのが特徴です。香港留学に関しても相談できます。
参考:留学タイムズ
香港ワーキングホリデー経験者の体験談
大学を卒業した後、金融系の仕事に就き日本で5年間勤めていました。
その間、香港に何度か出張で訪れていて、街の雰囲気が好きだったことと、30歳を過ぎた時のキャリアを視野に入れて将来のことを考えた末、一度会社を辞めてワーキングホリデーで香港に長期滞在し、職務経験を積むことを決心しました。
香港は日本から近いため、何かあればすぐに帰国できるという点がポイントでした。
香港では、ワーキングホリデーメーカーが同じ雇用主のもとで6ヶ月以上働くことができないということもあったので、語学学校に2ヶ月通った後、2社で職務体験ができれば良というプランを立てていました。
渡航前に、香港のコミュニティーサイトで求人情報を見たり、住居を探したりしていたため、語学学校が修了した4週間後に、まずはインターンシップで、不動産系の事務の仕事をはじめました。
インターンシップは3ヶ月で終了しましたが、そこで働いている間に、金融系の仕事で正規で働ける会社を見つけることができました。
面接の際、ワーキングホリデー期間が終わっても、香港に残って正社員として働く意思があるかという確認があり、もし働けるのであれば、挑戦したい気持ちがあったので、その旨を伝えました。
6ヶ月の契約期間後、正社員としての雇用がきまり、今はビジネス滞在で香港で2年目の生活をおくっています。
香港ワーキングホリデーに行くなら必須の持ち物3選
続いては、香港にワーキングホリデーで滞在する際、持っていくと便利なアイテムを3つピックアップしてご案内します。
SIMロックフリーのスマートフォン
日本からスマートフォンを持って行き、香港でも使うと便利です。
プリペイドのSIMカードは手軽に購入できますが、中国ではインターネットサービスの運営は届出制となっています。
そのため、届出をしていないと フェイスブックやツイッター、ライン、インスタグラムなど日本でよく利用するSNSがほとんど使用できないため、注意が必要です。
変換プラグ
変換プラグは、同時に使用することもあるため、スマートフォンやパソコンなど日本から持って行く電化製品の数だけあると便利です。
エコバッグ
香港のスーパーマーケットやドラッグストアはレジ袋が有料です。
物価が高い香港で余分な出費を避けるためにもエコバッグを持ち歩くことをおすすめします。
まとめ
ワーキングホリデー制度を利用して香港に長期滞在する魅力や注意点などをお届けしました。
いかがでしたか?
香港は広東語と英語が公用語として使用され、国際的な都市として教育水準が高く、経済的に発展しているため、キャリアアップを目指したい人の滞在先としてぴったりです!
ぜひ、ワーキングホリデー準備の参考にしてみてください。