ポーランドワーキングホリデーの教科書費用やビザの年齢・条件、おすすめの仕事から保険まで網羅!

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ヨーロッパの中央部に位置するポーランドは、苦境の時代が続いた歴史的背景がありますが、東欧と西欧の文化が入り混じり、世界遺産や歴史地区が点在する美しい国として知られています。

美しい街並やクラシック音楽の本場としてはもちろん、森や湖などの自然やおいしい食事を楽しめる地として訪れる人を魅了。

ポーランドへは、観光旅行だけでなく、ワーキングホリデー制度を利用して長期滞在することもできます。

今回は、ポーランドワーキングホリデーの基本情報をお届けします!

 

<目次>

ポーランドワーキングホリデーの3つの魅力・メリット

ポーランドは、他のヨーロッパ諸国に比べると物価が安いため長期滞在しやすく、若い世代を中心に英語を話す人も多いので、少しでも英語ができればある程度のコミュニケーションはとれます。

ワーキングホリデーでポーランドに滞在する3つのメリットをご紹介しましょう。

ビザの発給数は少ないが審査に通りやすい

2015年にスタートしたポーランドのワーキングホリデービザは年間500人にしか発給されませんが、ビザの申請希望者はまだ多くないようです。

そのため、条件をクリアし必要書類がそろっていれば、よほどのことがない限り審査に通るでしょう。

他のヨーロッパ諸国に比べて物価が安い

ヨーロッパ圏内の他のワーキングホリデー協定国に比べると、ポーランドは物価が安い国として知られています。

北欧やイギリス、フランスなど物価の高い国が多い中、ポーランドは費用面においても非常に住みやすい国です。

チェコやドイツ、スロバキアなど隣接した国へバスや列車を利用して格安ヨーロッパ旅行が楽しめるのもうれしいポイントです。

ほとんどの場所で英語が通じる

ポーランドの公用語はポーランド語ですが、ポーランドでは、英語やドイツ語、フランス語、ロシア語などを話す人も少なくありません。

日常的に多国語に接しているポーランド人にとって、英語の普及率が一番高く、若者を中心にほとんどの人が英語を話します。

簡単な英会話ができれば、コミュニケーションをとることができます。

ポーランドワーキングホリデーの3つのデメリット・注意点

続いては、ポーランドワーキンクホリデーにおけるデメリットや注意点をご紹介します。

職探しが困難で最低賃金が低い

ポーランドでは、ある程度ポーランド語が話せないと、働き口が見つかりにくいと言われています。

また、最低賃金が低く、失業率が高いためローカルの人でさえ仕事探しが難しい状況なので、滞在資金に余裕を持って渡航することをおすすめします。

日曜日はほとんどの店が閉まる

ポーランド国民の大半がキリスト教徒で、日曜日は教会のミサに参加し、家族と一緒に過ごす安息日としているのが主流のため、国内のスーパーマーケットや小売店は、基本的に日曜日が休みです。

買い物に出かける際は、曜日を確認しましょう。

地域によって気候が大きく変化する

ポーランドの北部や西部は冬でも比較的暖かく、夏はじめじめします。

東部の夏はとても暑く乾燥し、首都ワルシャワでは1年を通し曇りの日が多く、冬はマイナス5度、夏は25度と気温の変化が激しいです。

同じ季節でも気候が変わりやすいため、ジャケットやストールが必需品となります。

ポーランドでワーキングホリデーを始める人の一般的な手続き・流れ

ポーランドのワーキングホリデービザは、以下の条件を満たせば申請ができます。

・申請時に日本国内に居住している

・主な目的が休暇を過ごすことである

・申請時の年齢が18歳以上30歳以下

・被扶養者を同伴しない

・有効なパスポートを所有している

・往復航空券の購入を証明できる

・ポーランド滞在中の生活費として2,000米ドル相当額を所持している

・ビザの有効期限以降はポーランドに滞在しない

・ワーキングホリデー中に別のビザに変更しない

・過去にポーランドワーキングホリデービザを取得したことがない

・健康で医療費をカバーできる保険に加入している

参考:ポーランドのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会

ポーランドワーキングホリデービザの取得方法

ポーランドのワーキングホリデービザは、事前にオンラインシステム「e-Konsulat」で申請書を作成し、来館日の予約と共に登録する必要があります。

登録されていないビザの申請書は受理されないため、注意が必要です。

以下の必要書類を準備しましょう。

・ビザ申請書

・カラーの顔写真1枚

・パスポートおよび顔写真ページのコピー1枚

・過去に取得したポーランドもしくはシェンゲンビザがある場合はそのコピー

・英語かポーランド語で作成したワーキングホリデー参加の動機作文

・英語かポーランド語で作成した滞在計画書

・往復航空券または予約確認書

・滞在場所の証明書類

・海外旅行傷害保険の加入証明書

・直近3ヶ月分の銀行口座の残高証明

訪問予約日に、必要書類を持参してポーランド大使館で申請手続きを行います。

必要書類を提出後、1週間~10日ほどで審査結果の電話連絡を受け、ポーランド大使館でビザを受理します。

追加書類の提出や面接が必要になる場合もあります。

参考:ポーランドのワーキングホリデービザ情報 | 日本ワーキングホリデー協会

ポーランドワーキングホリデーでかかる費用はいくら?

ポーランドワーキングホリデーは、ビザ申請料は無料ですが、申請時に最初の3ヶ月分の生活費として2,000米ドル相当額の資金があることの証明が必要となります。

1年間滞在するにはどれくらいの費用がかかるのかも気になるところですよね。

準備費用はもちろん、学費や1カ月の生活費などの相場をご紹介しましょう。

往復の航空券:10万〜20万円

航空会社や時期により価格は異なりますが、東京・ワルシャワ間の往復航空券の相場は10万〜20万円です。

直行便もありますが、乗り継ぎ便の方が豊富で安く購入できます。

参考:【HIS】ポーランド行きの格安航空券・LCCの飛行機チケット

保険:16万〜28万円(1年間)

ポーランドにワーキングホリデービザで滞在する際、海外旅行傷害保険への加入が義務づけられています。

滞在中カバーするもので、ポーランドを含むシェンゲン圏で有効な、緊急一時帰国・救援・治療・入院や死亡などの費用を補償し、補償額は医療項目の合計に最低3万ユーロ以上が必要です。

各保険会社からさまざまなプランが提供されているの、しっかりと確認しましょう。

1年間で16万〜28万円が相場です。

参考:ワーホリ保険/主要10社徹底比較 | 最新、海外保険人気ランキング

家賃:830~2,500ズロチ(1ヶ月)

ポーランドで個人で住居を借りるには、ポーランド語が話せないと困難なため、シェアハウスやホームステイがおすすめです。

ホームステイは光熱費や食費が含まれているところもあるので費用を抑えることができます。

・ホームステイする場合:1,000~1,500ズロチ

・2〜4人のシェアハウスでオウンルームを借りる場合:830~1,330ズロチ

・1ベッドルームのアパートを個人で借りる場合:1,200~2,500ズロチ

学費:2,150~6,500ズロチ(1ヶ月)

受講するコースや期間によって異なりますが、ポーランドで語学学校に通う場合の学費は、一般ポーランド語コースで週に800~2,000ズロチ、1ヶ月で2,150~6,500ズロチ程度です。

入学費は大体160~330ズロチかかります。

生活費:505~890クズロチ

物価が安いポーランドでは、特に食品が安価で、外食費もそれほどかかりません。

野菜や果物、パンなどが安いので自炊を心がけるとかなり節約できます。

一方、お酒やタバコなどの嗜好品はかなり高い税金がかかります。

ワーキングホリデー生活において交通費や通信費など、家賃や学費以外にかかる生活費の大体の内訳と金額の相場は以下のとおりです。

・食費:400~700ズロチ

・交通費:100~160ズロチ

・通信費:5~30ズロチ

ポーランドワーキングホリデーでおすすめの仕事3選

ポーランドは最低賃金が低く、ある程度ポーランド語が話せないと職探しが難しいのが現状です。

しかし、ワルシャワやクラクフなどの都市には、日本食レストランもたくさんあるので挑戦する価値はあります。

おすすめの仕事を3つご紹介します。

日本食レストランのスタッフ

ポーランドでは、ワルシャワなどの都市を中心に日本食レストランが数多く点在します。

そのため、ワーキングホリデーメーカーが比較的採用されやすい日本食レストランのキッチンハンドの仕事がおすすめです。

ポーランド語か英語がある程度できれば、ホールスタッフとして働くこともできるでしょう。

ベーカリースタッフ

ポーランド人にとってバンは主食のため、ポーランドには街のいたる所にベーカリーショップがあります。

需要が多いため、ポーランド語をマスターし、生活にも慣れてきたらベーカリーショップで接客の仕事にチャレンジするのも良いでしょう。

日本のウェブ上で完結する仕事

ポーランドに限らず海外で長期滞在をする際に最適なのは、パソコン1台で作業しウェブ上で完結する仕事ではないでしょうか。

デザインやライティングなど特別なスキルを要する場合もありますが、中には経験がなくても行える作業もあるので、パソコンとインターネット環境があればすぐに仕事をスタートすることができます。

ポーランドワーキングホリデーの滞在先を決める時の3つのポイント

世界遺産や歴史地区などの美しい街並や、森や湖などの自然、おいしい食事を思いきり満喫することを目的とするか、語学学校に通い、ポーランド語をしっかりマスターするかなど、ポーランドワーキングホリデー期間をどのように有効活用させたいかによって滞在先も変わってくるでしょう。

滞在先を決めるポイントを3つピックアップしました。

予算にあった場所を選ぶ

ホテルなどの宿泊施設に泊まって旅を満喫するか、ホームステイやシェアハウスに暮らし、語学学校に通ったりアルバイトに挑戦するかなど、滞在目的と予算に合った場所を選びましょう。

語学学校に行く場合は、どれくらいの期間通うのかなど、ある程度ワーキングホリデー期間中のプランを渡航前に決めておくことが大切です。

学校や職場の有無

ワルシャワやクラクフなどの都市には、語学学校や日本食レストランなどが点在しますが、郊外のエリアなどは比較的日本人が少なく、学校や仕事先の選択肢の幅が狭まってしまいます。

語学学校に通うのであれば学生寮やホームステイを利用し、アルバイトをするのであれば職場に近い、通学・通勤に便利な滞在先を選ぶと良いでしょう。

行きたい場所を明確にする

ワーキングホリデーでポーランド滞在中に訪れたい場所の候補を挙げ、旅の計画をしっかり立てて滞在先を選ぶと良いでしょう。

バスや飛行機でチェコやスロバキア、ドイツなどの近隣国へも格安で訪れることができるので旅行のプランに含めるという方法もあります。

ポーランドワーキングホリデーで語学力を上げるためにできる3つのこと

続いては、ポーランドワーキングホリデーで長期間滞在するからこそできる語学力アップの方法を3つお届けします。

語学学校に通う

ポーランドでは比較的英語が通じやすいですが、せっかくワーキングホリデーでポーランドに滞在するのであれば、語学学校に通い、ポーランド語を学ぶことをおすすめします。

滞在したい希望の都市を選択し、プライベートレッスンやグループレッスンなど、自分に最適なコースを提供している学校を選ぶのがポイントです。

できるだけ日本語から離れる

他のヨーロッパ諸国に比べると、日本人が少ないポーランドでは、日本語を話す機会はあまりないため、語学力の向上には最適の環境と言えます。

つい日本語で調べてしまいがちなインターネットの検索などをポーランド語や英語にしてみるなどひと工夫することもおすすめします。

ローカルの職場で働く

ポーランドでの職探しは困難ですが、それなりに英語とポーランド語を話すことができれば、ローカルの職に就くことにチャレンジすることをおすすめします。

日本人がいない環境に身を置くことで、より一層ポーランド語と英語力のアップにつながります。

ポーランドで語学力を鍛えたいあなたにおすすめの語学学校3選

ポーランド語を学べる語学学校は、クラクフなどの都市に多く点在します。

一般ポーランド語や英語コースを提供する学校がたくさんあります。

ポーランド語の授業は、基本ポーランド語で行われ、必要に応じて英語が使われるところが多いようです。

おすすめの3校は以下のとおりです。

PROLOG School of Polish

1994年に創立されたPROLOG School of Polishは、クラクフにあるポーランド語専門の語学学校です。

全くの初心者から学べるグループレッスンはもちろん、個人レッスンやサマーコースなどさまざまなコースが用意されています。

無料で参加できるアクティビティーも充実。

アットホームな雰囲気で楽しく学べる学校です。

参考:PROLOG School of Polish

Sopot School of Polish for Foreigners

ソポトにあるSopot School of Polish for Foreignersは、1990年に創設されたポーランド国家教育省より認可を受けている語学学校です。

授業は午前部集中コースと夜間コースから選べ、ポーランド人家庭でのホームステイはもちろん、希望に応じてユースホステル、ホテル、アパートなどの宿泊施設も手配してくれます。

参考:Sopot School of Polish for Foreigners

GLOSSA School of Polish

GLOSSA School of Polishは、クラクフにある語学学校です。

ビギナーからアドバンスまで細かくレベル分けされ、学生の年齢層は高めなので落ち着いた雰囲気でポーランド語を学ぶことができます。

学生寮も紹介してくれ、フリーのトライアルレッスンを受けることが可能です。

参考:GLOSSA School of Polish

ポーランドワーキングホリデーの際には保険に入るべき?みんなはどうしてる?

ポーランドのワーキングホリデービザを申請する際、滞在の全ての期間をカバーする海外旅行傷害保険に加入しなければなりません。

ポーランドを含むシェンゲン圏で有効な、緊急一時帰国・救援・治療・入院や死亡などの費用を補償するもので、補償額は医療項目の合計が最低3万ユーロ以上のものが必要です。

ポーランドワーキングホリデーでおすすめのエージェント3選

ポーランド留学を専門に扱っている留学エージェントはあまりないのが現状です。

しかし、さまざまな国の留学をサポートする大手留学エージェントでは、ポーランド留学に関しても無料サポートやカウンセリングを行っているところもあります。

おすすめの3社をピックアップしました!

留学タイムズ

取り扱いの国数や学校数は業界トップクラスと言われる留学タイムズは、大手旅行会社HISと提携している創立20年以上を誇る老舗留学会社です。

無料相談を受け付けてくれるので、ポーランド留学に関して気軽に問い合わせてみましょう。

参考:留学タイムズ

留学ジャーナル

約20万人から選ばれた信頼と実績を誇る留学ジャーナルは、大手留学エージェントです。

留学前から留学中はもちろん、帰国後のキャリアまできめ細かく丁寧にサポートしてくれるため、ワーキングホリデーメーカーの強い味方となってくれます。

参考:留学ジャーナル

成功する留学

短期留学、海外進学、ワーキングホリデー 、海外インターンシップなど、さまざまな国への留学スタイルに対応するエージェントとして定評がある成功する留学。

留学相談を多数手がけた経験豊富なカウンセラーがサポートしてくれるので、ポーランド留学に関しても問い合わせてみる価値はあります。

参考:成功する留学

ポーランドワーキングホリデー経験者の体験談

カナダへのワーキングホリデー経験があったのですが、ヨーロッパにも長期滞在したいと思い、英語以外の語学も習得したいと考えていました。

いろいろリサーチした結果、ポーランドの街並みの美しさに惹かれ、物価が安く治安も良いという情報を得たため、渡航先をポーランドに決定。

最初の4ヶ月は、クラクフの語学学校に通い、ポーランド語の勉強に励みました。

宿題が多かったので、真面目に取り組まなければ授業についていけない感じでした。

学校に通っていた期間はホームステイを利用し、学校が修了してからは、チャイルドケアの仕事をすることで、宿泊先と食事を提供してくれるボランティアに参加しました。

平日は毎日3歳から10歳の子どもたちの世話をして過ごしました。

子どもたちとポーランド語でコミュニケーションをとることで、新たな発見も多く貴重な経験となりました。

ポーランドワーキングホリデーに行くなら必須の持ち物3選

続いては、ワーキングホリデーでポーランドに長期滞在する際、持っていくと便利なアイテムを3つご紹介します。

SIMロックフリーのスマートフォン

日本からスマートフォンを持参してポーランドでも使用すると大変便利です。

ポーランドのプリペイド式のSIMカードは、格安で種類が豊富です。

身分証明書さえあれば手軽に購入できるので、到着したその日から使うことができます。

変換プラグ

ポーランドでは変換プラグが見つけにくいため、日本から持って行くことをおすすめします。

同時に使用することもあるため、スマートフォンやパソコンなど持参する電化製品の数だけあると便利です。

薬類

ポーランドは気候や気温の変化が激しいため、長期滞在する場合、体調を崩してしまうこともあるでしょう。

ポーランドで日本と同じ水準の医薬品を見つけることは難しいので、薬類は日本から持って行くことをおすすめします。

風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤、目薬やコンタクトケア用品などは持参すると安心です。

まとめ

いかがでしたか?

ワーキングホリデー制度を利用してポーランドに長期滞在する魅力や注意点など、基本情報をご紹介しました。

ぜひ、ポーランドワーキングホリデー準備の参考にしてください。

日本では味わえない経験ができることでしょう!

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