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私は世界中を旅してきましたが、色々な旅の経験を経て、海外での過ごし方は「ツアー型」から「生活密着型」へと変わってきました。今回は型にはまらない私流の海外旅行の楽しみ方をご紹介します。
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<目次>
生活密着型の海外旅行のすすめ
大学時代は美術史を勉強していたこともあり、「本物を見に行く!」を旅の目的としていたことも多くありました。美術館や史跡、お城や有名な建造物を求めて、一つの国の中でもあっちこっち飛び回っていたものです。
リゾート地に行くときもダイビングをしたり、クジラを見に行ったり、旅程票はいつもイベントで一杯でした。まあ、それだけ体力もあったのですね。
しかし、今はどこの国に行くときも大体一つか二つの場所に腰を据えて、滞在した町とその周辺をゆっくり、深く楽しむ旅の方が好きになりました。「生活密着型」の海外旅行ですね。
スピード感はありませんし、見られるものも限られますが、その分滞在した土地のことをより多く、深く知ることができます。
おいしいレストランや素敵なお店を見つけて通ったり、地元の人の生活パターンを垣間見たり(真似たり)、時間に縛られずにゆっくりカフェで本や新聞を読んだり、その町のいわば「疑似住民」になりに行くことの方が、今の私には楽しく感じるのです。
車を借りればさらに現地の生活に密着した旅行になる!
普通にお仕事をしている人だと、旅行のために取れるお休みは1週間くらいですよね。時差もあり、往復に時間がかかる海外旅行では現地での滞在が3日~5日というのが平均的なところだと思います。
いずれにしてもあまり長い時間ではありませんが、それでも3日以上同じ場所に滞在できるなら、私の場合はたいてい車を借ります。単純に運転が好き、というのもあるのですが、車があると滞在はさらに「疑似住民」の度合いを加速させてくれるからです。
徒歩圏内にないようなお店やスーパーに行くこともできますし、海沿いの場所なら隣町のビーチまで足を伸ばすこともできます。大きな都市に行くのなら一日は車で郊外に出ることもできますし、田舎の滞在なら単純に風景を楽しむドライブも。
「きっと地元の人も休日はこんな過ごし方をするのかな」などと考えながらホテルに戻って来て、従業員の人に報告がてら話が盛り上がったりすることもありました。
ガイドブックよりも地元の人から情報を調達!
私の場合、「地元の情報は地元の人に聞く」を旅行時の鉄則にしています。特に一都市滞在型の旅行だと、同じお店に数回行くこともあったりして、顔見知りはできやすいですよね。
ちょっと目が合ってニコっとした瞬間が、すかさず質問を繰り出すチャンスです!
「お昼ごはんや、夜ごはんを食べるのは、どこに行ったら安くておいしい?」から始まり、「この土地のお土産なら何がオススメ?」、「この辺で、何か地元のイベントってある?」、「散歩やドライブして気持ちのよい場所はどこ?」などなど、おばちゃんの井戸端会議のごとく、下世話に色々聞き出します。
もちろんホテルの人に聞いたって構わないのですが、どうもホテルの人だと答えがガイドブック的になりがちかなあ・・・というのが私の勝手な偏見。その辺の商店のおじさん、おばさんなら仕事の邪魔にならない限り、大抵の場合は地元自慢もしながら色々教えてくれます(もちろんお店で何か買わないとダメですよ!)。
食事をしているのがカジュアルな「食堂」なら、隣に座った人に聞くこともあります。こちらはお店で聞くのに比べると、ちょっとハードルは高めです。でも、お酒が入っていたりすると、ものすごく盛り上がっちゃう可能性もあります。
いずれにしても、大抵の人は自分の(愛する)地元のことを根掘り葉掘り聞かれるのに、悪い気はしないようです。そんな彼らに、色々教えてもらわない手はありませんよね。
まとめ
こう書いてみると、結局のところ旅先での「楽しみ」というのは、普段の生活の中での楽しみと、そう変わることはないんじゃないかという気がします。いつもの週末をどんな風にして過ごすか、何をした日が一番楽しかったのか、そんなことを思い出しながら、海外旅行の計画を立ててみるのも良いかもしれませんね。